DG-STK1B

提供: きまぐれ手記

ビジネスホテルに備え付けのテレビを有効活用
システム領域の空き容量
内蔵ストレージのパーティション割り
winverコマンド

Diginnos Stick(デジノス スティック) DG-STK1B、いわゆるスティックPC。 Windows 10 Home を標準搭載。

税込10,778円まで価格が下がってきたので試しに買ってみたが、用途によっては使える。不具合のほとんどは Windows 10 に起因するものなので、じきに改善されると期待したい。

使用感

(この価格だから仕方ないが)ストレージ32GBなので、Windows 8.1 搭載モデルでは買う気がしなかっただろうが、本機は Windows 10 に更新されているので、試しに買ってみてもいいかなと思った。結果、期待に応えてくれている。

内蔵ストレージの空き容量は18GB程度。Firefox, TeraTerm, サクラエディタや Microsoft Office などの出先で使う程度のソフトウェアを入れて残り12GB程度。

現時点では足りるが、今後OSのアップデート等で食っていく(都度開放することで占有容量を抑えることができる。#不具合と更新を参照)ことを考えると、不安ではある。

この上さらにデータを置くのは無理があるので、OneDrive や Dropbox などのデータをリムーバブルディスクに置くことができない仕様は改善してほしいものだ。

microSDXCメモリカードスロットを備えているので、近頃安くなっている 64GB のメモリカードを入れておけば、出先で使う程度のデータ保管には充分。また、microUSB に加え USB A端子も備えているので、筐体の大きさの割りに使い勝手が良い。

出張等旅行で泊まるビジネスホテルには多くの場合テレビが置いてあり、最近はHDMI対応機が多いので、そうしたテレビに接続して、出先でちょっとした仕事を片づけるために使っている。

ずっと長いことノートパソコンを持ち出していたが、荷物になるのと、長時間の輸送では故障等が心配。 一方、スティックPCならば荷物が小さくまとまり、部品点数が少ないぶん故障の心配も少なく(それに故障してもこの価格なら…というのもあるだろうか)、衣類と一緒に宅配便で送るのも容易。

モニタが無いと使えないので移動中の列車内などで使うには向かないが、筆者は宿泊時は荷物を送ることが多いので、移動中は携帯端末を使い、しかし仕事にはやはりパソコンが無いと不便なので、宿ではパソコンを使えるようにしている。

本機に限らず、無線LAN(2.4GHz)は仕様上Bluetoothと干渉することがあるので、アクセスポイントが遠くにある場合は接続に支障が出ることがある(データ通信中にBluetoothが不安定になるなど)。筆者はUSBドングル(L-03F)を使っているので支障はないが、自宅や事務所、ビジネスホテル等の無線LANを使う場合は頭に入れておくと良い。

本機に付属のACアダプタは小型で携帯に便利だが、電源端子は microUSB なので市販の充電器やモバイルバッテリ(出力2A以上必要)も使える。ビジネスホテルでは部屋を出ると電源が落ちることが多いので、直接電源につなぐのではなく、間にモバイルバッテリを挟んで使うと良い。

別途HDMIアナログRGB変換器(こういうの)とHDMIメスメスアダプタを用意すれば、HDMI入力に対応しないモニタやプロジェクタでも使える。

不具合と更新

設定→ストレージ
OS更新後は以前のOSファイルが残るためストレージを圧迫する。一時ファイルの削除

Windows 10 では OS 自体の更新が Windows Update 経由で配信されてくるようになったが、この処理には非常に時間がかかる(Build 10240→10586 の更新時は、ダウンロードから更新終了までに4時間ほどかかった)ので注意したい。

OS更新時は大量のダウンロードが発生するとともに、内蔵ストレージの空き容量が少ないと失敗することがある。また、更新後に以前のOSイメージが残され、Build 10240(初期版)では 6GB近くを占有していた。

本機のように元々内蔵ストレージの容量が少ない機種では、更新後に「設定」→「システム」→「ストレージ」→「PC (C:)」→「Windowsの以前のバージョン」を削除すれば開放できる。(右図)

Build 10240

Windows 10 最初期の製品版。筆者が購入した時はこのビルドがプリインストールされていた。

ハードウェアに起因する不具合は今のところ特に見られない。 ファンレス機なので巷で言われている発熱等は仕方ないと思うが、夏場は不安定になるかもしれない(扇風機などで風を当てながら使うのが良いだろう)。

ソフトウェア、Windows 10 に起因すると思われるブルースクリーンが頻発している。特にBluetooth周りの不具合(ペアリングが外れてしまう、外れたときにブルースクリーン発生など)が目立つ。無線LAN・Bluetooth は Broadcom のモジュールを内蔵しているが、Technical Preview の頃より Bluetooth 周りは不安定だったので、それを引きずっている感じだろうか。

Windows 10 は頻繁に更新されているので、こうした不具合はじきに解消に向かうと思われるが、しばらくは慎重な運用が必要になりそうだ。 (出張先で使えないと困ってしまうので、出掛ける前によく動作確認する方が良い。)

Build 10586

11月16日に Windows Update にて配信されてきた。

更新後、Cortana 日本語版が使えるようになった。

Bluetooth 利用時のブルースクリーン発生等の不具合は、幾分発生頻度が下がったような気はするものの、相変わらず発生している。

主な仕様

キーボードとマウスは別売。 初期設定時にはUSB接続のキーボード・マウスが必要。

CPU
Intel Atom Z3735F(クアッドコア, 定格 1.33GHz, キャッシュ2MB)
メモリー
2GB DDR3L
ディスプレイアダプター(ビデオカード)
インテル HDグラフィックス (CPU内蔵)
ストレージ
32GB eMMC
無線LAN
IEEE802.11 b/g/n
Bluetooth
Bluetooth 4.0
I/O
USB2.0x1, MicroUSBx1, MicroUSB(給電用)x1
映像出力
HDMI x1
サウンド
オンボードHDサウンド(音声はHDMIからの出力のみ)
カードスロット
microSDカードスロット(SDXC)
付属品
HDMI延長ケーブル, microUSB→USB変換ケーブル, USB-AC変換アダプター&ケーブル
サイズ
約110(幅)×38(奥行き)×14.5(高さ)mm 約50g
保証
1年間 持込修理保証

参考リンク