LUMIX DMC-CM10

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この記事は、最終更新日よりおよそ 3 年 1 ヶ月経過しています。 公式サイトなどで最新情報を確認してください。(最終更新:2021年6月)
LUMIX DMC-CM10
DMC-CM10 camera vertical.jpg
撮影中の画面 カメラなので撮影機能豊富
メーカー Panasonic
発売日 2016年 2月25日
OS Android 5.0
通信方式 4G LTE データ専用
SIMフリー
デュアルSIM ×
SIMタイプ micro
NTTドコモ【△】 au【×】 SoftBank【○】
◎=幅広く対応 ○=主要バンドに対応 △=一部のみ対応(非推奨) ●▲=要SIMロック解除
サイズ <中> 縦68.0×横135.4×厚さ21.1 mm / 重さ 204 g
性能 / SoC ○ / Snapdragon 801
メモリ(RAM) 2GB
内蔵ストレージ 16GB
ストレージ増設 ○ microSD/HC/XC
電池容量 2600mAh
急速充電 QC 2.0
端子 microUSB
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)
Bluetooth 4.0
NFC
FeliCa ×
GNSS(GPS等)
生体認証 ×
防水 ×
MHLDP出力 ×
ディスプレイ 4.7インチ TFT 約622万px
アウトカメラ
(→作例
20MP F2.8-11 28mm相当 1インチセンサー
インカメラ 1MP
イヤホン端子 ○ φ3.5 4極
ストラップ
本体色 シルバー
参考市価 入手困難(中古は4万円前後)
後継機種 なし
DMC-CM10 仕様

Panasonic LUMIX DMC-CM10は、1インチセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラ。 キャッチコピーは「世界最薄 1インチセンサー&LTE搭載 4Kコミュニケーションデジタルカメラ」。

初代 DMC-CM1の発売(2015年 3月)から6年あまり、1インチ以上のセンサーを備えた民生用デジタルカメラやスマートフォンにおいて「世界最薄」の座を譲らなかったと思われる。もちろんレンズはLeicaブランド付き。薄型軽量コンパクトなカメラで高画質が得られる。

2021年 6月25日、1インチセンサーを搭載したライカ監修スマートフォン「AQUOS R6」が、本機の半分の薄さで登場した。

また、メーカーが「コミュニケーションカメラ」と呼んでいるように、本機は Android OSLTE3G通信機能を内蔵しており、撮影した写真をその場でSNS等に投稿できるなど、インターネット上のコミュニケーションサービスとの親和性が高い。

中身が Android なのでスマートフォンのような使い方もできるが、通話機能は省略されている(先代の DMC-CM1は通話にも対応していた)。

なお、本機は自撮り用のサブカメラ(インカメラ)も搭載しているが、本稿では扱わない。

特徴

使用感

初期設定

本機はAndroid端末なので、スマートフォンのように、使い始める前に初期設定が必要。 Googleアカウントは設定しなくても使うことができるので、アプリ等が不要であれば全て「スキップ」しても良いが、本機らしい使い方(アプリのインストールなど)をするならば、やはり初期設定はしておく方が良いと思う。

初期設定手順はAndroidスマートフォンを使っている人にはお馴染みのもの。慣れている人には説明不要だろうが、Android を使っていない人には、カメラとは随分と勝手の違う初期設定で戸惑うかもしれない。

本機はNFCを内蔵しており、「タップ&ゴー」にも対応しているので、すでにNFC・Bluetooth搭載のAndroid端末を使っていれば、簡単に引き継ぐことができる。

モニタ

4.7インチ、画素数は約622万、解像度は 1920×1080 (FHD)。大きさは今時のスマートフォンと比べると小さめだが、カメラのモニタとしては高解像度。EVFは無し。

本機はどうしてもレンズの側を気遣って使うので、画面の側が傷みやすいように思う。保護フィルムを貼っておくと安心して使いやすくなるだろう。保護フィルムは DMC-CM1 用と共通で使える。筆者はミヤビックスのノングレアタイプを使っている。

パラメータ操作

撮影中の画面(横向き)

