OPPO AX7

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OPPO AX7
OPPO AX7 home1.jpg
初回起動時(リセット直後)のホーム画面
メーカー OPPO
発売日 2018年12月
OS Android 8.1
(Color OS 5.2)
通信方式 LTE (4G)
SIMフリー
デュアルSIM ×
SIMタイプ nano + nano (DSDV)
NTTドコモ【○】 au【○ VoLTE】 SoftBank【○ VoLTE】 楽天【○ VoLTE】
◎=幅広く対応 ○=主要バンドに対応 △=一部のみ対応(非推奨) ●▲=要SIMロック解除
サイズ <大> 縦155.9×横75.4×厚さ8.1 mm / 重さ 168 g
性能 / SoC ○ / Snapdragon 450
メモリ(RAM) 4GB
内蔵ストレージ 64GB
ストレージ増設 ○ microSD 最大256GB
電池容量 4230mAh
急速充電 ×
端子 microUSB
Wi-Fi IEEE802.11b/g/n (2.4GHz)
Bluetooth 4.2
NFC ×
FeliCa ×
GNSS(GPS等)
生体認証 ○ 指紋(背面)
防水 ×
MHLDP出力 ×
ディスプレイ 6.2インチ TFT 1,520×720px
アウトカメラ 13MP f/2.2 + 2MP f/2.4
インカメラ 16MP f/2.0
イヤホン端子 ○ φ3.5 4極
ストラップ ×
本体色 ゴールド ブルー
参考市価 3万円前後
後継機種 OPPO A5 2020
OPPO AX7仕様

AX7(エーエックス セブン)は、中国OPPO(オッポ)社製のAndroidスマートフォン

2018年12月発売、SIMフリー(SIMロック無し)。 キャリアフリーのいわゆる格安スマホ市場向けに、R17 Pro と同時に発表された。

同社製品には Android をベースに自社開発したカスタムROM「Color OS[1]が使われており、本機には Android 8.1 ベースの Color OS 5.2 が搭載されている。そのため独特の使い勝手になっているが(後述)、日本国内向け製品には Google Play が搭載されていて、普通にAndroidアプリを利用できるので、Androidスマートフォンの一種と考えて差し支えない。

この Color OS はiPhone似と言われているが、その向き不向きによって本機の評価が分かれているようで、iPhone から乗り換えた人には概ね評価が高い一方で、Androidに慣れている人の中には戸惑う人もいるよう。でもAndroidの機能が省かれているわけではなく、カスタマイズもできるので、慣れれば普通に使える。

後述のように、Color OS 独自の機能にはセキュリティ関連が多め。 Androidのセキュリティパッチは、今のところ、数ヶ月毎に提供されているよう。

2019年11月に、本機の事実的な後継機となる OPPO A5 2020 が発売された。性能面も大きく改善されているので、今後購入するならば A5 2020 を検討されたい。

特徴

コスパの高いミッドレンジ

発売から半年ほど経った2019年夏時点で、家電量販店で新品が3万円前後、中古店で未使用品が2万円前後で販売されており、価格・流通量ともに買いやすい機種。MVNOなどで音声新規契約の場合に新品が一括1万円以下で販売されていることもある。廉価版ながらミッドレンジ相当の性能になっており、コスパが高い。

家電量販店、大手通販サイト、一部MVNOが取り扱っている。

通常ポイント還元率が10%のヨドバシカメラでもOPPO社の商品はポイント1%還元になっており[2]、販売店の利益率が低い様子がうかがえる。 そのためもあってか、量販店店頭ではOPPO社製品を大抵展示・在庫しているものの、店員に話を聞くとHuawei製品を勧めることが多いようだ(もちろん、Huawei製品の方が実績があって癖が少なく万人向けに売りやすいこともあるだろうが)。

対して、いわゆる「格安スマホ」市場でシェアを握る Huawei では、2019年夏モデルに、本機とほぼ同じ大きさ・価格帯の「HUAWEI P30 lite」を投入(米国トランプ政権の横槍で延期になっていたが8月より順次再開)。ただし薄く・軽いぶん、電池容量も小さくなっているので、電池持ち重視ならば AX7、薄さ・軽さ重視ならば P30 lite が良いかもしれない。

