Huawei Band 4 Pro

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この記事は、最終更新日よりおよそ 3 年 12 ヶ月経過しています。 公式サイトなどで最新情報を確認してください。(最終更新:2020年4月)
本体(グラファイトブラック)と外箱

Huawei Band 4 Pro(ファーウェイ バンド 4 プロ)は、中国Huawei(ファーウェイ)社製のリストバンド活動量計

Huawei Band 4 の上位機種にあたり、主な違いはGPS搭載。見ためは似ており、同じ Huawei Health アプリを使って、計測データも共有できるが、交換用バンドなどのハードウェアの互換性はない。

通信機能は Bluetooth 4.2。 電池持ちは公称最大12日、GPS連続使用の場合は約7時間とされている。 防水性能は5気圧。

日本では2020年 1月17日に発売された。価格は 9,680円(税込、メーカー直販価格)。 カラバリはピンクゴールド、シナバーレッド、グラファイトブラックの3色。

メーカー直販や大手通販サイトのほか、家電量販店等でも購入できる。大手家電量販店では普通にポイント10%還元で販売されていて、店によっては展示機もあるので、手頃な価格に加え、店頭で実機を見てから購入できる気軽さも魅力。

特徴

できること

  • 防水(5気圧)
  • 歩数の計測・表示
  • 心拍数の計測(光学式)・表示
  • 内蔵GPSによる位置情報の取得
  • 運動量管理(屋内/屋外ランニング、屋内/屋外#サイクリング、屋内/屋外#ウォーキング、自由訓練、エリプティカル、ローイング、スイミング)
  • 睡眠管理(昼寝に対応)
  • Googie Fit とのデータ連携(ただし心拍数は同期されない?)
  • アラーム(指定の時刻に振動)
  • タイマー(指定の時間経過後に振動)
  • ストップウォッチ
  • 天気予報の表示
  • #活動促進通知(1時間以上座り続けていると通知)
  • 指定したスマートフォンアプリの通知表示
  • スマートフォンで通話着信時の相手名表示(連絡先へのアクセス許可が必要)
  • Huawei製スマートフォンで再生中の音楽の停止/再開、音量調整、曲送り/戻し、曲名表示(Huawei製スマートフォン専用
  • カメラのシャッターリモコン(EMUI 8.1以上を搭載したHuawei製スマートフォン専用)
  • BluetoothでペアリングしたAndroidスマートフォンのロック解除(Androidの機能

表示はもちろん日本語にも対応している。

専用アプリ「Huawei Health」は Android 4.4以降iOS 9.0以降に対応(2020年 1月現在)。 ただしiPhoneでは機能制約が多いようなので(筆者は未確認)、本機はAndroid向きと考える方が良さそう。また、音楽の操作などはHuawei製スマートフォンでしか利用できない。これらの機能を使う人は Mi Smart Band 4 を購入する方が良さそうだ。

一方、廉価版のスマートフォンを使っている場合など、スマートフォン側の位置情報の精度が低いと、屋外ワークアウトの計測がうまくいかない場合があるので、そうした場合は本機のようなGPS搭載の機種を購入すると良いだろう。

しかし、本機に限らないが、GPS搭載機はスマートフォンのGPSを使わずに位置取得できる半面、バンドの電池持ちが短くなる傾向がある。

とはいえ、本機を軽く試した範囲では、計4時間位置取得して、電池残量が100→78%と、意外と電池が持っていた。スマートフォン側で位置取得できる時はバンドのGPSをあまり使わないようにしているのかもしれない。(継続試用中)

できないこと

  • モバイルネットワークへの接続(単独での通話やデータ通信)
  • 血圧計測
  • 月経周期の記録
  • 決済
  • 転倒を検出し自動で緊急通報する[1]
  • 音楽リモコン(Huawei製以外のスマートフォンの場合)
  • カメラリモコン(Huawei製以外のスマートフォンの場合)
  • 本機の文字盤(時計画面)に好きな写真等を切り抜いて表示
  • iPhoneではウォッチフェイスのダウンロード不可など制約がある
  • 単体での使用や、パソコンとの連携(使用には対応スマートフォンと Mi Fit アプリが必要)
  • GPXKMLなどのファイル書き出し