インテリジェントオート(iA/iA+)、プログラムオート(P)、絞り優先(A)、シャッター優先(S)、マニュアル露光(M)の各モードを搭載。

露出補正、ISO感度、ホワイトバランス(WB)も設定できる。

記録画素数 L(20M), M(10M), S(5M), XS(2.5M)、縦横比 4:3, 3:2, 16:9, 1:1 から選択。フォーマットはJPEGRAW記録に対応。

基本はタッチパネル操作だが、前方レンズ周りのダイヤルを併用している。

また、よく使う設定項目1つを、音量+/-ボタンに割り当てられる。

タッチパネル操作は慣れの問題もあるが、一般的なスマートフォンのカメラアプリよりも使いやすく出来ているように感じた。カメラ起動スイッチのおかげもあり、慣れればそれなりに便利に使える。

シャッター操作

作例 ボケ加減はこんな感じ

筐体にシャッターボタンを搭載しているし(半押しにも対応)、スマートフォンのようにタッチ操作でシャッターを切ることもできる。

タッチ操作は、シャッターのほか、AEロック、AE・AFロック、AFロック、AF、OFF(何もしない)を選択でき、この切り替えはクイックメニューから簡単に呼び出せる。スマートフォンのように焦点を当てたい所をタップして即シャッターを切ることもできるし、AFやAEのみを行うこともでき、なかなか便利だと思う。

シャッターラグは、筆者が従来使っている専用機(DMC-TZ60, LX7)と比べて若干長い感じだが、当時の一般的なスマートフォンよりは格段に反応が良く、慣れれば問題ないレベルだと思われる。

レンズ

作例 画角はこういう撮影にもちょうど良い

単焦点レンズ(光学ズーム無し)なので被写体によっては撮りづらいこともあるが、普段からズーム操作をせずに広角側で撮ることの多い日常のスナップには向いていると思う。

画角は35mm判換算で28mm(約75°)の広角寄り。スナップには使いやすいと思う。

レンズフィルタ

レンズは剥き出しだが、レンズ周りのカバーを外すと 37mm のフィルタネジが現れる。ここに46mmのステップアップリングを付けてメタルフードでも付けたらレンズ保護を兼ねて良さそうに思ったが、素の状態が一番使いやすそうに思えることもあって、今のところ特に何も付けずに使っている。

画像

DMC-CM10 で撮影 よく見るとWBは適切だが、空の色が沈んでいる
DMC-LX7 で同じ場面を撮影 若干青かぶり気味だが、空の色が鮮やかに写る

筆者は元々 LUMIX を使っていることもあるが、全く違和感がなかった。特に癖も無いと思う。 1インチセンサーを搭載していることもあり、拡大してもきれいな画が得られる。

また、スマートフォンのカメラアプリにありがちな飛ばし気味の色味(サムネイルがきれいに見える)でもなく、カメラらしい色味になっていると思う。 言い換えれば、最近のカメラに比べると、色は若干沈みめに写る(右作例)。

以前少し使っていた Cyber-shot DSC-RX100(同じく1インチセンサー搭載)は筆者が使うと眠たい画になりがちで、画角も狭くて使い勝手があまり良くなく、癖に慣れなくてあまり使わなかった(すでに手放した)。本機の方が撮って出しで使える画が得られやすいように思う。 (DSC-RX100 との違いは逆の感想を述べている人もいたが、従来使ってきた機材の慣れや、個人的な好みの話なのだと思う。)

ただし、手ブレ補正を搭載しておらず、レンズも F2.8 で特段明るいわけでもないので(特段暗いわけでもないが)、夕方や日陰などでは手ブレしやすい。

また、青空など少々眠ために写ることがあるので、その場合は少し明るめに調整するか、撮影後ならば添付の SILKYPIX などで調整してやると良い。

フラッシュ

スマートフォン同様のLEDフラッシュライトが搭載されており、暗い所ではAF補助光替わりに光ったりもする。

カメラの設定に「サイレントモード」というものがあり、これを有効にすると、フラッシュはもちろん、AF補助光的な発光も止めることができるし、操作音も止まる。このモードがあるおかげで鉄道車両の撮影などにも使える。

