武豊線

提供: きまぐれ手記 Kimagurenote
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📅 筆者の最終訪問時期:2016年夏
本稿は、2016年夏、またはそれ以前の情報です。
武豊線へ訪問の際は、予め公式ホームページなどで最新の情報を確認してください。
武豊駅。愛知県最古の鉄道路線だが、2015年に電化されたばかりで、架線柱が真新しい。
武豊駅。愛知県最古の鉄道路線だが、2015年に電化されたばかりで、架線柱が真新しい。

武豊線(たけとよせん)は、大府駅愛知県大府市)から武豊駅(愛知県知多郡武豊町)までを結ぶ鉄道路線。運営はJR東海。単線・電化。

日中は毎時2本で、半田から名古屋まで45分ほど。

半田武豊間は名鉄河和線と徒歩10分程度の距離で並走しており、JRと名鉄を組み合わせての周遊もしやすい。

名鉄は観光地の多い南知多方面へ走っており、特急・急行が日中毎時4本あり、半田から名古屋まで30~40分ほど。

見どころ

愛知県最古の鉄道路線

知多半島衣浦港西岸、工業地帯と住宅地の間を走る。

明治期に東京名古屋間の幹線鉄道建設に先駆けて、武豊港衣浦港)から資材を輸送する際に建設されたという歴史ある路線。名古屋近郊にありながら、長らく非電化で気動車が走っていたが、旧国鉄の地方交通線の中では乗客が多く、地元の根強い働きかけもあって、JR東海に引き継がれた後の2015年3月に全線電化された。

電化以降も日中は大府武豊間の区間運転(大府で乗り換え)だが、朝夕の通勤通学時間帯には東海道本線に直通して名古屋~武豊間で直通運転している。

JR半田駅の北東には半田市鉄道資料館があり、武豊線をはじめとする愛知県最古の鉄道に関する資料が保存・展示されている。敷地内では C11 265 蒸気機関車が静態保存されている。

醸造と衣浦港

半田付近は醸造が盛んで、「蔵のまち」をアピールしている。味噌や醤油、酒蔵が点在しており、酒蔵から転じた醸造酢メーカー大手・ミツカンの本社も所在。

半田赤レンガ建物(名鉄住吉町駅より徒歩5分、JR半田駅より徒歩15分)は黎明期のビール醸造工場跡として保存されており、建物内のカフェでは「カブトビール」を飲むことができる。

中心街のあるJR半田駅と名鉄知多半田駅は歩いて5分ほどの距離で、観光案内所は名鉄駅前にある。レンタサイクルもこちらにあり。

知多半島東部と衣浦湾対岸の名鉄三河線沿線にかけては工業地帯になっており、東浦駅東成岩駅から衣浦臨海鉄道の貨物線が延び、衣浦臨海鉄道半田線では海上コンテナを東海道本線に中継する役割を担っている。

半田埠頭には日本車両衣浦製作所(橋梁工場、車両工場は豊川製作所)もある。

武豊駅と武豊港駅

高橋煕君之像
高橋煕君之像

武豊線の終点・武豊駅前には「高橋煕君之像」が建てられている。武豊駅の駅員で、かつて高潮で線路が流失した際に、列車に危険を知らせるために発煙筒を持って走り、命懸けで乗客を守った功労を今に伝えている。

かつては武豊駅より先の港まで線路が延びていた。線路跡は一部道路に転用され、この先の旧武豊港駅跡には転車台などが保存されている
かつては武豊駅より先の港まで線路が延びていた。線路跡は一部道路に転用され、この先の旧武豊港駅跡には転車台などが保存されている

武豊駅は構内が広く、駅を出て歩いて行くと、さらに先に線路が延びていたような跡地(ご丁寧にJR東海管理地の看板まである)も見られる。

線路は剥がされ資材置場になっているが、片隅には距離標が残る(2016年現在)
線路は剥がされ資材置場になっているが、片隅には距離標が残る(2016年現在)

