只見線

提供: きまぐれ手記 Kimagurenote
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📅 筆者の最終訪問時期:2018年秋
本稿は、2018年秋、またはそれ以前の情報です。
只見線へ訪問の際は、予め最新の時刻表などで最新の情報を確認してください。
会津西方駅にて2017年11月撮影
会津西方駅にて2017年11月撮影

只見線は、会津若松駅福島県会津若松市)から奥会津地方を通って小出駅新潟県魚沼市)までを結ぶ鉄道路線。運営はJR東日本。全線単線・非電化。

見どころ

会津若松~会津坂下間

七日町駅構内の駅カフェ。会津若松市の中心街最寄り駅で、観光拠点も多い
七日町駅構内の駅カフェ。会津若松市の中心街最寄り駅で、観光拠点も多い
  • 本数が少ない割りに乗客は多い。特に通学時間帯は混雑する。
  • 会津バスの路線もそこそこある。
  • 会津米の産地で、沿線には田んぼが広がる。果物も多く作られている。
  • 温泉は新鶴温泉会津バス新鶴温泉行きで終点下車、または根岸駅より徒歩20分)と高田温泉(会津高田駅より徒歩20分、または会津バス永井野行きで「あやめの湯」下車)

会津柳津~会津川口~只見間

冬の第一只見川橋梁、2018年2月撮影
冬の第一只見川橋梁、2018年2月撮影
夏の川霧、早戸駅付近で2018年7月撮影
夏の川霧、早戸駅付近で2018年7月撮影
只見駅ナカの一等地に構える只見町観光まちづくり協会。1日3本しか列車が来ない駅も賑やかになり、訪れる人に嬉しい。
只見駅ナカの一等地に構える只見町観光まちづくり協会。1日3本しか列車が来ない駅も賑やかになり、訪れる人に嬉しい。
豪雪地帯を走る只見線を冬に訪ねるときは長靴が必須、2018年1月撮影
豪雪地帯を走る只見線を冬に訪ねるときは長靴が必須、2018年1月撮影
2011年7月豪雨以降、長期運休中の会津横田駅。2018年になってようやく復旧作業が始まった。
2011年7月豪雨以降、長期運休中の会津横田駅。2018年になってようやく復旧作業が始まった。
  • 只見線のハイライト。絶景路線と評されるだけあり、見どころ満載、春夏秋冬楽しめる。
  • 台湾をはじめ、外国人観光客が多く訪れている。ただし知る人ぞ知るような所が多く、至れり尽くせりを好む日本人の一見さんには少々ハードルが高いかもしれない。
  • とはいえ、三島町会津宮下駅)、金山町会津川口駅)、只見町只見駅)が駅前や駅ナカに観光案内所を常設しており、旅の途中に困ったことなどあっても気軽に相談できる態勢が整えられている。自分で調べて行く旅行を楽しめる人にはもってこい。
  • 春の桜や秋の紅葉はもちろん楽しめるし、只見線で特徴的なのは初夏の川霧(只見川の水温と気温の差で朝と夜を中心に発生する濃霧)と、冬の雪景色。
  • 沿線は豪雪地帯で、とりわけ2月からが本格的な積雪期。それでも列車や代行バスは概ねダイヤ通りに走っている(ただし余裕を持たせた冬ダイヤが組まれる)が、雪解け期に入ると只見線も雪崩警戒や倒木などによる区間運休が増える(特に只見~大白川間は運休になりやすい)ので、融雪期は避け、2月前半くらいまでがおすすめ。
  • 冬の奥会津を歩くときは長靴を履いて行くこと。
  • 只見駅付近は「自然首都」を謳うだけあり自然の宝庫のような所。駅前の田んぼには春から秋まで虫で賑やか。初夏にはホタルも飛び交い、カモシカが降りてくることも。合宿先として人気があるらしいがよくわかる。町が駅前にコンパクトにまとまっており、冬も駅周辺の町中を歩くだけで手軽に幻想的な雪景色を楽しめる。
  • 只見駅~会津田島駅間のツアーバス(要予約、1名より利用可)があり、東武特急リバティに接続し、通年利用可。只見~大白川間が不通になりやすい冬に只見を訪れるときにおすすめ。
  • 柳津町、三島町、金山町には温泉が多い。宮下温泉(会津宮下駅 徒歩10分)、早戸温泉(早戸駅 徒歩10分)、中川温泉(会津中川駅より徒歩5分)、湯倉温泉(代行バス湯倉入口下車 徒歩5分)など駅近の温泉もあれば、西山温泉(会津柳津駅または滝谷駅よりバス)、玉梨八町温泉(会津川口駅より会津バス)、大塩温泉(代行バス会津大塩駅より徒歩15分)などもある。→金山町 温泉ガイド
  • 「奥会津」と呼ばれる奥地を走るが、沿線には集落が点在しており、駅周辺には大抵集落があって、意外と秘境感はあまりない(後述の只見~大白川間は無人地帯だが現在は駅も無くなり下車できない)
  • 列車の本数がとても少なく、一見不便だが(実際に不便だが)、バスなども少ない列車に合わせて組まれているし、毎日ほぼダイヤ通りに走っているので、予定を組んでうまく動けば、実はそこまで不便でもない。
  • 会津川口~只見間は不通・バス代行になっており、会津川口駅と只見駅で乗り継ぎ待ち時間が生じるが、会津川口駅付近には食堂やパン屋、売店などが立地しているし、只見駅も5分歩けばヤマザキショップがあるので、食事や補給に充てると良い。代行バスは増発されているので、1本見送って途中の湯倉温泉や大塩温泉、大塩炭酸泉などに立ち寄っても良いかも。