ストラップ

DMC-CM10 にはストラップホールが設けられているので、任意のストラップを付けることができる(DMC-CM1 はストラップホール無し)。カメラとしては当たり前だが、近頃のスマートフォンではストラップホールが無くて不便な思いをしていたので、ストラップを付けられる端末の安心感を再確認できた(笑)。

なお、付けられるストラップは携帯電話などで使われている紐を通すもののみ。 カメラ用の2点用や幅広のストラップは付けられない。

GPS

本機はGPSGLONASSに対応したGNSSを搭載しており、アプリでの利用はもちろん、撮影した写真のExifに位置情報を埋め込むこともできる。

撮影地を後から確認しやすいので、旅行用カメラに向いているし、FlickrTwitterなどのSNSで撮影場所を共有したい時にも便利。

充電

電池を内蔵しており(詳しくは後述)、充電は microUSB 端子からUSB給電で行う。

microUSB端子はストラップホールと逆側に付けられており、しかもレンズの近くに端子があることから、給電しながらの撮影には極めて不便。

本機は電池消耗が激しいこともあり、充電しながらの撮影も多くなると思われるが、本機の使い勝手の悪さは#電源まわりに集中していると思う。

操作音

操作音、AF音、シャッター音は各々ON/OFFできる(音量設定は無かったのでAndroidのアラート音量と同期か)。

閲覧、シェア

標準搭載のギャラリーアプリがまた作りこまれており、シャッター等撮影パラメータの表示、編集、長押しして予め登録したアプリの起動といった機能を持っている。他のアプリとの連携がしやすい。

単焦点カメラなので、写真の一部を切り出してシェアしたい場合もあると思うが、そうした使い方に便利な作りになっている。モニタも小さいながら解像度が高めなので、撮った写真の確認にも良い。

Android OS の動作

カメラも Android OS の下で動作しているように見える。

CPUはおそらく共通運用(カメラアプリは Android OS 下で動作している)だろうが、カメラ起動中は他のプロセスは基本バックグラウンドでは動かさないようにOSを調整しているように見える。

カメラスイッチ(スライドスイッチ)を操作すると本機がどんな状態でも(電源OFF時を除く)強制的にカメラアプリがフォアグラウンド起動し、撮影できる状態になる。その後再度カメラスイッチを操作すると、直前の状態に(スリープ状態から起動したなら再度スリープに、アプリ使用中であれば再度アプリ画面に)戻る。

一方、カメラが動作していない時はアプリの最適化などが行われず、入れるアプリによっては常時バックグラウンド動作して電池を食いつぶすようなことにもなりかねない。アプリの最適化がスマートフォンの電池持ちを左右するので、本機の電池持ちの悪さの一因になっているように思われる。

USBデバッグなどで使えるADBドライバも提供されている。

アップデート

2019年になっても、Android 5.0.2、セキュリティパッチは 2015-12-01 が最新。発売以降アップデートされた様子はない。発売から4年目に入る2019年頃から Android 5.0 のサポートを打ち切るアプリも出てきているが、数年で買い替えられているスマートフォンと違い、カメラは長く使う物だと思うので、願わくば OS が更新されると良いが、少なくともセキュリティアップデートくらいは実施してほしいと思う。

アイドル時の電池消耗も大きめだが、カメラとして使いはじめると、みるみる電池が減っていく

電源まわり

上記のようにカメラ機能が最優先された使い勝手になってはいるが、電源まわりはスマートフォン的になっており、カメラ(専用機)との違いを感じられる。

  • 電池交換できない → #電池交換を参照
  • 一旦電源を切ると、再起動までに長時間(1分くらい)かかる。スマートフォン同様、本機は電源ONのまま使うことが前提の作りなので、日頃から電池残量や充電に気を遣う必要がある。
  • 使用中もUSB給電可
設定により、電源OFF後24時間以内であれば、電源ONが早くなる機能を利用できる。【設定 > 電源 > 高速起動 をON】

