ストラップフォン

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ストラップフォン2 (WX06A)(2013年春モデル)とNichePhone-S 4G(2018年秋モデル)の大きさ比較

ストラップフォン2 (WX06A) は、ABIT社製、旧WILLCOM(現在のワイモバイル)向けの超小型PHS電話機。

経緯

ストラップフォン3」は待てども出る気配がなく、WILLCOM はいつの間にか「ワイモバイル」とかいう意味不明な会社に変わっていて、料金プランは改悪され、ホームページは惨憺たる状況、売り場を見てもPHSを売る気がまるで感じられないありさま。

PHSを使い続けるなら持ち込み機種変更で頑張るしかないと思い、中古端末を入手するなどの準備はしていたのだけれど、W-VALUE割引が終了するまで待ち:-)、2014年12月、満を持して(?)機変。

使い方

ストラップフォン2 (WX06A)(2013年春モデル)、NichePhone-S 4G(2018年秋モデル)、iPhone SE(2016年春モデル)、ZenFone 3 Ultra (ZU680KL)(2016年冬モデル)大きさ比較(ちょっとズレてしまったけれど…) ちなみに最新の iPhone XS Max は ZenFone 3 Ultra より一回り小さい程度

世間ではメインとかサブとか言われるけれど、端末を何台も持ち歩いて使い分けているあたしにとって、仕事に欠かせないメール端末(兼緊急用コンソール)がメインで、次にパソコン用モバイルルータがあって、音声通話はさらにその次なのだけれど、世間一般では音声回線をメインと言うらしいので、今回機種変更した回線は所謂メインでございます。

ほとんどの連絡をメールに集約しているあたしにとって、音声通話の位置づけは低いのだけれど、非常用というか、例外発生時に使う物なので、つい忘れがちだけれど、持ってはおきたいもの。

そんな人にとっては、荷物にならず、とりあえず通話ができる、ストラップフォンは魅力的なのよね。

だれとでも定額パスも発想は面白いが、特定のスマートフォンに依存してしまうのが難点(専用プロファイルなので市販のBluetoothハンドセットは使えない)。メインのメール端末のBluetoothを入れっ放しにしたら電池を消耗するし、その電池が切れたら通話も出来なくなるってことでしょ、非常用のはずが本末転倒になってしまう。

充電

充電端子は microUSB。いわゆるモバイルバッテリーも当然のように持ち歩いているので、充電はそちらから、いつでもできる。元々省電力なPHSで、端末も小さいので、電池容量は 400mAh しかない(通話時間にもよるが、筆者はこれで数日は使えている)から、5000mAh以上が当然(あたしが普段使っている SUNFACE RG-01 (5600mAh) は 1980円で買ったもの。最近は cheero Power Plus 3 (13400mAh) が容量倍以上で 2780円。すごい時代になったなぁ。)という今のモバイルバッテリー事情を考えれば、全く困ることはない。

内蔵電池の消耗は心配だが、本機は電池を取り外せないので、メーカーに送れば交換してもらえるらしい(今のところ問題ないので、費用など詳しいことは聞いていない)。

感度

特に違和感はない。イエデンワJRC機よりは若干悪いが、W-SIM機やSII機よりは若干良い、という感じ。 本機はアンテナが伸びる(立つ)が、あまり必要性を感じない(畳んだ状態で充分使える)。

ただし、パソコンのすぐ近くで使ったらノイズが乗ってきた(パソコンから離すと消える)。筐体が小さいだけあり、外部ノイズには弱いのかも。

他のPHS端末に比べてSAR値が高めなのも、筐体が小さすぎてノイズ対策が弱いことと関係があるのかなぁ?

受話音量

受話音量は、思っていたより大きく、聞き取りやすい。本機に限ったことではないが、耳への当て方ひとつで音量は全然違って聞こえるので、聞き取りづらいと思う人は耳へ当てる位置がよくないのだと思う。

送話音量

microUSB接続のイヤホンマイクに対応しているようなので、別途購入。 カシムラ AE-208 SW-VO-micro-BK という物で、手持ちのイヤホンを接続する物。随分と安かったんだけど、音量調節も付いていて、意外と使える。 同様の製品では白色の ラスタバナナ RBHE058 も使えるようなので、どちらでも良いと思う。

しかし、イヤホンマイクを使ってもなお送話音量が小さかったorz 受話音量がけっこう大きく、構造上、受話口(スピーカー)と送話口(マイク)が近いので、エコーを防ぐために、意図的に送話音量を絞っているのだろうか?せめてイヤホンマイクを使う時くらいは、普通の送話音量にしてほしかったのだが…

電話帳

赤外線で転送できる。

H"問屋を使って転送できるかは未確認。 (WX03Aで使えたという報告があるので、WX06Aも同様のような気がするが。)

呼出音

音・バイブともに、けっこう大きい。この大きさで頑張っていると思う。

なので、マナーモードにし忘れた時に焦る^^;。しかし小さいが故に常時マナーモードにしておくと呼び出しに気づきにくい。

モニタは小さいながら、着信時の発信元電話番号が11桁まで表示される(転送された場合の転送元番号表示にも対応、ただし11桁の幅しかないので最後の1桁が表示されない)。

メール

以前のストラップフォン (WX03A) はライトメールのみの対応だったが、ストラップフォン2 (WX06A) はライトメール(SMSとの互換性はない)とE-mailの両方に対応している。

