LINEMO

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LINEMO (ラインモ)
LINEMO kv.png
公式キャラクター「モモンキー」
事業者 ソフトバンク (MNO)
開始日 2021年 3月17日
通信方式 5G + 4G (LTE) + 3G (W-CDMA)
5G Band(s) n3, n28, n77, n257
4G Band(s) 1, 3, 8, 11, 28(B), 41, 42
3G Band(s) 1, 8
SIMカード マルチSIM (nano/micro/標準)
eSIM ○ 20歳以上
SIMのみ契約
SIM交換手数料 0円
データ容量 20GB / 3GB LINEフリー
超過時最大速度 1Mbps / 300kbps
データ節約 ×
データ繰越 ×
データ追加 550円/GB
テザリング ○ 制限なし
IPv6対応
音声通話方式 VoLTE
通話料 22円/30秒
通話定額 オプション
着信転送 ×
留守番電話 ×
非通知拒否 ×
SMS
キャリアメール ×
データシェア ×
国際ローミング 別料金
月額基本料金 2,728円 / 990円
契約時手数料 0円
MNP転出料 0円
期間縛り 無し
家族割 無し
光セット 無し
ポイント ×
法人契約 ×
サポート窓口 チャット、LINE
iPhone対応 iPhone 6s 以降
LINEMO サポート FAQ

LINEMOラインモ)は、ソフトバンクが提供するモバイルデータ通信サービスのオンライン専用ブランド。

ブランドコンセプトは「タノシイオドロキ」。 イメージカラーは黄緑に近い緑。イメージキャラクターはLINEモバイルから継続の本田翼と、ソフトバンク直営になってから登場したレモン顔をした猿の「モモンキー」。

2020年12月22日の発表時点では「SoftBank on LINE」(ソフトバンク オン ライン)と呼ばれていたが、2021年 2月18日に新名称とともに追加発表(内容一部改定)され、3月17日より始まった。

姉妹ブランドの“ワイモバイル”については別ページでまとめているので、そちらを参照されたい。

Ymobile 5g 20201222.png

こんな人におすすめ

1人から(家族割や光セットなどの煩雑なことをせずに)シンプルに使いたい
家族割・光セット割など不要で1回線目から安い
月に20GBあれば足りる
20GBあれば、そこそこ使えると思うが、データ容量を使い果たしても1Mbpsで使えるので、SNS程度ならば使えるだろう。20GBで不安な人は、25GBまで使えるワイモバイルUQモバイルも検討してみよう。
iPhoneを使いたい
iPhone 6s 以降を使える。SIMロック解除すれば他社で購入した iPhone・iPad も使える。
通話は要らない/ほとんどしない
通話定額無しで安い。
大学生活でスマートフォンの利用が増えた
LINEMOは18歳から契約できる(17歳以下は保護者名義で契約)。また、保護者名義で契約して使用者登録にも対応している。ただしクレジットカードが必要なので、前もってクレジットカードを作っておこう。2021年 7月 6日より口座振替でも契約できるようになった
ソフトバンクショップへ行くのが煩わしい
LINEMOは、契約から解約まで全てオンラインで手続きできる。余計なオプションやサービスを売りつけられる心配もない。
また、ワイモバイルショップは比較的そうした煩わしさはないので、ソフトバンクショップが煩わしいと感じている人はワイモバイルにしても良いかもしれない。

こんな人は他社も検討しよう

通話もする/留守電を使う
LINEMOでは留守電も着信転送も使えないスマート留守電などの他社サービスも利用できない。LINEしか使わないという人はいいが、社会人などで電話を使う人には不便だろうから、通話にも使うメイン回線での利用は避ける方が無難。着信転送できる(スマート留守電などの他社サービスを使える)ワイモバイルを検討してみよう。
月に20GBも使わないが、3GBでは足りない
少容量プランが充実しているワイモバイルUQモバイルIIJmioなども検討してみよう
家族でお得に使いたい
家族割引が充実しているワイモバイルも検討してみよう
初期設定が不安なのでサポートしてほしい/日頃からキャリアショップによくお世話になっている
ショップでのサポートは一切無いので、避ける方が無難。少しでも不安がある人は、何かあってもショップに相談できるワイモバイルを使う方が良いと思う。
スマートフォンだけでなく、LTE内蔵パソコンやタブレットも使いたい
データ量にもよるが、使う量が多くなければ、シェアプランがあるワイモバイルIIJmioなどでシェアして使う方がお得かも。
またはパソコンやモバイルルータ等だけで20GB近く使う場合は、LINEMOや楽天モバイルなどの格安プランを複数契約して使っても良いと思う。
法人契約で使いたい
法人契約不可。相対契約で大幅値引きを受けられる大企業はともかく、中小事業所ではワイモバイル法人契約割引で全回線税別700円引きになるので、そちらの方がお得に利用できると思う。