本機には文字盤に好きな写真等を切り抜いて表示する機能は無いので、好きな写真や画像を文字盤に使いたい場合は、Mi Smart Band 4 や他の機種を選ぶ方が良い。

Apple Watch 4 以降に搭載されている心電図機能は日本では使えない(管理医療機器の認証を取得していない)[2]ので比較対象外。

緊急通報はおそらく Apple Watch 5(市価47,080円~)くらいしか搭載していなさそう。決済も Suica 対応となると Apple Pay くらいかな。

また、どのメーカーのどの機種にも言えることだが、多機能になると大きさ・重さも価格も桁違いに上がるし、電池持ちも短くなるので、必要以上の多機能はかえって足枷になることもある。

その点、本機は家電量販店等で気軽に買え、価格も1万円以下でGPS付きなので、GPS対応機の入門用に適している。

本機で物足りない場合や、職場等に着けて行きたい場合は、GPSを搭載して電池持ちも長めになっている腕時計型の上位機種「Huawei Watch GT」「Huawei Watch GT2」を検討すると良いだろう。

主な仕様

左が本機、右は Mi Smart Band 4

重さは25g(付属のバンドを含む)。

画面は120×240px、0.95インチのカラーAMOLED。タッチスクリーン搭載。Mi Smart Band 4 と画面解像度は同じだが、横幅が大きいぶん見やすい。

5気圧防水に対応しており、水濡れを気にせず使え、汚れても丸洗いできる。

内蔵電池は 100mAh(リチウムポリマー、電池交換不可)で、公称最大12日の電池持ち、GPSの連続使用時は約7時間。GPSを頻繁に使わなければ毎日充電する必要はないが、Mi Smart Band 4 に比べて電池持ちは短く、24時間装着して活動量計として普通に使っていると、数日ごとに充電が必要になると思う。

パッケージ内容

添付の説明書は、英語、日本語、ほか様々な言語に対応していて分厚いが、日本語はわずか数ページで、最小限のことしか書かれていない。詳しくはアプリやホームページを見ろということだろう。

充電は専用のアダプタ(付属)を使って行う。付属のアダプタの充電端子は microUSB で、別途microUSBケーブルが付属する。充電器は別売。パソコンの USB A端子やスマートフォンの充電器を使えるが、今時なので、専用アダプタ側の端子は USB Type-C にしてほしかったと思う。充電にかかる時間は最大2時間。

