Shokz OpenRun

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Shokz OpenRun
Shokz OpenRun black.jpg
Black
メーカー Shokz(旧AfterShokz)
発売日 2022年 3月 1日
ユニット 骨伝導
インピーダンス 8.5Ω ±20%Ω
出力音圧レベル 105±3dB
再生周波数 20-20KHz
接続 無線
通信方式 Bluetooth 5.1
コーデック SBC
対応OS 汎用
内蔵電池 最大8時間
充電端子 USB(専用ケーブル)
サイズ 本体重量 26 g
騒音軽減機能 × マイクは○
音質(主観) △~○ 良好
装着感(主観)
音漏れ(主観) ○ 少なめ
リモコン ○ 再生/停止、音量大・小
通話用マイク
防水 IP67
本体色
参考市価 17,880円(2024年 8月時点の代理店直販価格)
Shokz OpenRun サポート ユーザーガイド

Shokz OpenRun(ショックス オープンラン)は、米国Shokz社が開発・発売する骨伝導ヘッドホン(イヤホンマイク)。型番はS803。国内正規代理店はフォーカルポイント

カラバリは「Grey(グレー)」「Black(ブラック)」「Blue(ブルー)」「Red(レッド)」の4色展開。

同社が得意とするスポーツ向け骨伝導ヘッドホンのスタンダードモデルで、旧フラグシップ2019年モデル「AfterShokz Aeropex」の後継機種。

旧Aeropexとの違いは、充電時間が短縮され、また本機はスポーツ向けだとして、音楽視聴向けのイヤプラグモードは廃止された。

OpenMove(普及モデル)との違いは、若干小型化し、防水性能が上がった反面、充電端子が汎用のUSB-Cから専用端子になって使いづらくなった。でも OpenMove は端子にキャップが付いているとはいえ、汗などで濡れると次第に端子に錆びが出てくることがあったので、運動中の利用が主ならば本機の方が良いだろう。

本機は装着が容易で運動中にも外れにくい特長があるが、バンドが後頭部に突き出す格好になり、小顔の人だと突き出すバンドが邪魔になることもあって、小型の「OpenRun Miniが追加発売された。以降、従来の大きさは標準サイズと呼ばれている。

なお、音質重視ならば同時発売された Shokz OpenRun Pro が向いている。ただし OpenRun Pro は音漏れが大きい(高音がシャカシャカ漏れる)ことと、騒音が大きい場所では聞きづらい傾向があるので、用途によりけり。音漏れが気になる場所や、運動中の利用に特化する用途ならば本機の方が向いている

Proがハイエンドモデルとして、本機はスタンダードモデルとして併売されているので、用途に合わせて選ぼう。

ちなみに2024年 9月に「Shokz OpenRun Pro 2」が発売されたが、骨伝導を空気伝導で補って音質を向上させたもの。OpenRunの後継機は今のところ発表されていない。

「OpenRun Pro 2」は音質重視の人には良いが、防水性能が低いことと、骨伝導のみのOpenRunよりも音漏れが大きいことなどから、向き不向きがあるだろう。若干ながら値下がりしたOpenRunを買っておくのも良いと思う。

以前は「AfterShokz」だったが、2021年12月に「Shokz」に改名した。本機は海外で発売当初は「AfterShokz」だったが、国内で一般販売が始まった2022年 3月時点では「Shokz」に改名している。

本機の特徴

スポーツ用(音楽用)として開発されており、IP67防塵防水になっている。仕様上は一時的に水没しても内部に浸水しない設計になっており、軽い水洗いも可能。ただし、マイクの穴に水を入れたり、水没させたりしないよう案内されている。

運動中のほか、作業用BGMやPodcastなどの「ながら聞き」にも適している。筆者の主観になるが、骨伝導のみのモデルの中では音質がとても良いし、本機は骨伝導のみなので音漏れが小さい特長もある。

とはいえ音量を上げれば音漏れするので、図書館などの静かな所では音量に気をつけたい。

また、マイクも内蔵しているので、通話や会議にも使うことができる。テレワーク用などでマイクの音質にこだわるなら専用ブームマイク搭載の AfterShokz OpenComm の方がいいが、ちょっと通話に使う程度ならば本機のマイクでも充分よく音を拾う。

水中での利用には不適。水泳用にはIP68完全防水の「OpenSwim」「OpenSwim Pro」が用意されている。前者はMP3モード専用、後者はBluetoothとMP3モードの両方に対応。マイクは非搭載で、充電端子も特殊。