キャンペーン

PayPayボーナスあげちゃうキャンペーン

2021年 6月 5日から、新規契約またはMNP転入(ソフトバンク・ワイモバイルからの番号移行は対象外)で「スマホプラン」を契約すると翌々月末にPayPayボーナス10,000円相当を還元するキャンペーンが始まった(終了日未定)。

加えて、Yahoo!経由で「スマホプラン」に申し込むと別途2,000円相当還元されるキャンペーンを実施しており、併用すると12,000円相当のPayPayボーナスプレゼントになる。

ミニプラン」は、2021年 9月10日からキャンペーン対象になった。翌々月末にPayPayボーナス3,000円相当が還元される

通話オプション割引キャンペーン

LINEMO契約から1年間に限り、5分以内の国内通話が定額になる「通話準定額」オプションを無料で利用できる。

通話完全定額オプションを付ける場合は、1,650円→1,100円で利用できる。

スマホプラン、ミニプラン、どちらも対象になる。「PayPayボーナスあげちゃうキャンペーン」と併用可。

料金プラン

LINEMO「スマホプラン」

20GBまで使えて月額税別2,480円

4G5Gデータ通信を20GBまで使える月額2,728円税別2,480円ユニバーサルサービス料電話リレーサービス料別途)。データ容量の追加は550円/1GB。テザリング可。20GB超過時は1Mbpsに制限される。

2024年1月下旬までは3Gも使える。なお、「※時間帯により速度制御の場合あり。」と注記されているが、これは「メリハリ無制限」にも書かれているので、「ソフトバンクの回線をそのまま」という理解で良いのだと思う。

「スマホプラン」という名称だが、スマートフォンに限定されているわけではなく、動作確認端末にはiPadなども掲載されており、データ通信専用端末でも利用できる。

主な条件をpovoに合わせてきたが、220円で24時間データ使い放題といった「トッピング」は無い

発表会後の質疑では、「オンラインで契約して簡単に進める上では、シンプルにしたい」から「サービスイン時点では外した」と言っていた。「お客さまのニーズが高いのであれば、改善していく」「良いものは取り入れて悪いものは反省」と、余地を残してはいたが。基本メニューは競合他社と揃えたが、個別具体には各社の個性が出ているのだと思う。

LINEMO「ミニプラン」

2021年 7月15日より始まった新プラン。その名の通り、容量と価格が「ミニ」になった。

基本仕様は「スマホプラン」と同じだが、月々のデータ容量を3GBに減らし、月額990円税別900円ユニバーサルサービス料電話リレーサービス料別途)で使える格安プラン。3GB超過時は300kbpsに制限される。

なお、新規加入時のPayPayボーナスキャンペーンでの還元額は3,000円相当に、LINEスタンププレミアムは対象外になるが、通話定額キャンペーンとLINEフリーは対象になる。

3GB超過時の300kbps規制は厳しいし、繰り越しは無く、データ容量の追加は1GBあたり550円もするので、月々3GBでぎりぎりという人には勧められないが、LINEはノーカウントなので、LINE以外ほとんど使わない(または自宅や職場でしか使わない)人には良さそうだ。

ワイモバイルの「シンプルS」家族割適用後と同じ容量・価格だが、LINEMOは1人(1回線)で使ってもこの価格なので、1回線使う人も、複数回線使う人も、1,188円安い。

スマートフォンはもちろん、iPadなどのデータ通信専用端末でも使える。

通信品質は同じだが、ワイモバイルではショップサポートが提供されることと、着信転送などの通話機能が充実している、Yahoo!プレミアムが無料で付いてくるといった違いがある。設定に自信がない人や通話もよくする人、家族で使う人はワイモバイルを、詳しい人や1人で使う人はLINEMOを使うと良さそうだ。