もし手元に使えるACアダプタが無い場合は、概ね千円以下で市販されているUSB充電器を別途購入すれば良い。

ペアリング画面

初期設定

バンド設定一覧
  1. スマートフォンで、Android (Google play) または iPhone (App Store) 用の「Huawei Health」アプリをインストール
  2. スマートフォンのBluetoothをONにしておく
  3. スマートフォンで「ヘルスケア」(Huawei Health) アプリを起動
  4. Huawei ID でのログインを求められる…と思う(今回はログイン済みのHuawei製スマートフォンで試したので自動でログインした様子)
  5. 「ユーザー体験の向上に協力」への同意を尋ねられるので、好きな方を選択
  6. 右上の【】をタップし、「追加」をタップ
  7. 「スマートバンド」をタップ
  8. 左下の「+ 追加」をタップ
  9. 同社製スマートバンド製品の一覧が取得されるので、しばらく待ち、該当する製品(ここでは「HUAWEI Band 4 Pro」)を選択
  10. 「ペアリング」をタップ
  11. 電話(発信と通話の管理)と位置情報の権限を求められるので「許可」する
  12. Bluetoothデバイスの検索が始まり、「HUAWEI Band 4 Pro-***」が表示されたらそれを選択(右上図)。「***」にはBluetoothアドレスの下3桁が入るので、購入した商品ごとに異なる。
  13. バンド本体に確認画面が出るので、「✓」をタップ
  14. スマートフォン画面に戻り、「ペアリング済み」画面が出たら「続行」をタップ
  15. 各種設定に進む(右図)
  16. バンドでアプリの通知を受信する場合は、通知へのアクセスを「許可」する。続いてアプリの一覧が出るので、バンドで通知を受信したいアプリを選択する。
  17. バンドでメッセージや通話着信の通知を受けたい場合は、メッセージ、連絡先、通話履歴の権限を「許可」する
  18. 各種設定を行う。「心拍数の継続的な監視」など活動量計測に必要な項目も、電池持ちに影響するためか、最初は無効になっているので、必要に応じ有効に切り替えてゆく。睡眠計測は「HUAWEI TruSleep」。音楽再生の操作はHuawei製スマートフォンでしか使えない。
  19. 必要に応じ、文字盤の差し替えを行う。このときネットワークとストレージへのアクセスを求められるので「許可」する
  20. 設定が終わったら左上の「←」をタップ。個人情報の収集に関する確認が表示される。
  21. ウォーキング・サイクリング中の位置を取得したい場合は、右下の「自分」をタップ→設定→「自動追跡」をONにしておく必要がある。

ここまで設定して、とりあえず使えるようになる。お疲れさまでした。

ちなみにバンドに電源ON/OFFの概念はなく、基本は常時電源ONなので、購入直後の箱に入った状態でもスマートフォンのBluetooth検索画面に本機が表示されることがあるが、バンドの画面をタップしないとペアリングできず、ペアリングしないと何もできないので、あまり問題はないのだろう。

ただし、リチウムイオン二次電池の特性上、長期間店番した流通在庫品を購入して、内蔵バッテリーが消耗しきっていた場合は、使えない(または電池寿命が大幅に縮んでいる)かもしれないので注意したい。 メーカー保証のある正規流通品を購入する方が良いだろう。

ワークアウト

サイクリングのログ共有画面 アプリの共有機能を使って縦長画像を保存できる

サイクリング

サイクリングの計測を試してみたのが右図。地図上に走行ルートが線引きされ、走行場所と時間、速度や心拍数のグラフ、1km毎の平均速度が見られる。

サイクリングと言っても、ドコモ・バイクシェアを使って寺社巡りしていたもので、しかも途中止めずに計測し続けていたので、平均速度はほぼ歩く速度なのだが(笑)、位置は正確に取れているし、参拝中は速度がほぼゼロになっていることもグラフから読み取れる。速度や運動量をグラフで見られるのは面白い。

しかし、距離マークの位置、例えば③と④が空きすぎていて、④と⑤が近すぎるのが気になる。特に②④の位置はバグっているのではと思うが…

参考までに、同じルートをMi Smart Band 4 + AQUOS R compact で取得した地図がこちらMi Smart Band 4(Mi Fit アプリ)の方が距離マークは正しいように思う。 地図上に線引きされたルート自体に目立つ狂いはないので、Huawei Health アプリの不具合のようにも思える。

最後の数分は、自転車を返却後に本機の計測を止め忘れ、駅まで歩いて行った時間が記録されている。

正確にサイクリングのみを計測したい場合は、バンドの画面を長押しして都度停止/再開しないといけないのだが、やはりそれは面倒だし、停めたら再開し忘れがちになる。 自転車から直接データを取っているわけではないし、信号待ちなどもあるので、難しいとは思うが、このあたり自動化できると良いと思う。

(ちなみに本機には自動で一時停止する機能もあるが、今回は使っていない。またの機会に試してみるつもり。)

とはいえ、自前のサイコンを付けられないシェアサイクル(レンタサイクル)でも計測できるのは本機(活動量計)ならではの利点だ。 身軽に電車で土浦宇都宮しまなみなどへ出かけてスポーツサイクルを借りて走る時にも良さそうだ。