只見~大白川間

大白川~只見間の無人地帯を走る車窓より、2015年8月撮影
大白川~只見間の無人地帯を走る車窓より、2015年8月撮影
  • 県境の無人地帯。20kmにわたり駅は無く、長いトンネルで峠を越え、新潟県側は駅に着くまで携帯電話も全キャリア圏外になる。
  • 六十里越トンネルは夏は涼しくて気持ち良い。只見線もすでに全列車冷房装備になっているが、かつて冷房が無い車両が走っていた頃はあえてそれに乗り、窓を開けて涼むのも楽しみのひとつだった。
  • 只見町から魚沼市にかけては国内有数の豪雪地帯で、例年3m以上の雪が積もる。融雪期は雪崩が起きやすく、しばしば長期運休になることがあるので、冬~春の融雪期は只見駅~会津田島駅間のツアーバス(要予約)の利用も検討しよう。

大白川~小出間

上条駅にて2015年3月撮影
上条駅にて2015年3月撮影
  • 新潟県内の小出~大白川間は魚沼ブランド米の産地だけあり、一面に田んぼが広がる。
  • 豪雪地帯で、冬の車窓は雪の壁に覆われる。
  • 春から秋にかけての週末には、大白川駅駅舎の2階で そば処「平石亭」が営業している。大白川の集落は駅から15分ほど歩いた山の中にあり、山菜が名産。 →Flickr 大白川本村
  • 小出~入広瀬間には並行して南越後観光バスの路線(小出駅~穴沢)がある。このバスは以前は大白川本村まで行っていたが、いつの間にか短縮されてしまった。
  • 小出駅で上越線に乗り換えて2駅の浦佐駅からは上越新幹線を利用できる。ただし小出駅での只見線→上越線の接続は良くない(上越線→只見線の接続は良い)。かつてのように只見線列車が浦佐駅まで直通運転したら良いと思う。

注意点

  • Suicaなどの電子マネーはおろか、コンビニやクレジットカードなどの都市的な利便性は皆無。現金を普段より多めに用意して行こう。
  • 郵便局はけっこうあり、簡易郵便局以外にはATMもあるので、平日は郵便貯金口座があれば便利。(休日はほぼATM利用不可)
  • 銀行ATMは、東邦銀行が会津川口駅(隣接)と只見駅(徒歩5分)にある。会津信用金庫が会津宮下駅(徒歩数分)にある。
  • 携帯電話は、NTTドコモは概ねLTE圏内(Band 19 要対応)。ソフトバンクは駅付近では概ねLTE圏内(Band 8 要対応)。auは圏外が多い。PHSは会津若松市内、柳津町内と只見町内、小出駅付近で使える他は圏外。
  • 大手コンビニチェーンは、会津柳津駅付近(ファミリーマート)から越後広瀬駅付近(セブンイレブン)まで90kmあまりにわたって出店していない。只見町の最寄りのコンビニは峠を2つ越えた会津田島駅付近(直線で30kmあまり)。
  • こう書くととても不便に感じるが、行ってみると意外と不自由しない。もちろん高速道路や郊外型ショッピングセンターなどの公害発生源もない。東京から4時間で行けて、都市的な喧騒や刹那的な郊外から逃れてゆっくりしたい人には桃源郷のような所。
  • とはいえヤマザキ製パンの配送網は行き届いており、各町の中心部にある商店はヤマザキショップになっている店が多く、勝手がわかれば日用品の買物に支障はない。
  • 詳しい店舗事情は各駅の記事を参照。

お得なきっぷ

只見線内に限定したお得なきっぷは無いので、只見線までの往復が工夫のしどころ。

  • 週末パス - 新幹線にも乗れる(特急券別途)が、利用日が限定されるのが難。同様に三連休パスも使えるが、あまりお得感はないと思う。
  • 青春18きっぷ - 期間が限定されることと、普通列車しか利用できないので往復に時間がかかるが、お得感は高い。同様に北海道&東日本パスも利用できるが、こちらは7日連続での利用になるので、あまりお得感は無いかも。
  • 雪国観光パス - 新潟県内区間(小出~大白川)のみ利用可。大白川~只見間が運休になった時など、豪雪地帯の周遊には良さそう。
  • ゆったり会津 東武フリーパス 喜多方(北千住から往復6980円) + 只見線内普通運賃 - 通年利用可。奥会津へ行くならこれがいちばん使い勝手が良い。只見線内の運賃は片道千円前後なので、平日はこれが最もお得で使い勝手も良い。
  • えきねっとトクだ値(上越新幹線) + 浦佐からの普通運賃 - 1ヶ月前から2週間前までは比較的割引率が高いので、出掛ける日が早々に決まっているなら、これもお得感が高い。