充電は Qualcomm Quick Charge 2.0 に対応しており、Quick Charge 2.0以上に対応したモバイルバッテリと併用すれば充電時間は短く済むが、充電中は筐体が熱を持ち、温度が上がるとカメラが使えない状態にもなるので、とりわけ夏場の使用には気を遣う。

本機には Quick Charge 2.0 対応のACアダプタが付属しているが、大きくて持ち歩きには不便なので、付属のACアダプタは自宅等で使うとして、旅行等には別途汎用の Quick Charge 対応のUSB充電器を用意しておくと、持ち歩きに便利だ。

Quick Charge 3.0 対応充電器は、Quick Charge 2.0 にも対応している。市販の Quick Charge 3.0 対応充電器を購入すれば良い。


電源まわりはスマートフォンなので、給電しながらも使えるものの、充電に使うmicroUSB端子がストラップホールと逆側に付けられており、しかもレンズの近くに端子があることから、給電しながらの撮影には極めて不便。

しかもmicroUSB端子はキャップ付きで、見た目にはキャップがある方が良いが、使い勝手は良くないし、傷みやすそう。

内蔵電池の容量は 2600mAh とあり、スマートフォンとしては普通だが、カメラとしても使うことを考えると、電池容量が心もとない。実際、気軽にスナップ撮影していると半日持つかどうかというところ。本機のような尖ったカメラを欲するのはよく写真を撮る人だろうから、モバイルバッテリとの併用が前提になると思う。

筆者は、旅行の際は必ずQC対応モバイルバッテリを携行している。 電車やバスに乗ったらすぐにモバイルバッテリに接続する習慣が身に着けば、Quick Charge のおかげで、移動中に充電は終わる。


予備電池をたくさん持って交換しながら使うカメラ的な使い方が良いのか、モバイルバッテリ併用でこまめにつぎ足し充電しながら使うスマートフォン的な使い方が良いかは好み(慣れ?)の問題だと思うが、カメラに慣れている人は、使い勝手が変わると思っておくと良いと思う。

電池交換

2年あまり使って電池が怪しくなってきたので、メーカー修理窓口に電池交換を依頼した。

Panasonicのレンズ一体型デジタルカメラはほとんどが定額修理サービス対象だが、本機は対象外で、電池交換すら修理工場扱い、要見積もりとなり、費用の目安すら教えてもらえない(窓口でも見当がつかない様子)。

正直不安だったが、実際にかかった費用は、バッテリー交換だけならば工賃を含めて1万円くらいだった。電池を自分で交換できる機種に比べると割高だが、電池内蔵のスマートフォンとしては一般的な価格か。

ただし、修理中に他の不具合が見つかるとそのぶんの費用もかかる(筆者の場合はレンズ交換が入って計3万円弱になった)。 また、期間は見積もりで1週間、修理でさらに1週間ほどかかる。その間カメラが使えなくて非常に不便を感じた。

やはりカメラとして販売するならば、電池は自分で交換できるようにしてほしかった。

機能

SoC

Snapdragon 801 を搭載。本機発売時期から見て一世代前のハイエンドといったところか。2千万画素の写真を扱う端末として性能面では必要十分、ただし発熱が大きめ。

NFC

NFCを内蔵しており、アプリを入れるとSuicananacoなどの残高確認に使えるが、セキュアエレメント非搭載のため、おサイフケータイとしては使えない。

日本以外での Android pay のサービスの一部(セキュアエレメント不要のもの)は使えるかもしれない(未確認)。

内蔵ストレージとメモリカード

メモリカードはmicroSDXCに対応したカードスロット(再プッシュ式)を1基搭載。

内蔵ストレージは16GB、メーカー出荷時の空き容量はおよそ10GB。ここに写真を保存することもできるが、OSやアプリ等も入って16GBでは厳しいので、別途SDメモリカードを用意したい。

メモリカードを取り外すときには電源OFFまたは Android のマウント解除操作が必要。カメラ専用機と違い気軽な交換はしづらいので、普段使っているカメラよりも大きめのメモリカードを用意するのが良いと思う(筆者はカメラでは普段 64GB の SDHCメモリカードを使ってカード交換無しで使えているので、本機では一段大きい 128GB の microSDXC メモリカードを使っている)。