標準サイズとMiniサイズ

Miniサイズと標準サイズの大きさ比較

基本、標準サイズで全ての人に適合するように設計されているが、バンドが後頭部に突き出す格好になり、小顔の人だと突き出すバンドが邪魔になることもあって、2022年 5月24日にMiniサイズが追加発売された。

並べてみると一見して大きさの違いが判るが、Miniサイズと言ってもそこそこ大きくて、幅・奥行きともに1cmも違わない。また、ドライバーユニットの大きさは変わらない(右写真は片方がProモデルなのでドライバーユニットの大きさが若干異なっている)。

筆者は両方試してみて、どちらも使えはするが、Miniサイズだと軟骨のちょうどいい場所に当たらなくて音が遠くなってしまったので、標準サイズに買い替えた経緯がある。

頭の大きい人でもMiniサイズを使えるが、骨伝導なので当たる場所によって音質や音量が変わることから、頭の大きさよりも形によって聞こえが変わると思う。

どちらが良いかは何とも言えないが、初めてならば調整の余地が大きい標準サイズを買うのが無難だと思う。または家電量販店等に出向いて店頭デモ機で試してみるのが良いと思う。

また、構造上Miniサイズでも後頭部にバンドが突き出すことに変わりなく、指定席列車に座っている時などに着けると枕にバンドが当たって位置ズレを起こす。長距離通勤などで専ら座って使うならば、後頭部のバンドが無い Shokz OpenFit の方が適している。

Bluetooth対応

本機は Bluetooth 5.1 に対応しており、Bluetooth A2DP, AVRCP, HSP, HFP プロファイルに対応した機器とペアリングして使える。接続範囲は最大10m。

スマートフォンでもパソコンでも使える。複数の機器とペアリングしても記憶しており、再ペアリング不要で使える。

ただし、Bluetooth機器に共通の課題だが、複数の機器にペアリングしていると、本機の電源をONにした時に、本来使いたい機器につながらないことがある。必要に応じ、闇雲にペアリングせず必要最小限に留めておく、本機を一旦リセットする、使わないときにはスマートフォン等のBluetoothをOFFにしておく、使いたい機器のすぐ近くで本機の電源をONにする、といった対策をしよう。

筆者は3台までは試したが、何台まで記憶するかは未確認。たくさんペアリングしていると、そのうち古い機器が上書きされるのが一般的だが。

マルチポイント接続

本機はマルチポイント接続(2台まで同時接続)にも対応しているが、規定ではOFF(1:1の接続)になっている。

電源OFFの状態から音量「+」ボタンを押し続け、電源が入ってもさらに押し続け、ペアリングモードに入ったら(本機のLEDが青赤点滅する)、さらにマルチファンクションボタン(左側のドライバーユニットに付いているボタン)も長押しすると、「マルチポイント接続を開始します」とガイダンスが流れる。

マルチポイント接続しても、両方の音が同時に鳴るわけではない。片方で音楽を鳴らしておいて、もう片方で通話を取ると音楽が止まり、通話に切り替わる。通話を切ると再び音楽に戻る。

マルチポイント接続を解除するには、上記手順でペアリングモードに入ってから、マルチファンクションボタンと音量「-」ボタンを同時に3秒長押しすると、「マルチポイント接続を終了します」とガイダンスが流れる。

電池持ちと充電

専用の充電ケーブルによる充電例

本機は最大8時間の連続音楽再生に対応と謳われている。電池容量は公称160mAh。

筆者が実際に使っている範囲では、3~4時間使って電池が残り半分という感じ。運動中に使うなら足りるだろうが、作業用BGMやオンライン会議などに使う場合は電池持ちが気になるかも。とりわけマイクを使うオンライン会議などでは電池の減りが早くなる。

電池切れで強制終了する30分ほど前から、時々「充電してください」と音声ガイダンスが流れる。汎用のUSB充電器やパソコンのUSB端子から充電できるが、満充電には約1.5時間かかる。

本機は10分の充電で最大1.5時間使える急速充電に対応しているので、一日中使う場合は、会議の前や休憩時間などにこまめに充電しながら使うのが良さそうだ。

ACアダプタは別売。パソコン等のUSB端子から充電できるが、スマートフォン用のUSB-C充電器には直接接続できないので注意しよう。本機は急速充電と言っても 5V 0.5A程度で充電されるので、コンビニや百円ショップなどで購入できる市販のUSB充電器で充分だ。