また、GPSや心拍数モニターが付いているサイコンは一般に高価かつ面倒なので、自前の自転車で使う場合も、本機は安価で手軽なモニターになるかもしれない。

本機の利用には別途スマートフォンが必要だが、バンドにGPSを内蔵しているので、スマートフォンで位置情報を取れなくてもバンドで位置取得できる。

バンド単体での位置計測

バンドのGPSを使うと電池消費量が大幅に増え、連続計測時間が短くなるが、本機はスマートフォンとのペアリング状態を維持しておくと、位置情報をバンドとスマートフォンの両方で取って、位置取得が早くなる&バンドの電池持ちが良くなるようなので、通常はペアリングを維持しておくと良い。

ところが、スマートフォンの機種によっては位置情報の精度が悪かったりする。試しに計測してみて位置取得が思わしくない場合は、測定開始前にスマートフォンのBluetoothを切っておくと、バンドの内蔵GPSだけで位置取得するようになる。

バンドだけで位置取得する場合、開始時にスマートフォンと併用する場合に比べて時間がかかるので、ワークアウト本番前に余裕を持って開始しておくか、ダミーでデータを取っておくなどしておくと良い。

もっとも、単に走った経路の位置情報が欲しいだけならば、専用のロガーアプリ(Androidならば山旅ロガー地図ロイドなど)を使う方が良いだろう。 Huawei Health ではあくまで画像での共有のみで、GPXKMLなどの生データを書き出す機能は無さそうだ。

また、本機はGPS内蔵ということで期待していたのだが、残念ながら高度(標高)は計測(表示)されない。標高を取得したい場合は、気圧センサーを内蔵した機種を選ぶ方が良さそうだ。

ウォーキングのログ共有画面

ウォーキング

ウォーキングの計測を試してみたのが右図。 #サイクリングの画面と似ているが、「速度」が「ペース」に変わり、「ケイデンス」(1分あたりの歩数)が追加されている。

Google map 上に歩いた場所が青色の線で表示され、散策の道順記録に便利だ。

実は、荏原町駅で電車に乗った後で気づいて計測を止めたのだが、本機では電車が走り出した直後に計測が止まっている(拡大図)。一方、Mi Smart Band 4 で計測した方は、電車に乗った後に止めた所まで計測されている

今回は自動で一時停止する機能をOFFにしていたのだが、本機の計測では、ウォーキングなのに電車の速度で移動したといった異常値は自動で除外しているのかもしれない。

右図の例では、寺社巡りの傍ら、時間調整を兼ねて大学病院のロビーで営業している喫茶店で休憩したのだが、その間も計測を入れっぱなしになっているので、各寺社で参拝中と、喫茶店にいた20分くらいの間は、ペース(速度)が0になっている。

①付近で神社と寺院に参拝しており、右図では縮尺の都合で見えないが、もちろん地図はピンチ操作で一部を拡大して見ることもできる。寄り道の様子も概ねよく拾っていた(下に①付近の拡大図)。

HuaweiBand4Pro walking ebara 1.jpg

Huawei Health アプリの共有機能では、右図のように詳細グラフを付けることもできるし、上図のように地図と歩行距離・時間・ペース・カロリーのみの概略版もある。地図は予め拡大してから共有を呼び出せば、上図のように一部拡大した地図を共有できる。

もっとも散策地図作りだけでよければ、山旅ロガー地図ロイドで事足りる(笑)。 やはり本機は活動量計なので、右図のように歩いたペースがグラフィカルに表示され、運動量が蓄積されるのが良さだろうと思う。

ところで、Mi Smart Band 4 では、ワークアウト中にスマートフォンをロック解除すると、Mi Fit アプリが割り込んで必ず前面に表示されてしまい、カメラを起動したいのに、必ず Mi Fit に邪魔される問題があった(苦笑)。

その点、本機の Huawei Health アプリはカメラの手前に割り込んでくるような無粋な真似はしないので、写真を撮りながら歩きたい人には本機の方が向いていそうだ。