LINEMO 共通仕様

通話

音声通話は従量制で、通話料は22円/30秒、SMSは3.3円/通。

通話定額はオプションで提供される。1通話あたり5分まで かけ放題になる「通話準定額」オプションが月額550円(税別500円)、国内通話かけ放題になる「通話定額」オプションが月額1,650円(税別1,500円)で用意される。

新規契約から1年間は、通話定額オプションを付けると550円の値引きが入るので、最初の1年は「通話準定額」(5分定額)を無料で、「通話定額」(完全定額)を1,100円(税別1,000円)で使える。最初はとりあえず「通話準定額」を付けておいて、様子を見ながら外すなり、完全定額に変えるなりすると良さそうだ。

留守番電話や着信転送は使えない。これはドコモが悪しき先例を作ってしまった感があるが、いつでも電話に出られるわけではない多忙な人のメイン回線にはお勧めできない

もっともLINEMOは「LINEとのシナジー」が売りのブランドだし、個人で使う分には「携帯電話」とは名ばかりで、すでに通話はおまけ程度なのかもしれないね。

(ならば通話定額500円引きキャンペーンも不要だろうと思うけれど、良くも悪くもahamoに倣ったということだろう。)

SMS、+メッセージ

SMSは標準で使える。メッセージ送信料金は従量制

Androidでは Google play でメッセージアプリをインストールして使おう(スマートフォンに標準搭載されているアプリも使える)。iPhoneは標準搭載のメッセージアプリを使う。iPadでは使えない。

+メッセージ」(プラスメッセージ)には未対応だが、2022年春より使えるようになる予定。

キャリアメール無し

スマートフォンLINEを使うことを前提にしているので、E-mailアドレスは付かない(キャリアメール無し)。デジタルネイティヴを想定しているようなので、多くの人がすでにGmailiCloudメールなどを利用しているという想定になるのだろう。

キャリアメール廃止の流れの中で、キャリアメールアドレスを使ってファンクラブやゲーム等の会員登録をしていると後で面倒なことになると案内されているようだが、現在キャリアメールを使っている人は乗り換える前に着信履歴を確認しておいて、必要に応じGmail等への変更、または配信停止の手続きを済ませておこう。

通話オプションと各種手数料

各種手数料0円

SIM交換・再発行手数料は0円(無料)なので、eSIMを選んだ場合も気軽に機種変更できる。

契約事務手数料や解約金・MNP転出手数料も0円なので、気兼ねなく試すことができる。

未成年でも使える

LINEMOは18歳以上の個人名義で契約でき、17歳以下も保護者名義で契約して使用者登録すれば利用できる(ただしeSIMは不可)。競合のahamopovoは20歳からなので、LINEMOの方が利用しやすくなっている。

povo 2.0 では13歳から契約できるようになった。プラン構成が大きく変わったので向き不向きはありそうだが。

手続きはオンラインのみ

新規契約等の手続きはオンラインのみ。全ての手続きは公式Webサイトで行う

LINEアプリから申し込みページに入る導線も用意されるようだ。例外として、口座振替の申し込みは書類の郵送が必要で、1~2ヶ月かかると案内されている。

サポートもチャット(9:00~20:00)のみで、ショップや電話サポートは無し。紛失・盗難等の緊急時の回線の停止・再開もオンライン(My Menu)で手続きするよう案内されている。何があっても問い合わせはチャットのみと思っておく方が良さそう。

家電量販店などでの契約手続きはできない。もちろん、街中のソフトバンクショップやワイモバイルショップも利用できない。店頭で問い合わせを受けた際は、サポートが必要な人には“ソフトバンク”“ワイモバイル”を利用するよう案内しているそうだ。

LINEからも申し込みに入れる

本プランの特徴はLINE(トークと通話)が使い放題(ギガノーカウント)になることと、ソフトバンクで初めてeSIMに対応する。本人確認もeKYCで行い、早ければ1時間以内で使えるようになるそうだ(従来のSIMカードの場合はeKYC対象外)。

その他、国際ローミングは別料金で、ワイモバイルのものをベースにしているそうだ

APNeSIMも同じ仕組みを使っているっぽい。

なお、本プランは既存のLINEモバイル」とは無関係だが、本プラン提供開始に伴いMVNOの「LINEモバイル」は2021年3月末で新規受付を終了し、事業会社はソフトバンク本体に吸収された(LINEMO事業はワイモバイル担当の寺尾常務が統括することになった)。