本機は消費電力が小さいため、モバイルバッテリーなどを使うと充電できない(停止してしまう)ことがある。モバイルバッテリーは低電流モードを備えている機器を使おう。

特殊な充電端子

特殊な充電端子 この端子は Aeropex / OpenComm / OpenRun / OpenRun Pro 共通

本機はパソコンやモバイルバッテリーなどのUSB充電に対応しているが、充電端子が特殊な専用端子なので、専用のケーブルが必要になる。

旧AfterShokz OpenMove は汎用的な USB Type-C ケーブルを使えて便利だったが、2年ほど使い込むうちに端子に錆びが浮くようになった

充電端子はマグネットで固定するタイプで、置き方によっては充電中に外れてしまうこともあって、正直使いにくいが、本機の場合はIP67防水に対応するために特殊な端子が必要だったのだろう。

充電中は本機のLEDが赤色点灯、充電完了すると青色点灯になるので、充電の際はランプの点灯を確認しよう。

端子が濡れていると自動検知して停止する(LEDが青・赤交互に早く点滅する)ので、よく拭いて乾かしてから充電しよう。

専用の充電ケーブルは1本付属するが、磁石が入っているので、充電器につなぎっぱなしにしておくとクリップ等が吸い付いてショートしそうで心配。だからといって毎日抜き差しするのも面倒…(^^;

専用の充電ケーブルは1本付属するが、予備がほしい場合は正規販売店では販売しておらず(補修部品扱いで注文すれば取れるとは思うが)、サードパーティの互換ケーブルが多数市販されている。

純正品以外の使用は無保証になるものの、USB-Cからの変換アダプタも市販されていて使い勝手は良い。

ただし変換アダプタは紛失しやすいので、ストラップ付きの商品を選ぶと後々使い勝手が良いだろう。

骨伝導ヘッドホン

Shokz社製品は音楽用骨伝導ヘッドホンで先行しており、ラインナップが豊富。店頭で試聴できるので、試してから購入すると良い

従来の骨伝導技術では聞こえる音域が狭い等の課題があり、民生用では補聴器・集音器やテレビ視聴用などに用途が限られていたが、近年技術改良が進み、音楽鑑賞用イヤホンが登場し始めている。

米国Shokz社の製品は音楽用で先行しており、しかし骨伝導の制約から音楽鑑賞には不利になるからか、スポーツ用に訴求されてきた。

骨伝導の音質は年々改善しているし、騒がしい街中などでは骨伝導の方が聞こえやすいメリットもある。近年の製品は出来が良くて、外出中・運動中などの用途によっては一般的な空気伝導タイプよりも骨伝導の方が聞こえやすい場合もある。

本機では音質面でも一定水準に達していて、Shokz OpenRun ProShokz OpenFit では骨伝導+空気伝導で音質を上げている。完全な骨伝導のみでの音質向上は本機で行き着く所まで行ったのかもしれない。

音質だけを考えると骨伝導+空気伝導で補うのは妙手なのだが、用途によっては裏目に出る。例えば音漏れが気になる用途や、空気伝導が聞こえづらい騒がしい場所で使うようなときは、かえって骨伝導のみの本機の方が音が良く感じることもある。

筆者も OpenRun ProOpenFit を試して、屋内利用ならばこちらの方が良いと感じたが、音漏れや、屋外での風切り音、騒がしい街中での聞こえなどを考慮して、骨伝導のみの本機 (OpenRun) に戻った経緯がある。

Shokz社の製品は国内代理店を通じて広く流通しており、家電量販店などで試聴してから購入できるので、初めてならばまずは店頭デモ機で試してみることをお勧めする。

装着感と音質

前述のとおり本機は従来機種と比べて圧迫感が軽減されているが、密着させないと聞こえない骨伝導方式の宿命として、多少なりとも圧迫感と振動感がある。これは慣れて違和感がなくなる人と、違和感が取れずに使用を諦める人がいるが、個人差なので、実際に試してみるしかない。

また、空気の振動ではなく直接振動で伝える骨伝導方式ゆえに、音楽等で求められる音の伸びや響きは控えめだ。人の声はよく聞こえるし、本機は低音も出るように改良されており、音楽の雰囲気は楽しめるが、静かな部屋で音楽鑑賞に集中するといった聴き方に向く製品ではない。やはり音楽鑑賞には従来型のヘッドホンの方が向いている。

従来型ヘッドホンを代替するものではなく、本機はあくまで外出・散歩・ランニング中やジムなどで使う物と割り切って、音楽鑑賞用には従来のヘッドホンを併用するのが良いと思う。