オンラインサインアップにも対応している、つまり(サインアップ専用だが)Webブラウザも搭載しているわけで、ちょっと感動。

文字はテンキー入力になるが、キーは小さい割りに打ちやすく、誤入力は少ない(むしろnineや折れ9の方が入力しづらいくらい)。予測変換は無い(あったら却って邪魔だと思うけど)。

一方、まぁ仕方ないが、やはり画面は小さすぎて(苦笑)、ライトメールくらいの長さがちょうど良い。もっとも、本文をじっくり読まねばならないメールばかりではないので、最近よくあるログイン通知などの機械的なメール受信には良いかもしれない。

その小さい画面の有効活用として、ファンクションキーなどはオーバーレイで表示される。考えたなぁ、と感心してしまう。

動作のもっさり感は全く無く、操作は(画面の文字情報が少ないことを除き)とても快適。

モデム機能

付いているらしいが、使ったことがない。

今は「スーパーだれとでも定額」にするとパケット(データ通信)も使い放題になるようなので、非常用にあっても良いかもしれない。

その他

個人的には、スライドスイッチでキーロックできるのが気に入っている。

マナーモードは普通に備えているが、キー長押しで切り替えが必要。スライドスイッチを入れるとキーロックと同時にマナーモードに入ると良いと思う。

省電力で画面が消えるようになっており、それは当然だが、その後、最初のキー入力が無効になる(画面が点灯するだけ)のが、地味に不便。慣れの問題かもしれないが、IVR(音声自動応答)でトーン信号を送るときに、少し手を止めると途中で画面が消えるなどして、誤入力が頻発した。

「ストラップフォン3」にあったら良い機能

Googleのサジェストに出るくらい期待が高い:-)「ストラップフォン3」にあったら良いと思う機能。

  • HOLDスイッチONでマナーモードへ自動移行
  • SMS(今後出る新機種は対応するだろうけど)と旧ライトメール両対応
  • 送話音量の調整(受話音量と同様、設定で変えられると良いと思う)
  • スピーカー通話
  • メールでよく使う、文字列を繰り返して作る横線などを認識して折り畳んで表示
  • 保留音にMIDIファイル設定可
  • Bluetoothハンドセット/だれ定パス

余談:ワイモバイルという会社は

酷いもので、まぁホームページからして酷いけれども、ウィルコム時代の料金プランが突然軒並み停止され、持ち込み以外で機種変更できなくなった(購入機種変更の場合は「ケータイプラン」に強制的に変更させられて自動更新付き3年契約にさせられ、「もう一台無料」等の従来のキャンペーンも解除させられる)という酷いありさまを見かねて、W-VALUE割引が終わる機会にMNPで他社に移してやろうかと何度も思ったけれども、PHSを提供している会社がここしかないという状況ではやむなく、旧プランをギリギリまで使う所存。

あたしも「もしもし本舗」時代から何度もお世話になり、評判が良かったウィルコムネットショップはわずか1年で閉店になってしまい、旧イーモバイル直営の評判がよくないネットショップに統合されてしまったが、そもそもPHSをあまり扱っておらず、あったとしても使う気がしない。

さらにワイモバイルになって、ホームページが見づらくて仕方ない(ヤフーはWebが本業なのかと疑いたくなる)。どこに何が書いてあるか分からない。検索結果がめちゃくちゃで参考にならない(のでGoogleで検索している)。

そういう惨憺たる状況が続いているが、案の定現場も混乱しているようで、手続きに行くとその度に店員さんが都度個別にセンターに電話して確認のやり取りをしている。そうしないと客に迷惑をかけるからという販売店の配慮はありがたいが、要は本社の施策が目茶苦茶なせいで、販売店やその先の客が大混乱している。

そして圏外になる場所が増えてきた感がある。

まーこれに限らず、いろんな面で、日本のヤフーってロクデモナイなと思ってしまう(楽○などはもっと酷いので、日本のこの類の会社にしてはマシな方かもしれないが)。

普通に通話用で頑張ってくれたらよかったのに、変な会社と一緒になったせいで、PHSの行く先すらも心配になってきてしまった(;_;)。

後日談:PHS新規契約打ち切り

ワイモバイル合併時の混乱は1年ほどで落ち着き、自ら「LCC」(ローコストキャリア)と呼んで新規獲得に成果を挙げる。一方で、過去の遺産整理も着々と進み、旧イーモバイルの3G専用端末(Sony Ericsson mini など)は2018年1月をもって実質利用不可になった。

PHS2018年3月をもって新規契約・機種変更等の受付が打ち切られてしまい、2020年7月をもって強制契約解除が通告された。よって本機もすでに持込契約不可(中古端末は利用不可)となっており、契約中の端末も使えるのは2020年7月までとなっている。

もっとも、PHSの停波は電波を他に転用したい政府等の方針もあり、同世代(2G)のサービスが(GSMを除き)軒並み停波している中で、PHSはその使いやすさや品質の高さ故に頑張った方ではあるが、PHSの特長としてきた低消費電力や管理の容易さなどが5Gにも入る見込みのため、やむを得ない面もある。

ただしストラップフォンに替わる機種はなかなか登場してこなかった。2018年になって、4G対応のNichePhone(ニッチフォン)やカードケータイ KY-01L などが登場し、ニッチなストラップフォン難民の乗り換え先も少しずつ出てきてい状況。

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参考