只見線を乗り通す場合は、会津若松~小出間で2590円。100kmを超えるので、乗り通す場合は途中下車の旅もできる。

全線でSuicaは使えない。只見線内の駅ではクレジットカードやオレンジカードも使えない(みどりの窓口設置駅を除く)。 クレジットカードやSuica等のICカード残高を利用したい場合は、予め(乗車日の1ヶ月前より)JR東日本の駅の指定席券売機で乗車券(切符の運賃が適用)を購入できる。

駅一覧(各駅へのリンク)

  • 正確な情報は、最新の時刻表公式ホームページなどで確認してください。
  • リンクが赤色の駅は、本サイトでは現時点で該当記事がありません(準備中または執筆予定無し)。近隣のリンクが青色・紫色の駅の記事をご覧ください。
  • 只見線では、SuicaなどのICカードは利用できません。乗車前に切符を購入するか、現金での精算が必要になります。
駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 接続路線・備考 出札 配線 所在地
会津若松駅 - 0.0 JR磐越西線
会津バス「ハイカラさん」「あかべぇ」東山温泉鶴ヶ城方面)
福島県
会津若松市
七日町駅 1.3 1.3 会津バス「ハイカラさん」「あかべぇ」(鶴ヶ城・東山温泉方面)
西若松駅 1.8 3.1 会津鉄道会津線*
会津バス まちなか循環バス
会津本郷駅 3.4 6.5    
会津高田駅 4.8 11.3 会津バス 永井野行(高田温泉あやめの湯方面)   福島県
大沼郡
会津美里町
根岸駅 3.5 14.8    
新鶴駅 2.0 16.8 会津バス 新鶴温泉行  
若宮駅 2.1 18.9     福島県
河沼郡
会津坂下町
会津坂下駅 2.7 21.6 会津バス(喜多方、山都、柳津方面など)
塔寺駅 4.4 26.0    
会津坂本駅 3.7 29.7    
会津柳津駅 3.6 33.3 柳津町民バス「ふれあい号」まちなか線(柳津温泉、西山温泉方面)   福島県
河沼郡
柳津町
郷戸駅 3.6 36.9    
滝谷駅 2.7 39.6    
会津桧原駅 1.9 41.5     福島県
大沼郡
三島町
会津西方駅 2.2 43.7    
会津宮下駅 1.7 45.4 三島町営バス(第一只見川橋梁ビューポイント行)
早戸駅 5.8 51.2    
会津水沼駅 3.9 55.1     福島県
大沼郡
金山町
会津中川駅 3.2 58.3    
会津川口駅 2.5 60.8 会津バス 昭和村方面行
本名駅* 2.8 63.6    
会津越川駅* 6.4 70.0    
会津横田駅* 3.2 73.2    
会津大塩駅* 2.2 75.4    
会津塩沢駅* 5.5 80.9     福島県
南会津郡
只見町
会津蒲生駅* 3.0 83.9    
只見駅 4.5 88.4 会津田島駅行ツアーバス(要予約)
大白川駅 20.8 109.2   新潟県
魚沼市
入広瀬駅 6.4 115.6 南越後観光バス  
上条駅 3.1 118.7    
越後須原駅 4.4 123.1    
魚沼田中駅 3.9 127.0    
越後広瀬駅 2.5 129.5    
藪神駅 2.1 131.6    
小出駅 3.6 135.2 JR上越線南越後観光バス
金山町営バスの湯倉入口バス停、只見線代行バスも停車し乗降できる
金山町営バスの湯倉入口バス停、只見線代行バスも停車し乗降できる

*会津鉄道の列車も会津若松駅まで乗り入れる。

*会津川口~只見間は2011年7月豪雨災害により運休・バス代行実施中2021年度再開見込み

代行バス停留所】会津川口(駅前) - 川口高校前* - 本名(郵便局前) - 湯倉入口* - 会津越川(駅入口) - 会津横田(ミニスーパーヒロセ前) - 会津大塩(大塩体育館) - 会津塩沢(塩沢簡易郵便局) - 会津蒲生(集会所「雪の里」) - 叶津*(叶津川橋梁脇) - 只見(駅前) (*は既存駅以外に設置された臨時停留所)

*会津川口~只見間では積雪期にダイヤ変更が実施される。→2018~2019年 冬ダイヤ (PDF)
また、積雪等の状況により区間運休やダイヤ変更が実施されることもある。特に冬季は、訪問間際にどこトレ(列車位置情報)運行情報(会津若松~只見間)運行情報(只見~小出間)を確認することを推奨。

【凡例】

  • 出札:み=みどりの窓口・券売機あり、〇=出札窓口あり、△=短距離券売機(現金のみ)あり、無印=窓口・券売機無し(車掌より購入)
  • 配線:|=棒線駅(交換不可)、◇=交換可能駅、∨∧=単線と複線以上の境界駅、‖=複線以上の駅

参考