完全ワイヤレスは落下させると本人が損するだけでなく周りに迷惑をかけることもあるが、本機はヘッドバンドで装着する構造なので、使用中に落とす心配がない

静かな街中で散歩しながらや、作業中の「ながら聴き」には本機が適していると思う。外音と音楽を聞き分けることができるので、現在流行りのカナル型完全ワイヤレス製品よりも良いと思う。

完全ワイヤレス製品はすぐに落として失くすことが問題になっているが、本機はそうした心配はまず無い。

また、本機は耳たぶの上に乗せるように装着すると骨伝導ドライバーがちょうど良い位置に来るように出来ているので、着け外しが簡単。ケーブルが絡む心配もなければ、左右どちらかを確認する必要もなく、ただ乗せて右手のボタンを押して電源を入れればOKの手軽さがある。電源ON/OFFは日本語の音声メッセージで確認できるのも、気が利いている。

マスクやメガネとの併用はもちろん、インナーイヤー型イヤホンとも併用できるので、音楽を聴きながら会議や通話もできてしまう:)。

骨伝導方式の宿命として、聞こえ方には個人差が大きい。どちらかと言うと、骨伝導ドライバ(トランスデューサ)が当たる場所によって聞こえ方や音質が変わるのだが、頭の大きさや形によって当たる場所が変わるので、体格次第となってしまう。実際に何日か試してみて、慣れれば便利に使えると思う。

音漏れの具合については、常用する程度の音量で音を出した状態で、耳から外せば確認できる。音漏れしないわけではなく、静かな所では本機の振動が近くの人にも聞こえるので、喫茶店などの適度にBGMが鳴っている場所ではあまり影響ないと思うが、図書館などの静かな場所では音量に注意したい。

電源ON/OFFは本機右手下前方の「+」ボタンを長押し。電源ON時には「AfterShokzへようこそ」、OFF時には「終了します」と音声メッセージが流れる。LEDもあるが装着中は見えないので、音声ガイダンスがあるのは嬉しい。

合う合わないは人それぞれ

どんな種類のイヤホンにも向き不向きがあって、例えば筆者は今流行のカナル型が苦手で疲労するので使わ(え)ない。

筆者はドイツSENNHEISER社製の伝統的なインナーイヤー型イヤホンを長く愛用していたが、同社もご多分に漏れずカナル型に移行してしまったため、古い同社製品を延命しながら使っていた。

1MORE E1008 なども愛用しているが、これはこれで音漏れが大きめなため、外では古い製品をずっと使っている。

一方でオープン型では ambie sound earcuffs などの新しい製品も試してみたが、筆者の耳には合わなかったようで装着感が悪く(外耳の装着箇所が痛くなってくる)、耳に合わないと聞こえが悪く&音漏れも大きく、早々に手放してしまった。

骨伝導方式では boco earsopen PEACE が音楽用(通話マイク搭載)として開発・発売されているが、耳たぶに挟む形状のため、しっかり着ければ聞こえは良いのだが、着け外しが面倒で、身体に合う・合わないがあると思う。

その点、本機はヘッドバンドのおかげで装着が簡単なのが利点。逆にヘッドバンドのせいで嵩張るのが難点(持ち出す時は earsopen PEACE の方が邪魔にならなくて良い)。これはもう、用途によるだろう。

装着方法だけに留まらず、骨伝導方式に特有の振動が苦手という人もいる。本機は振動が軽減されているが、合わない物を常用すると通常のイヤホン以上に疲れることもあるので、実際に何日か試してみて、体質に合わないと思ったら無理をせず手放すことが肝要だ。

トラブルシューティング

基本操作

詳しくはユーザーガイドを参照

Shokz OpenRun のボタン配置
ペアリングモード
電源OFF状態から音量「+」ボタンを長押し、「ショックスへようこそ」と聞こえてもさらに押し続けていると、「ペアリングモード」と聞こえてLEDが青赤点滅になる。
電源ON
電源OFF状態から音量「+」ボタンを2秒長押し
電源OFF
電源ON状態から音量「+」ボタンを3秒長押し
音楽再生/停止
マルチファンクションボタンを1回押す
選曲
音楽再生中に、マルチファンクションボタンを2回押すと次の曲、3回押すと前の曲
マイクをミュート/ミュート解除
通話中に、音量「+」ボタンと音量「-」ボタンを同時に2秒間長押しすると、「ミュートしました」または「ミュートを解除しました」とガイダンスが流れる。
ただしZoom等のアプリのミュート状態とは連動しないので、Zoom等のWeb会議で使う場合は、スマートフォンやパソコンで操作する方が良い。
通話を取る
通話着信中に、マルチファンクションボタンを1回押す
通話を切る(終話)
通話中に、マルチファンクションボタンを1回押す
着信を拒否する
通話着信中に、マルチファンクションボタンを2秒長押し
リダイヤルする
音楽再生していない状態で(音楽再生中なら止めてから)、マルチファンクションボタンを2回押す
Androidスマートフォンの通知バーに表示されるBluetooth機器の電池残量