本プランはMNOであるソフトバンク株式会社の一事業部が提供することになり、“ソフトバンク”“ワイモバイル”と同等の通信品質になると謳われている。

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機種・エリア

機種

LINEMOでは機種販売は行わず、SIMのみ契約(端末持ち込み)専用。オンライン契約では割賦販売などの説明が煩雑になることが理由に挙がっていた。別途SIMフリー機種を購入するか、“ソフトバンク”“ワイモバイル”から乗り換えて使うことを想定しているのだろう。

SIMカードはマルチSIM(nanoSIM / microSIM / 標準SIM 兼用)で提供され、eSIMも利用できるので、機種を問わずに使えそうだ。

しかし、LINEMOで使う場合は“ソフトバンク”“ワイモバイル”の機種を含めてSIMロック解除が必要だと案内されている。

動作確認端末がホームページで公表されている。iPhone 6s 以降と iPad (第5世代) 以降は確認済み。Androidでは、Reno3 A、arrows U、Pixel 4a (5G)、Pixel 4a、Pixel 5 が確認済みになっている。加えて、“ソフトバンク”58機種、“ワイモバイル”25機種の動作確認を実施予定となっている(2021年 3月17日現在)。

ただし、「※動作を保証・サポートするものではありません。」という注記がされている。動作確認情報は目安として掲載するが、LINEMOはあくまで無保証、ノーサポートで使えということだろう。

エリア

エリアは“ソフトバンク”や“ワイモバイル”と同じ。昔はソフトバンクといえば山間部などで使い物にならなかったが、2012年にプラチナバンドを獲得してからは一挙に改善し、現在は登山道などの無住地域を除いて遜色なく、概ね全国で快適に使える。

対応バンド構成

  • 5G Band n3, n28, n77 (Sub-6), n257 (mmWave)
  • FD-LTE (4G) Band 1, 3, 8, 11, 28(B)
  • TD-LTE (4G) Band 41, 42
  • W-CDMA (3G) Band 1, 8

※太字は主力バンド

n3, n28 と 42(→n77の一部)は公表されている転用帯域、他にも転用されるかもしれない。
3Gは2024年1月まで。ただし一部のバンドはすでに打ち切られている。VoLTEに対応していない機種を使っている人は、そろそろ機種変更を考えておくと良いだろう。

“ソフトバンク”“ワイモバイル”向けの機種(2017年8月以降に発売された機種)はもちろん、家電量販店などで購入できるSIMフリー機種も、上記バンドに対応していれば使えるものと期待される(無保証、ノーサポート)が、上記のバンドに対応していることと、ソフトバンク・ワイモバイルのVoLTEに対応したスマートフォンを使う必要がある

ちなみにスマートフォンに表示されるキャリア名は「LINEMO」になるが、iOS・iPadOSでは「SoftBank」になることがある(ワイモバイルでも同様)。

公式ホームページには「※3Gサービスの終了後に引き続きLINEMO通信サービスをご利用になる場合は、VoLTE対応端末で4G/5Gサービスをご利用ください。」「※VoLTEに対応していない端末では、スマホプランをご利用いただけません。」と矛盾する注記がされている。現状は使えるが無保証だと理解すれば良いだろうか。同様に、ワイモバイル向けのVoLTE対応フィーチャーフォン(ガラホ)は使えるかもしれないが、無保証、ノーサポート。基本的にスマートフォン用だと思っておく方が良いだろう。

APN

  • APN plus.acs.jp
  • ユーザー名 lm (半角英小文字エルエム)
  • パスワード lm (半角英小文字エルエム)
  • 認証タイプ CHAP
  • APNタイプ default,supl,hipri,tether
  • MVNOの種類 SPN
基本、設定不要だが、テザリング等の機能に不具合がある場合は試してみよう。

iPhoneでは構成プロファイルを使う。iPadでは構成プロファイルも使えるし、APNを指定しても良い。

ちなみに、公開されているAPNではIPv4しか使えないが、非公式にワイモバイルのIPv6対応APNを設定するとそのまま使えるという話もある(自己責任でどうぞ)。

Reno5 A などの近頃のワイモバイルの機種はIPv6に標準対応しているので、最近のワイモバイルの機種を使っている場合は、ワイモバイルと同じ「Application」というAPNを選んでおけば、そのままでIPv6が使えるかもしれない(自己責任でどうぞ)。