初回のみ、カメラアプリを起動してから、写真の保存先をメモリカードに設定変更が必要(一度設定すれば記憶される)。

写真だけでなく、音楽・動画などを置いておけば Android アプリで再生できる。 φ3.5のオーディオジャックとBluetoothがあるので音楽プレーヤーとしても使えるが、前述の#電源まわりの問題から、お勧めしない。

モバイルネットワーク

  • FD-LTE(4G) Band 1, 3, 4, 5, 7, 8, 20
  • W-CDMA(3G) Band 1, 4, 5, 8
  • SIMロックフリー(unlock)

(太字は日本国内で使われているバンド)

SIMスロットはトレイ式で、microSIM に対応。

ソフトバンクワイモバイルでは FD-LTE band 1, 3, 8 の主要3バンドに対応。プラチナバンド (band 8) にも対応しているので、山間部などでも集落がある所ならば大抵使える。

NTTドコモでは FD-LTE band 1(メインバンド)と 3(東名阪バンド)のみに対応。プラスエリアには非対応なので、山間部での利用は厳しそう。

欧州向けの Band 20 に対応していながら、ほぼ同じ帯域の Band 19に対応しなかったことが悔やまれる。au の Band 18 は干渉制御がシビアだとは聞くが…

auUQ では FD-LTE band 1(メインバンド)のみに対応しているが、使いづらいと思う。

テザリングにも対応しているが、前述の#電源まわりの問題から以下略

当初公式に動作確認されている通信事業者はNTTドコモ網を使うMVNOばかりだったが(mineo(ドコモプラン)でのAPN設定例はこちら)、後にワイモバイルでも公式に動作確認された。

筆者はワイモバイルのシェアプランで使っている(APNも自動設定された)。メインのスマートフォンがワイモバイルのスマホベーシックプランM/RまたはシンプルM/Lならば、月額490円(税・ユニバ料別)で使える。

SMS

SMS対応SIMを入れれば、SMSを送受信できた…が、現在は、新規セットアップ(電池交換を含むメーカー修理に出した後を含む)した状態ではSMSが使えず、他のアプリを入れる必要がある。

本機にはGoogleの「ハングアウト」がプリインストールされているが、すでにサポートが打ち切られており使えない[1]。以前は Google play から「Androidメッセージ」をインストールすれば良かったが、こちらも2019年現在、Android 5.0.2 はサポート外にされてしまった。

例えばワイモバイルを使っている場合は、Y!mobile メールを入れれば、SMSとMMSが使える。

ワイモバイルのSIMではMMSも使える(使えない場合はAPN設定を確認)。

SMSが使える契約をしていれば、LINEの認証もできると思われる(未確認)。

E-mail

「メール」アプリを搭載しており、設定すれば使える。Google play から好きなメールアプリを入れることもできる(そろそろ Android 5.0 のサポートを打ち切るアプリが増えそうだが…)。

通話

DMC-CM10 は通話に対応しないので、通話対応SIMを入れても通話はできない。

ただし、050plusなどのIP電話アプリを入れれば一応通話はできる(マイクとスピーカーは搭載している)。

先代の DMC-CM1は通話にも対応していた。他の違いはストラップホールの有無くらいか(個人的には通話よりもストラップの方が重要だと思うが)。


IME

Wnn Keyboard Labが入っており、日本語入力が可能。

Google play から他のIMEを入れて使うこともできる(筆者はFSKARENを使っている)。

ゲーム

とりあえず Pokémon GOは動いた(2017年7月時点)。しかし電子コンパスが不安定なのか、向きがくるくる回ってしまっていた。

他、簡単なゲームは動くのではと思う(あまりゲームしないので詳しいことはわからない)。

ただし、本機は連続使用すると発熱が大きく、筐体が熱くなりやすい。しかも、熱くなるとカメラが起動できなくなってしまうので、ゲームをするなら別途普通の端末を持つことをお勧めする。