また、OPPOの攻めたカラバリ(正直、カジュアル用途以外で使いにくい)に対し、Huawei はブラックやホワイトなどの無難な色も取り揃えている。

電子保証書

電子保証書の登録を促す画面

OPPOのスマートフォンでは現行全機種で電子保証書(E-Warrantyカード)が登載されている。初期設定を済ませてしばらく経つと、登録を促す画面(右図)が表示される。

Apple iPhone は初期設定時にアクティベーションが必要で、初回アクティベーション時に特段断りなくApple社のサーバに登録される。そもそもパッケージに保証書類は付属していないし、保証状況をホームページで確認できるので便利ではあるが、強権的なAppleだから出来るとも言えそう。

一方、AndroidではアクティベーションをGoogleが管理していることもあるのだろうが、電子保証書のような機能を持つ機種は少ない。 OPPOの機種は半自動でアクティベーションを行うものの、その前に丁寧に確認を求めているのは良いと思う。

ただし、パッケージには保証書(冊子)が付属しているし、あくまで端末購入時に交付された納品書などの購入日が正式な保証開始日となるとされている。アクティベーションを意図的に遅らせても無効となるだろう。電子保証書はあくまで予備であり、原則として保証書と購入日を証明する書類を保存するよう求められている。

主な仕様

対応バンド

FD-LTE Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 18, 19, 20, 26, 28, TD-LTE Band 38, 39, 40, 41 に対応。[3] (太字は日本国内で使われているバンド番号)

SIMサイズは nano SIM。SIMスロットを2つ搭載しており、DSDVにも対応しているらしい。[4]

ドコモ、au、ソフトバンク(ワイモバイルを含む)国内3キャリア全ての、いわゆる「プラチナバンド」にフル対応しており、音声もVoLTEに対応している(KDDIの接続性検証(IOT)済)。 CSFB(3G, W-CDMA) も、ドコモのプラスエリア、ソフトバンクのプラチナバンドに対応。キャリアを選ばずに使えるのが魅力。

さらに、2019年10月より無料の試験サービスを始めた楽天モバイル#MNOサービスでも対応予定機種に挙がっており[5]、日本国内の全キャリアで使える。

また、本機は廉価版の割りに B26, 28 などの新バンドにも対応しているなど、主要バンドに一通り対応しているのが最大の特長。

2018年時点ではHuaweiの廉価機種は B26, 28 などの新バンドに未対応だったが、2019年夏に発売になった P30 lite からは対応した。

特にauでは2018年頃から Band 26 でのエリア化が進んでいるし(同時に Band 18 も吹いているとは思うが)、各社 Band 28 でのエリア展開も始まっているので、山間部や大都市部ビル陰などでの利用が多い人でも安心して使えそう。

あえて言えば、FD-LTE Band 11(auとソフトバンクの1.5GHz)と Band 21(ドコモの1.5GHz、いわゆる東名阪バンド)、TD-LTE Band 42(auが大都市部でよく利用している)に対応していない。とはいえ、これらは同社の上位機種(R17 ProFind X など)でも対応していないので、廉価版だから省いたということではなく、グローバル端末故の設計方針(まだ日本以外ではほとんど使われていない1.5GHzや3.5GHzに対応するためにアンテナを追加搭載したくなかった)なのだろう。

もっとも、前述の通り国内主要バンドにフル対応しているので全国で使え、実用上困ることは無さそう。

付属品

ACアダプタ(USB充電器)、microUSBケーブル、SIMトレイ(本体内蔵)、SIMトレイ取り外しピン、保護フィルム(光沢、貼付済)、ソフトケース、クイックガイドが付属する。

保護フィルムは貼付済だが、指滑りがイマイチで指紋が付きやすく、反射も気になるので、別途保護フィルムを購入して重ね貼りする方が使いやすいと思う。

充電端子は microUSB。 付属のACアダプタは一般的な 5V 2A 出力のもので、よくある小型のもの。本機は急速充電規格に対応していないので、必要充分。 予備の充電器はメーカーのサポート窓口で販売しているが、汎用品で良いと思う(出力2A以上の充電器を推奨)。