GPS計測の電池持ち

気になる本機内蔵GPSを使った際の電池持ちだが、スマートフォンと併用する(ペアリング状態を維持したまま計測する)場合、計4時間GPS計測して、本機の電池残量が100→78%となった。どうやらスマートフォンのGPSを併用しているようで、GPSによる連続測定時間が公称値よりも長持ちする。

前述の通り、スマートフォンのBluetooth接続を切ってから計測すると、バンド内蔵のGPSのみで計測できるが、その場合は電池持ちが悪くなるので、差し支えなければスマートフォンとのペアリングを維持しておくと良いだろう。

その他のワークアウト

他にも「屋内ウォーキング」「屋内サイクリング」「屋内/屋外ランニング」「自由訓練」「エリプティカル」「ローイング」「スイミング」に対応しているようだが、筆者はこれらには縁がないので以下略

その他の機能

活動促進通知

わかりにくい呼び名だが、Mi Smart Band 4 の「座りすぎ通知」と同様の機能。

規定でOFFになっているが、これをONにして装着し、コーディングや物書きなどの作業に集中しているとバンドが震え、立ち上がって身体を動かすよう促すピクトが表示される。 これが出ると一息ついて、立ち上がって腕を回したりお茶を淹れたりする。デスクワークの人には良い機能だ。

本当に集中したい時には邪魔になるきらいもあるが、そういう時はアプリの設定から無効にできるし、バンドを外しておいても良いだろう。

なお、本機能は8~12時および14~20時の間のみ有効で、昼と夜間は機能しない(≒夜勤の人には役立たない)。Mi Smart Band 4 では設定により夜間も有効にできるのだが、残念ながら本機は出来ないようだ。

アラームとタイマー

指定した時刻になると通知する「アラーム」を、アプリにて、5件まで設定できる。

また、指定した曜日のみ動作する「スマートアラーム」を1件設定できる。指定した時間後(5分後など)に再通知する「スマート起床」(スヌーズのような機能)に対応している。祝日判定は無さそうだが、まあ仕方ないだろう。

この他、指定した時間(時・分・秒)が経過すると通知する「タイマー」を、バンドの画面から設定できる。 【その他 > タイマー】

ただし、筆者の主観になるが、Mi Smart Band 4 よりも振動が弱めのような気がする。

とはいえ、音が出ず振動だけで知らせてくれるので、旅行・出張中の目覚まし時計替わりや、プレゼン等での経過時間確認などに便利そうだ。

音楽リモコン

Huawei製スマートフォンとペアリングしている場合に限り、音楽再生中は、再生中の曲名が表示される(日本語対応)とともに、再生/停止、音量、曲送り/戻しの各操作ができる。

Mi Smart Band 4 では(試した範囲では)スマートフォンのメーカー問わず使えていたが、本機は Huawei製スマートフォンにしか対応していないと謳われている。 音楽リモコン機能を使いたい場合は、Mi Smart Band 4 を購入する方が良さそうだ。

ちなみに筆者は Huawei nova 5T (EMUI 9.1) で試しており、音楽プレーヤーは MusicoletdoubleTwist で動作している。

音楽操作画面は、画面をタップして点灯させた後、画面を下にスワイプすると出てくる。

カメラリモコン

Huawei製スマートフォン(EMUI 8.1以上)とペアリングしている場合に限り、カメラのシャッターリモコン機能を使える。

スマートフォンでカメラを起動すると、本機(バンド)の画面が自動的にシャッターボタンに切り替わり、本機(バンド)の画面をタップしてシャッターを切ることができる。

着信通知

スマートフォンに通話着信があると、相手名が本機に表示される(電話帳に登録されている場合)。 通知は早く、スマートフォンを取り出さずに相手先名を確認できるので、会議中などに便利そうだ。

スマートフォン探索

バンドから【その他 > スマートフォン探索】を実行すると、ペアリングしたスマートフォンが電波の届く範囲にあれば、大音量で「I'm here!」としゃべる。

TruSleep(睡眠計測)