総評

メーカーも「コミュニケーションカメラ」と呼んでいるように、本機はカメラであるとともに、やはりSNS等で使うことで本領を発揮すると思う。逆に、そうした使い方をしないのならば、1インチセンサー搭載で世界最薄という特長はあるものの、(主に#電源まわりの制約から)単体のカメラとしては必ずしも使いやすいものではないので、カメラ専用機+スマートフォンの2台持つ方が良いかもしれない。今時は Wi-Fi を搭載したカメラ専用機も増えており、手間はかかるがSNS連携等も一応行えるようになってきた。

もっとも、特に本機のようなスナップカメラは、薄型軽量ゆえに常に持ち歩いていつでも撮れることと、モバイルネットワーク常時接続に価値があると思う。タブレットでも Wi-Fi モデルとWANモデルでは使い勝手が違うが、この差に価値を見出せる人には良いと思う。

また、普段スマートフォンはあまり使わず、通話用端末とカメラを2台持ち歩いている人には良いかもしれない。

ただし、スマートフォンが多くのメーカーから続々と新機種が発売される中で、本機を常用するメリットがあり続けるかは微妙かもしれない。もちろん1インチセンサー搭載の魅力はおいそれと追従されないだろうが、そこに価値を見出せるかどうかか。

カメラを含む携帯用機器は、毎日持ち歩いて気軽に使える利便性がものを言うので、本機の薄型軽量が魅力となる一方、#電源まわりの弱点が足を引っ張るかもしれない。

また、Androidスマートフォンを使いこなしている/こだわりがあるような人には本機では物足りないだろうし、逆にカメラは好きだが情報機器は苦手という人には本機は使いづらく感じるだろう。iOSファンにも響かないかもしれない。その中間の、カメラもAndroidも程々に使っている人もそれなりに居ると思うが、そういう人が10万円払って本機を買うかは微妙かもしれない。(5万円以下で買える今なら良いと思うが。)

また、本機を気に入って愛用していても、OSアップデートはおろかセキュリティパッチすら適用されない本機を長く使うことができるかと不安に感じる人もいるだろう。

筆者も4万円ほどまで値下がりしたところを見かけて衝動買いしたクチだが、変わり物端末を試してみる感覚で購入し、使ってみて初めて良さを感じられた。

狙いは良いと思うし、よく作りこまれているとも思うが、一方で難しさも感じられた。

モバイルネットワークの対応バンドや、充電にも使うmicroUSB端子がストラップホールと逆に付いている使いにくさなど、詰めの甘さも感じられた。

メーカーには、挑戦を続けてほしいと期待している。

カメラ+スマートフォンという使い方に移行か

筆者は他にも DMC-FZ300DMC-LX100などの同社製カメラを使っているが、近頃の機種は Wi-Fi 内蔵が標準的になっている。どうやら「コミュニケーションカメラ」とは一線を画して、スマートフォンとの連携機能を充実させる方向に向いているようだ。

手持ちのスマートフォンに専用アプリ「Panasonic Image App」(Android / iOS) を入れると、カメラで撮影した写真をスマートフォンで開けるのはもちろん、スマートフォン側で位置情報を常時記録しておいて、後からカメラ(の中の写真)に位置情報を書き込む機能も付いている。

さらに、モバイルルータなどのインターネット接続を用意すれば、カメラからSNSサービス(Flickr や twitter など)に直接(ただし同社が運営するPicMate経由で)アップロードできる機能も備えている。

こうなってくると、なるほど普段のカメラが「コミュニケーションカメラ」としても使えるわけだ。

であれば、Panasonic にはぜひ、Androidを載せなくていいから、電池持ちが良くて、1インチ以上のセンサを搭載した、小型軽量のスナップカメラを出してほしいと思う。

現行機種は大きすぎて、毎日身に付けてはいられないし、今ある小型軽量モデルは性能不足。かと言ってスマートフォンのカメラでは役不足。そう思って、今でも DMC-CM10 を使い続けている。

作例

Lumix DMC-CM10 Communication camera

参考リンク

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