筐体と画面

サイズは 155.9×75.4×8.1mm、168g。

筐体がほぼ同じ大きさの AQUOS R2 よりも薄く・軽く、電池容量は大きい。SoCや、モバイルSuica非搭載などの機能差はあるが、頑張っていると思う。

画面側は狭額縁設計になっており、いわゆるノッチも小さめで、筐体の大きさの割りに画面が大きくて見やすい。下端に縁があって誤操作を防いでいるのも好印象。 ただし廉価版なので画面解像度を落としている(1520×720px)が、普段使いには必要充分。そのぶん軽快な動作に貢献していそう。 ディスプレイは6.2インチのTFT液晶で、発色・視野角とも違和感ない。ただし四隅が角丸加工されていて、端まで表示するアプリを全画面表示すると、四隅が表示されないことがある。

筐体バックパネルは樹脂製ながら光沢感のある仕上がりになっており、見た目の安っぽさは無いが、指紋が残りやすい(拭けば落ちるが)。

カラバリはゴールドとブルーの2色展開。 ゴールドは特に違和感はない。 ブルーは濃緑色に近い落ち着いた色なのは良いが、カメラや指紋センサ周りにゴールドがあしらわれており(単に同じ部材を使い回してコストを下げただけかも)、好みが分かれそう。また、スマホリングなどの市販のアクセサリを合わせようとすると大変そう。

ストレージとメモリ

メモリ(RAM) 4GB、内蔵ストレージは 64GB。

廉価版ではメモリ 2~3GB程度の機種が多い中、本機は4GB搭載しており、複数アプリを立ち上げた時などのもたつきが軽減されている。

また、microSDメモリカード(最大256GB)スロットを搭載しており、SIM2枚と同時利用可。ただしmicroSDを内蔵ストレージ替わりに使う設定はできない。写真や音楽などをmicroSDに保存することはできる。

電池

廉価版ながら、内蔵充電池(取り外し不可)は4230mAhで、8インチタブレット並みの大容量を搭載している。OSの省電力動作(後述)と相まって、それなりに使っても電池は1日持つ感じ。

ただし急速充電規格には対応しておらず、しかも大容量なので、充電には時間がかかり、モバイルバッテリ運用ではストレスがかかるかも。電池持ちが良くても寝る前に充電する習慣をつけるのが良さそう。

充電端子は microUSB。上位機種(R17 Pro など)は USB typeC を採用しているが、本機は廉価版のためか、従来の規格が採用されている。

位置情報(GNSS)

GPS(米国), A-GPS, GLONASS(ロシア), Beidou(中国), Galileo(欧州)に対応。

SoCがQualcommなので、廉価機種にありがちなMediaTek社製SoC搭載機のような位置精度の悪さはないものの、取得位置が数kmほどずれることがよくある。画面占有率が高いぶん、GPSアンテナの配置が悪いのかもしれない。

認証・近接通信

指紋センサは背面にある。慣れれば良いが、好みが分かれそう。指紋認証の動作は違和感ない。

NFCは非搭載。日本ではあまり無いが、海外で増えつつある Google Pay 非接触決済が利用できない。(上位機種にはNFCが搭載されている。)

カメラ

作例

メインカメラは2眼で、ソフトウェアによる手ブレ補正に対応しているらしい。[6]

右写真は日陰で適当に撮っただけだが、WBが大きくずれるようなことはなく、手ブレも大きく目立たず、とはいえ写りが良いとも言えず、可もなく不可もなく、普通に撮れている。よく見るとノイズが目立つが、まあ廉価機種にしては頑張っている方か。

シャッターラグは、スマートフォンにしては短い方かと。

撮影画像のアスペクト比は4:3と1:1を選べるが、3:2や16:9が選べないのは地味に不便。撮影画素数も選べない。写真の保存場所はmicroSDに指定できる。 【設定 > システムアプリ > カメラ > SDカードへの保存を優先】

遠近感が出やすい角度からも撮ってみたが、「ボケ味」については、あまり感じられない。

写真のExifに位置情報を記録する機能を有するが、記録された位置がけっこう(数km程度)ずれることがあるよう。なお、位置情報を記録したくない場合は設定変更が必要。 【設定 > システムアプリ > カメラ > ロケーション】

Color OS 5.2

Color OS 5

OPPO社製端末には Color OS(カラー オーエス)が搭載されているが、これは Android を同社がカスタマイズしたもの。とはいえ、Play store が搭載されており(Playプロテクトの認定を受けている)、Android向けアプリを利用できる。