入眠・起床時間と、深い睡眠と浅い睡眠の時間・割合が表示される。

本機は昼間の睡眠計測にも対応している。ただし昼間の睡眠は「昼寝」と表示され、夜間の睡眠とは区別されるが、とりあえず夜勤の人でも使えそうだ。

筆者のような変則業務の場合は、夜の睡眠と昼寝が入り乱れて計測されることになる(苦笑)。

昼寝を区別する必要性は少々疑問だが、まあ計測できるだけ良いのかもしれない。

また、空いている電車に乗ってぼーっと外を眺めている時など、安静にしていると「昼寝」と勘違いされることもある。まあ心拍数だけで推測しているのだろうから、寝ているかどうか判らない状態もあるんだろうけれど… もし気になる場合は、アプリの設定から TruSleep を無効にすれば良いだろう。

で、どうだった?

Huawei Health アプリの活動量一覧画面

Mi Smart Band 4 と一緒に使ってみて…

良い点

  • 画面の幅が若干大きくて見やすい
  • プロフィール、性別、生年月、身長、体重、目標などを設定しなくても始められる。もちろん消費カロリー量などを正しく推計するためには設定すべきだが、心拍数や走行距離などが分かればいい人には、煩わしい設定項目が減るのは望ましい。
  • 共有機能により生成された画像ファイルが、内部ストレージ/Pictures/ヘルスケア に保存される。ファイル名には保存した日時が付くので、既存のファイルが上書きされない。
    Mi Smart Band 4 の Mi Fit アプリでは、保存先が 内部ストレージ/Android/data/com.xiaomi.hm.health/cache/share/ で、しかも同じファイル名で上書きされてしまうので、画像共有機能を使いづらかったが、本機の画像共有は使いやすい。
  • 通話着信通知の受信が早い(Mi Band 4 は若干遅れて通知されるので…)

良くない点

  • 本体が若干大きいためか、移動中にずれやすい
  • 地図上の距離マークがおかしい既述、Huawei Health アプリのバグ?)
  • 交換用バンドがあまり出回っていない(真冬はまだしも、夏にシリコンバンドの腕時計を着けて外出するのはちょっと気が引けそう)
  • 電池持ちが短い
  • 文字盤に任意の写真・画像等を設定できない
  • Huawei製スマートフォン以外との組み合わせで機能に制限がある
  • アプリの「ヘルプ」を開くと英語が出てくる
  • サードパーティに機能が開放されていない(≒サードパーティによる拡張が期待できない)

評価中

  • GPS内蔵の効果と電池持ち
  • 自動停止機能の精度と使い勝手
  • アプリの使い勝手

Huawei Band 4

Huawei Band 4(ファーウェイ バンド 4)は、中国Huawei(ファーウェイ)社製のリストバンド活動量計

日本では2019年11月22日に発売された。価格は 5,280円(税込、メーカー直販価格)。 カラバリはアンバーサンライズ、グラファイトブラック、サクラピンクの3色。

実売価格ベースで半額近い廉価モデルで、リストバンド型活動量計では Xiaomi Mi Smart Band 4 に迫る低価格。

一見すると Huawei Band 4 Pro と似ており、同じく5気圧防水。同じ Huawei Health アプリを使って、計測データも共有できる。主な違いは、GPS無し、画面はTFT液晶で解像度が低め、バンド交換不可。細かいところではジャイロセンサー無し、電池容量も若干小さめ。

バンドを外すと充電用USB端子が現れるギミックは賛否が分かれそう(特殊なアダプタ要らずで充電が便利と思う人と、microUSB や Type-C の方が使いやすいという人で…)。

通信機能は Bluetooth 4.2。電池持ちは公称最大9日とされている。

こちらも、通販だけでなく、家電量販店等でも購入できる。家電量販店では普通にポイント10%還元で販売されていて、店によっては展示機もあるので、店頭で見てから購入できる。

参考

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