SIMカード

SIMカードは、標準SIM・microSIM・nanoSIMどのサイズにもなるマルチSIMが提供される。eSIMも選択でき、様々な機種で使える。

USIMカード(F)」という、“ソフトバンク”で持込契約パソコン等と一緒に契約した時にしか使われていなかった珍しいタイプのSIMカードがあるが、LINEMOではそれとはまた少し違う専用のSIMカードが用意されたようだ。でもSIMカードにはLINEMOではなくSoftBankロゴが大きく印刷されている。単にLINEMOロゴの準備が間に合わなかったのか、または「SoftBank on LINE」を強調する狙いから?ちなみに裏面には小さく「USIM_L001 (n501)」と印刷されている。YMのUSIMがn1x1だが、その規則を引き継いだのだろうか。
パソコンでeSIMのアクティベーションコードとそのQRコードを表示し、スマートフォンのカメラでQRコードを読み取って登録する。(写真はワイモバイルの例だが、LINEMOでも同様)

eSIM

従来のSIMカードに加え、eSIMにも対応する。 eSIMだと気になるSIM交換・再発行手数料は0円(無料)なので、気軽に利用できそうだ。

eSIMからeSIMへの機種変更に加え、SIMカードからeSIMへの機種変更もできるようになった。手続きできる時間は 9~20時(年中無休)に限られているが、オンラインでできる

eSIMへの書き込みには一般にQRコードが使われており、これを契約するスマートフォンのカメラで撮影する必要がある(右図)。 ⇒eSIMの設定方法eSIMの設定方法 (PDF)

つまり、回線情報を書き込みたいスマートフォン以外でQRコードを表示する必要がある。また、eSIMを書き込む際にはWi-Fiなどでインターネット接続しておく必要がある。

または長~いアクティベーションコードを手入力する方法もあるが。楽天モバイル専用アプリを使って比較的簡単に書き込む方法を提供しているが、LINEMOではまだそこまでしていない。eSIMに関しては、1年ほど早く始めた楽天モバイルに一日の長があるということだろう。

そのため、回線情報を書き込みたい端末以外のパソコンやタブレット端末などを使って表示するか、スクリーンショットを転送して表示するか、プリンタ等で印刷できるようにしておく必要がある。LINEで簡単に契約できても、スマートフォン以外の機器や自宅等の回線を持っていない人は苦労しそうだ。

LINEMOでは契約時にポップアップを多用して様々な注意喚起がされるし、ホームページでは動画も使いながら情報提供に注力されているようだが、こうしたノウハウ的なことも含めてサポート無し、自己解決できる(または身近に頼れる人がいたり、有償サポートを利用できる)人向けだということを承知の上で、利用してほしい。

契約時の注意事項

端末は用意する必要がある。ソフトバンク・ワイモバイルに対応しているSIMフリー機種はそのまま使えるが、“ソフトバンク”“ワイモバイル”で購入した機種はSIMロック解除が必要。SIMロック解除は My Softbank、My Y!mobile で無料でできる。

ドコモau楽天モバイルMVNOで購入した機種もSIMロック解除すれば使えるが、LINEMOのプラチナバンド (Band 8) が使えないことがあるので、使っている機種の仕様表などをよく確認しよう

支払いは本人名義のクレジットカード、または銀行口座振替に対応

eSIMを新規契約する際は、eKYC(スマートフォンのカメラを使った本人確認)を実施するため、スマートフォンから申し込み手続きする必要がある(パソコンやタブレットで申し込みするとeSIMを選択できない)。

申込時に入力する「連絡がとれる電話番号」は、MNP転入予定の電話番号でもOKになった。通常の手続きで電話がかかってくることはないが、審査の際に確認することがあるときに電話がかかってくることがあるそうだ。 また、eSIMで契約した場合にはSMSが届くようだ。

LINEMOは18歳から契約できるが、20歳未満の利用者は通常のSIMカードのみ(eSIMは使えない、保護者名義で契約しても不可だそうだ)。

ソフトバンク・ワイモバイルからの移行でeSIMで契約する際は、ソフトバンクワイモバイルで指定したネットワーク暗証番号が必要。不明な場合は予めソフトバンクショップ・ワイモバイルショップに出向いて番号を再設定しておく必要がある。