貨物線として敷設された武豊線は、かつて港まで続いていたが、末端部は後に廃止された。旧武豊駅(後の武豊港駅)があった場所には、「武豊停車場跡地」の記念碑とともに転車台が保存されている。

また、旧駅の近くには武豊町地域交流施設「まちの駅 味の蔵たけとよ」があり、味噌醤油などの特産品を販売している。

武豊駅より線路跡を歩いて15分(「里中」交差点付近)、または武豊駅・名鉄富貴駅より武豊町コミュニティバス「ゆめころん」青ルートで「転車台前」下車。武豊駅から行く場合は、バスは遠回りになるので、線路跡の道路を歩いて行き、帰りにバス利用が良いかもしれない。

武豊町

武豊ゆめ回廊散策路案内板(2016年現在)
武豊ゆめ回廊散策路案内板(2016年現在)

武豊線の終点・JR武豊駅付近は比較的古い町、名鉄知多武豊駅側が比較的新しい住宅地になっているよう。町役場は知多武豊駅前にある。

両駅間は徒歩10分あまりの距離で、両駅間に「みゆき通り」商店街があり、中央付近に観光案内所「ぎゃらりぃ夢乃蔵」がある。観光案内所窓口は土休日のみの営業だが、パン屋・カフェは平日も営業しているので(月曜日は休み)、平日でも立ち寄れば観光案内パンフレットなどを入手できる(駅にはほとんど置いていない)。

武豊町内を巡るコミュニティバス「ゆめころん」 2016年より車体には「知多娘。」の武豊乙姫が大きく描かれて圧巻
武豊町内を巡るコミュニティバス「ゆめころん」 2016年より車体には「知多娘。」の武豊乙姫が大きく描かれて圧巻

武豊駅北側の武雄神社と、南側の豊石神社から、「武豊」の地名になったらしい。 つまり、2つの神社のある辺りが、古くからの町なのだろう。

半田市と同様、醸造が盛んな土地柄で、やはり「蔵のまち」をアピールしており、北の武雄神社付近と、南の豊石神社~旧武豊港駅付近に味噌蔵などの古い建物が残っている。

また、南の富貴地区には「浦島太郎伝説」があるようで、竜宮神社や乙姫橋などがある。

武豊町コミュニティバス「ゆめころん」2系統が町内を循環している。通年運行(年末年始のみ運休)で、概ね毎時1本、運賃100円。

「ゆめころん」は2016年より「知多娘。」の武豊乙姫が大きく描かれた車両が走っており、車内の案内放送も声優さんが担当している。

知多娘。

名鉄知多タクシーが車両に貼っている2016年制作の交通安全ステッカーには「知多娘。」の知多みるくが描かれている

半田の街中で若者の就業支援を行うNPO「エンド・ゴール」が始めた知多半島活性化キャラクター

鉄道むすめや「北条まどか」でお馴染みの宙花こよりさんがキャラクターデザインを担当。

YouTube には観光案内を兼ねた「デートde知多あるき」などの動画が掲載されている。

2009年頃に誕生したらしいが、知らぬ間に広がっている感じで、2016年に武豊町コミュニティバス「ゆめころん」が武豊乙姫の巨大なラッピングを採用し、街中でいっきに目立ち始めた感じがする(筆者はこれで初めて知った(^^;)。車内では観光PRビデオが上映され、案内放送も声優さんが担当しているようだ。

名鉄知多タクシーが車内で「デートde知多あるき」動画を放映する「ご用命カード」(全17種類)を配付する(全17種類を集めると交通安全マグネットステッカー=右図をもらえるらしい)、さらにラッピングタクシーの運行も始まったようだ。

人気がある証だろうが、たまに訪ねると知らぬ間に広がっているのはなんとも楽しい:-)

二次創作を歓迎するなど、オープンに・草の根的に展開されている様子はNPOらしく、またそれが魅力につながっているのだろうと思う。

温泉

お得なきっぷ

中京圏のJRには短距離区間の企画券が無いので、線内や近隣への利用には普通に乗車券を購入する方が良い(大府~武豊 320円)。全線でTOICAおよびSuica・ICOCA等のICカードを利用可。