電池残量を確認したい

音楽を停止してから、音量ボタンどちらかを1回押すと、ガイダンスで確認できる(「バッテリーは、充電されています」「およそ半分です」「残りわずかです」「充電してください」の4段階)。

スマートフォンとペアリング中は、スマートフォンの通知バーに電池残量が表示される機種もある(右図、機種による)。

本機の使用中にスマートフォンのロックを解除したい

Android機種に標準搭載の Smart Lock(ロック解除延長)機能を使って、本機と接続中のスマートフォンのロックを解除できる。

Web会議などに便利なので、必要に応じ設定しておくと良い。

Windowsパソコンでマイクが使えない

Windows 10 / 11 の【設定 > システム > サウンド】を開く。

出力デバイスは「ヘッドホン (OpenRun by Shokz Stereo)」ではなく、「ヘッドセット (OpenRun by Shokz Hands-Free AG Audio)」を選択する。

続いて入力デバイスにも同じものを選択する。

この設定をすると、パソコンと本機が HFP/HSP で接続されて、マイクが使えるようになる(音楽モードから通話モードに切り替わる)。

音楽モードと通話モードを切り替えるのが面倒

Bluetoothの設定で、通話と音楽を各々ON/OFFできる

音楽にしか使わない、または会議や通話にしか使わない場合、音楽モード (A2DP/AVRCP) と通話モード (HFP/HSP)を切り替えるのが面倒であれば、予め片方のみを選択しておく方法もある。

Androidを例にすると、Bluetoothの設定を開き、「OpenRun by Shokz」の設定を開くと、右図のように、各機能のON/OFFを設定できるようになっている。iPhone/iPad や Windows にも同様の設定項目がある。

通話・会議専用にしたければ「メディア」をOFFにすれば良いし、音楽専用にしたければ「電話」をOFFにすれば良い。

ただし、一部のIP電話アプリなどで、通話音声をメディアで流すものを使っていたりすると、この限りではない。アプリの挙動に合わせて選ぶ必要がある。

「音楽モード」「通話モード」は本稿における便宜上の表記。正式な呼称ではない。

本機の音量ボタンで音量を調整できない

スマートフォンの機種によるが、設定により、本機の音量ボタンでスマートフォンの音量調整をできる機種もある

スマートフォンの機種により、本機の音量ボタンと連動するものと、連動しないものがある。連動/非連動を切り替えられる機種もある(右図)。スマートフォンのBluetooth設定を開き、「OpenComm by AfterShokz」の設定を開いて確認してみよう。

低音が聞こえない、シャカシャカする

音楽再生中に、音量「+」「-」ボタンを同時に3秒長押しすると、「イコライザーを変更しました」とガイダンスが流れて、音質が変わる。

音声ガイダンスが日本語になっていない

電源OFF状態から音量「+」ボタンを長押しし、電源ON後も押し続けて、ペアリングモードに入る。

LEDが青赤点滅を繰り返すペアリングモードに入ったら、マルチファンクションボタンを2回押すと、言語が切り替わる。

充電ケーブルをつないだらランプが早く点滅した

水濡れ検知機能が働いているので、端子部を掃除して、乾かしてから充電しよう。

本体リセット

本機を譲渡したい時、いろんな機器とペアリングしてしまって一旦リセットしたい時などには、本機をリセットする。

本機の電源OFF状態から音量「+」ボタンを長押しし、ペアリングモードに入る(LEDが青赤点滅)。一旦ボタンを離してから、音量「+」「-」とマルチファンクションの3つのボタン全てを同時に長押しする。何秒か押していると音が鳴ってリセットされるので、音量「+」ボタンを長押しして電源を切る。

修理

本機には国内正規取扱店での購入日(通販の場合は納品書の日付)より2年間のメーカー保証が付帯する。

故障が疑われる場合は、正規代理店に修理を申し込む。この時に、購入証明書(販売店のレシートや納品書など)と保証書(本機に同梱)の写真を撮って送る必要がある。

家電量販店で購入した商品については、店舗の修理受付窓口でも修理に出せる。

参考リンク

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