ホーム画面や設定メニューなどの違いが目立つが、カスタマイズは随所に施されているよう。 独特の操作感は向き不向きがありそうで、Androidに慣れた身には正直違和感を覚えるが、慣れれば悪くないとも感じられる。

とりわけ設定メニューは、Android標準と大きく異なっており戸惑うが、Androidの標準機能は削除されておらず、どこかに配置されている。Android に慣れた人は、設定メニュー上部の「設定オプション検索」から探す方が早いかもしれない。

通知の管理が独特。個人的には慣れもあってか Android 8 で細かく指定できるようになったGoogle標準の通知管理の方が操作しやすいように思うが、うざい通知を出すアプリは個別に制限していくという基本動作は同じなので、慣れればどちらでも良いのかも。

標準搭載のホーム画面は、iPhone を意識したように、1ペインを採用(インストールされているアプリのアイコンがホームに並ぶ)。2ペインには対応していないので、気に入らなければ別途ホームアプリをインストールすれば良い。

ホーム画面を右にスワイプすると「スマートアシスタント」という、これもiPhoneを意識したような機能が現れるが、iPhoneと違って無効にできるのが良い(iPhoneは無効にできず不要なSiriなどが現れてうざい)。

スワイプアップジェスチャーナビゲーション

操作も異なっており、例えばホームにウィジェットを配置するときは、ホーム画面のアイコンが無い所でピンチイン(2本指でつまむような操作)をする。

ナビゲーションメニュー(画面最下部に3つ並ぶ「戻る」「ホームへ」「タスク切替」)は、標準で「戻る」が右側に配置されていて、Android標準とは逆。とはいえ、この順番は設定で入れ替えられるようになっている。 【設定 > スマートアシスト > ナビゲーションキー】

さらに、ナビゲーションメニューを最小化して(非表示にもできる)、画面下端からのフリックで呼び出すジェスチャー操作(スワイプアップジェスチャーナビゲーション)も用意されており、これが意外と快適。

画面の右端中央の上寄りを左にスワイプすると、スマートサイドバーが表示される。ここには好きなアプリのショートカットを6個まで任意に登録できる。 表示位置は左右の任意の場所に移動できる。移動するときはスワイプせずに長タップ。 スマートサイドバー自体を無効にしたいときは設定から。【設定 > スマートアシスト > スマートサイドバー】

スクリーンショットはAndroid標準の電源ボタン+音量下ボタンの同時押しで撮れるほか、3本指で画面を上から下になぞるジェスチャで撮ることもできる(後者は無効にできる)。

3本指で画面を下から上になぞると画面分割モードに入る。

特定のシステムアプリ(電話、連絡先、メッセージ、フォンマネージャー、天気、カメラ、テーマストア)の設定は、設定メニューから呼び出す(これもiPhone似)。 アプリから変更できる項目もあれば、設定メニューでしか変更できない設定項目もあるので要注意。 【設定 > システムアプリ】

OPPO独自のプリインアプリは、電話、連絡先、電卓、ファイル管理、テーマストア、フォンマネージャー、コンパス、レコーダー、音楽、Music Party、動画、ゲームスペース、使用のヒント。IMEはGboardが、WebブラウザはOperaがプリインされている(もちろん Google play からインストールすれば他の物も使える)。

通話アプリは通話録音に対応。設定より常時通話録音も選択できる。 【設定 > システムアプリ > 電話 > 通話の録音 > 自動記録】 録音した通話はレコーダーアプリで再生できる。

セキュリティ機能設定

OS組み込みのセキュリティキーボードを備えており、パスワード入力時はIMEが無効になってセキュリティキーボードに置き換わる(iPhone似)。この時はスクリーンショットも禁止されるので、仮にバックグラウンドでキャプチャするような不正ソフトが入っていても盗み見ることができないようになっている。このセキュリティキーボードは無効にすることもできる(無効にすると通常のIMEでパスワードも入力し、スクリーンショットも有効になる)。 【設定 > その他の設定 > キーボードおよび入力方式 > パスコード入力の際にセキュアキーボードを有効化】