  • 青空フリーパス - 武豊線の全線に加え、東海道本線(二川~米原)、中央西線(木曽平沢~名古屋)、飯田線(豊橋~飯田)、関西・紀勢本線(名古屋~亀山~紀伊長島)など、JR東海の西側の在来線が1日乗り放題で、おとな 2,570円、こども 1,280円。土休日および年末年始に限り利用可。フリー区間内および近隣のJRの駅窓口や旅行会社で発売。東海地区乗り潰しの途中に寄る場合などに便利。
  • 青春18きっぷ - お馴染みJR全線の普通列車が乗り放題になる企画券。指定期間中に5回(5日または5人)利用可で 11,850円。JR会社境界を越えて利用できるので、関東や関西から普通列車で乗り潰しの際にはお得で便利。

駅一覧(各駅へのリンク)

  • 正確な情報は、最新の時刻表公式ホームページなどで確認してください。
  • リンクが赤色の駅は、本サイトでは現時点で該当記事がありません(準備中または執筆予定無し)。近隣のリンクが青色・紫色の駅の記事をご覧ください。
駅番号 駅名 駅間キロ 累計キロ 接続路線・備考 出札 配線 所在地
朝夕時間帯は、東海道本線 名古屋方面へ直通運転
CE00 大府駅
おおぶ
- 0.0 Pictogram Railway.pngJR東海道本線
Pictogram Bus.png知多バス 大府循環線、横須賀線
Pictogram Bus.png大府市循環バス
愛知県
大府市
CE01 尾張森岡駅
おわりもりおか
1.7 1.7 Pictogram Bus.png東浦町運行バス「う・ら・ら」「森岡」   知多郡
東浦町
CE02 緒川駅
おがわ
1.4 3.1 Pictogram Bus.png知多バス 知立駅行、中部国際空港
Pictogram Bus.png東浦町運行バス「う・ら・ら」
CE03 石浜駅
いしはま
1.5 4.6 Pictogram Bus.png東浦町運行バス「う・ら・ら」平池台線  
CE04 東浦駅
ひがしうら
2.2 6.8 (貨物線)衣浦臨海鉄道碧南線
Pictogram Bus.png東浦町運行バス「う・ら・ら」
Pictogram Bus.pngJRバス関東「知多シーガル号」「生路」東京駅行(週末運行、1日1-2本)
CE05 亀崎駅
かめざき
3.4 10.2 Pictogram Bus.png半田市地区路線バス「ごんくる」亀有バス 半田市
CE06 乙川駅
おっかわ
2.6 12.8 Pictogram Bus.png知多バス 半田北部線(常滑駅方面)
Pictogram Bus.png半田市地区路線バス「ごんくる」
CE07 半田駅
はんだ
1.8 14.6 Pictogram Railway.png名鉄河和線知多半田駅」(徒歩5分)
Pictogram Bus.png知多バス 半田北部線(常滑駅方面)
Pictogram Bus.png半田市地区路線バス「ごんくる」
Pictogram Bus.pngJRバス関東「知多シーガル号」「知多半田駅」東京駅行(週末運行、1日1-2本)
CE08 東成岩駅
ひがしならわ
1.7 16.3 (貨物線)衣浦臨海鉄道半田線
Pictogram Railway.png名鉄河和線青山駅」(徒歩10分)
Pictogram Bus.png半田市地区路線バス「ごんくる」青成バス「半田コロナワールド西」
CE09 武豊駅
たけとよ
3.0 19.3 Pictogram Railway.png名鉄河和線知多武豊駅」(徒歩12分)
Pictogram Bus.png武豊町コミュニティバス「ゆめころん」赤ルート・青ルート
知多郡
武豊町

【凡例】

  • 出札: み=みどりの窓口あり、○=窓口あり、△=自動券売機あり、無印=窓口・券売機なし(車内精算)
  • 配線:|=棒線駅(交換不可)、◇=交換可能駅、∨∧=単線と複線以上の境界駅、‖=複線以上の駅

参考