ソフトバンク・ワイモバイルからの移行の際は、MNP予約番号は不要。詳しくは下記リンク先を参照。

2021年に発売された Reno5 AAQUOS R6 などの Android機種、および2021年 9月以降に発売された iPhone 13iPad mini (第6世代) 以降の機種はSIMロックされていないので、そのまま使える。それ以前のiPhoneについては、ソフトバンク・ワイモバイルから移行する場合は、移行手続き時に自動でSIMロックが解除されるようになった。Android機種は、送られてくるSIMロック解除コード使ってSIMロック解除できる。
楽天モバイルやMVNOが販売する機種はほとんどがSIMフリーなので、原則SIMロック解除は不要。Band 8 に対応しているかは、各機種の仕様等を調べよう。
銀行口座振替は2021年 7月 6日より対応した(クレジットカードから口座振替への変更は 7月14日より対応)。クレジットカードから口座振替への変更は申込書を取り寄せて郵送する必要がある。→[My Menu]料金の支払いをクレジットカードから口座振替へ変更する場合の手続き方法を教えてください。

ワイモバイルとの違い

中身の通信・通話サービスの品質は変わらないが、留守番電話着信転送もできないので、スマート留守電なども使えない。LINEトークしかしないという人には問題ないだろうが、通話を重視する人は避ける方が無難だ。

他にもWi-Fiスポットなど使えないオプションが多い。LINE年齢認証とキャリア決済には対応しているが、Yahoo!プレミアム(月額508.2円)は別料金となる。

ワイモバイルの「シンプルM」(3,278円)は月額料金が550円高く、データ量が5GB少ない。通話完全定額の「スーパーだれとでも定額(S)」は1,870円なので、さらに割高になる。追加データ容量も倍額(ワイモバイルでは550円で0.5GB)だ。

ワイモバイルの「シンプルL」は5GB多いが、月額1,430円高い。概して割高に設定されている。

通信品質に違いはないが、この価格差は店舗やコールセンター・コンタクトセンターのサポートを極限に削減」して安くした説明されていた。サポートが要る人は“ワイモバイル”か“ソフトバンク”を利用してほしいということだろう。

半面、ワイモバイルでは家族割引サービスで2回線目以降は1,188円引きになるので、家族で複数回線使う人はワイモバイルの方が割安になりそうだ。 例えば夫婦で「シンプルM」(15GBまで)を1つずつ使い、通話はほとんどしない場合、ワイモバイルの方が若干(88円)安くなる。さらに子どもに持たせたりすれば、家族が増えるほど割安になる。

単身で節約しつつもデータ容量はなるべく多く使いたいという人は、端末の設定などはサポートに頼らず自力で解決し、LINEMO を選ぶと良さそうだ。端末の設定などに自信がない(サポートしてほしい)人は、ワイモバイルにしておく方が良いだろう。

LINEMO はオンライン契約専用(店頭契約不可)で、法人契約不可。 ワイモバイルはリアル店舗/オンライン両方あり、法人契約も可能で法人契約割引もある。

ポイントは両方とも付かない。また料金の支払いにLINEポイントは使えないと案内されている。

細かいところでは、LINEMO では LINE のトークと通話などが使い放題になるとともに、2021年夏以降、LINEクリエイターズスタンプが使い放題になる「LINEスタンプ プレミアム」(月額税別240円)が無料で使えるようになるという。

一方、ワイモバイルには「Yahoo!プレミアム会員」(月額税別462円)が無料で付いてきて、Yahoo!ショッピングYahoo!トラベルなどを利用するとPayPayボーナスを多くもらえる特典がある。

要は、各ブランド名の通り、LINEMOは「LINEとのシナジー」重視、ワイモバイルはヤフーとの連携重視で、「クロスすることは一旦(今のところ)行わない」そうだ。どちらを選べば良いかは、使う人次第だろう。

LINEギガフリー」の対象は、LINEトーク(ファイル送受信を含む)、LINE音声通話・ビデオ通話など。「LINE」内でも使い放題の対象外となるサービスや、技術的要因などにより使い放題の対象外となる場合があるという。例えばLINEスタンプの購入ページはギガノーカウント対象外になるそうだ。また、AppleのiCloudプライベートリレーやVPNを使った通信はノーカウント対象外になる。人によるだろうが、一般論として動画配信やゲームなどに比べるとLINEの通信量はたかが知れているので、「ギガフリー」の恩恵は限られそうだが、LINEとのシナジーを強調する意味では分かりやすい機能になりそうだ。

参考リンク

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