バックグラウンドで録音・撮影が動作している時は、通知バーに赤く表示される(iPhone似)。バックグラウンドでの録音・撮影を禁止する設定も備えている。

位置情報が取得されている時は常に、OSが通知を出すようになっている。位置を取得しているアプリ名が通知に表示される。

USB OTG に対応しているが、使う前に設定から有効にしないといけない(第三者が勝手にUSB接続するのを防ぐためだろうか)。使用後10分経つとOFFになるので、使う時は都度ONにする必要がある。接続時に画面下端に通知が出る。または【設定 > その他の設定 > OTG接続】

提供元不明のアプリインストールの許可は、アプリ毎に設定できる。例えば標準のファイルマネージャだけ許可すると、提供元不明のアプリを有効にしたままでも、標準ファイルマネージャ以外からのインストールはできない。【設定 > その他の設定 > デバイスおよびプライバシー > 不明なソースのインストール > (アプリ毎にON/OFF)】

アプリのクローン化機能を持っている。facebook、Instagram、LINE、Viber、Skypeなどの1アカウントしか認めていないアプリを、1台で複数使い分けられる機能(筆者はこれらのサービスを使っていないので、各サービスの規約的にどうなのかは知らないが)。twitterなどの公式に複数アカウントに対応しているアプリは対象外。

プリインの電話アプリは、SIMを2枚入れておくと通話発信ボタンが2つ並んで表示され、都度SIMを選んで通話発信できる。

プリインの音楽アプリは、1曲再生には良いが、プレイリストで曲順指定(並べ替え)ができないので地味に使いづらい(HuaweiやLenovoの音楽アプリも出来なかったな…中国メーカーの傾向なのかな)。常にシャッフル再生しかしないのなら足りるが、プレイリストを使いたい場合は素直に他のアプリを入れるのが良い。

プリインの動画アプリもプレイリストは無いが、ローカルに置いた動画ファイルを都度再生するだけなら十分。MP4は普通に再生され、基本的な操作もできる。動画再生アプリを購入する必要がなく、広告も出ないので良い。

OPPO Theme Store

「テーマストア」アプリから、壁紙やアイコンなどのテーマセットをダウンロードして適用できる。有料もあるが、無料テーマも豊富。風景写真からイラストまで多様。ただし設定画面等へのダークテーマの適用はできない。

「ロック画面マガジン」(AQUOSの「ロックフォトシャッフル」のような機能)が搭載されているが、標準では有効になっておらず、設定から有効にする必要がある。 機能的には他社の類似機能と同じだが、OPPOの「ロック画面マガジン」は左右フリックで写真を変更する動作になってしまい、ロック画面からのカメラの起動(右下端からフリック)が写真変更と認識されてしまうことがあるなど、使いにくさを感じる。

何らかの都合で指紋認証を使わずパターンでロック解除したい場合などに、最初に上にスワイプする操作を無効にできないのが地味に不便。(指紋認証の場合は、センサに指を当てるだけで解除される。)

プリインアプリは少なめだが、プリインされているfacebookをアンインストールできる。勝手に自動起動して電池を食う Google フォトや、Google play ムービーミュージックなどもアンインストールできる。Google フォトを消して Gallery Go を入れたい人にも良さそう。これは素直に嬉しい。(しかしなぜかYouTubeは消せなかった。)

これはHuawei社製端末も同様だが、省電力目的に、アプリの挙動管理が厳しめ。バックグラウンド動作や自動起動の抑制がよく効いており、電池持ちに貢献している。勝手に自動起動して個人情報を垂れ流すfacebookや、常時位置情報を取得するようなマナーの悪いアプリを使わざるを得ないときには良い。 副作用として、メール等のプッシュ通知を受けるアプリが受信・自動起動できなくなるといった問題が起きることがある。その場合は、【設定 > アプリの管理 > (該当するアプリ) > 自動起動を許可】をONにしてやると良い。 ただし、フォンマネージャーや省エネ設定などが定期的に最適化を促してきて、その指示通りに最適化すると自動起動の許可がOFFに戻ってしまうので注意。

登録したアプリが起動中に優先して動作させる「ゲームスペース」が搭載されている。この動作中は通知もOFFになる。ゲームに限らず指定できるようなので、もし本機では重たいアプリがあったら、これを試してみるのも方法か。

ウィルススキャンがOSに組み込まれている(規定では Avast、設定で 360 も選択可。中国向けでは360が標準になるのかな)。別途有料アプリを入れる必要がない。キャッシュクリアなども自動で行われる。反面、そもそも要らないという場合にも無効にできない。

参考


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