Windows 10

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Windows 10(ウィンドウズ テン)は、米国Microsoft社が開発・提供しているパソコン向けのOS

2014年後半より Windows 10 Technical Preview が配布され、公開テストが行われていた。2015年 7月29日より製品版の提供が始まった。開発名は「Threshold」、内部バージョンは Windows NT 10.0

前のバージョンは「Windows 8.1」、次のバージョンは「Windows 11」。

2021年10月 5日に Windows 11 が発売されたため、Windows 10 は旧バージョンとなり、サポート期限が2025年10月14日までとされた。

今のところ、Windows 10 のライセンス認証が通っているパソコンは、Windows 11 に無償アップグレードできる(終了日未定だが無期限ではない)。Intel Core 第8世代以降と、AMD Ryzen 2000以降を搭載しているパソコンは多くが Windows 11 にアップグレードできるので、無償期間中にアップグレードしておくと良いだろう。

組み込み向け(Windows 10 IoT Enterprise、旧称 Windows Embedded)もあるが、本稿では扱わない。

更新

アップグレード無料提供

現在、Windows 7 以降(パソコン用のみ、Enterprise版を除く)から Windows 10 へのアップグレードが無料で提供されている。提供期間は Windows 10 の発売(2015年 7月29日)より1年間と案内されている。⇒終了

筆者は仕事柄このアップグレード対策に追われたわけだが、現在更新期を迎えているような数世代前の機種では比較的安定して動いているものの、個別の不具合も多く、アップグレードする場合は慎重に行うよう案内していた経緯がある。

再インストール

障害等で新規インストール(再インストール)する場合は Windows 10 から入れることができる。こうした場合に備え、予め Windows 10 のインストールメディアを作成しておくと良い。また、Windows 7, 8 のプロダクトキーの入力を求められるので、控えておく必要がある。

Windows 8 世代ではパソコン本体にプロダクトキーが表示されていない場合があるが、この場合はマザーボードに組込済になっていて自動認識されると期待されるものの、認識されないと元のOS (Windows 8) に戻せなくなることも考えられるので、なるべく事前にメーカーに確認する方が良い。

不具合と更新

Windows 10 では、Insider Preview と同様に、OSの更新が Windows Update で原則自動適用されるようになっている。しかしこれにえらく時間がかかるので、業務等で使っている機械には計画的に適用するよう案内している。

例えば Build 10240 → 10586.3 の場合、 ダウンロードに30分、 「インストールする準備」に30分、 再起動前の「Windows 10 の更新を構成しています」に2時間、 再起動後の「Windowsをアップグレードしています」に1時間かかった。

さらに再起動して、ようやくログイン画面。その後初回ログイン時には、「PCの更新が完了しました」「すべてのファイルはそのまま元の場所にあります」「新しい機能が追加されました」(この間ずっと処理が動いている)「さあ始めましょう」が出るまでに5分くらい。

つまり、更新にはあわせて3-4時間かかると考えて、計画的に実施されたい。

また、システム領域(通常は C: ドライブ)の残り容量が少ないと更新に失敗する場合がある。Windows Update を繰り返すことによっても容量を食い潰していくので、空き容量の少ないタブレットPCなどを使っているときは辛い。

Insider Preview

Windows 10 では発売前より Technical Preview という形で公開テスト版が公開されていたが、製品化後もその取り組みが続けられており、 Insider Program に登録した利用者向けには最新版が一段階早く提供されている (Fast ring)。

Build 10240

2015年 7月29日から配付が始まった初期製品版。Insider Preview 参加者には自動更新、それ以外の Windows 7 以降の OS を使っている人向けには順次配信開始。

安定版のはずだが(以前のPreview版よりは幾分安定しているが)、けっこう不安定。

10月下旬時点で、筆者の手元では3台のパソコンで Windows 10 が動いていたが、古い機械では比較的安定してきたものの、最近の機器での不具合が目立っていた。

とりわけ Windows 10 プリインストールで販売されている現行機種でも不具合が発生しており、DG-STK1B (Atom Z3735F) では、Bluetoothを使っているときや、音楽の再生中など、頻繁にブルースクリーンが発生する。これはハードウェアの不具合というより、Bay Trail Refresh 関連の Windows 10 標準ドライバの出来が良くないのだろうと思われる。

ひとつ前の Atom Z3740 (Bay Trail-T) 搭載機(Windows 8 からのアップグレード)の Bluetooth も、ずっと不安定だったが、このビルドになってようやく目立った不具合が出なくなったので、上記の機種でもOSの更新により不具合が出なくなるものと期待したい。

Build 10586

11月10日頃に Insider Preview (fast ring) で先行配信、15日頃からそれ以外 (slow ring) でも配信され始めた。 とりあえず気づいた範囲では、Cortana 日本語版が使えるようになっている。

参考リンク

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