OPPO R17 Pro

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OPPO R17 Pro
OPPO R17Pro lockmagazine.jpg
ロック画面マガジン
メーカー OPPO
発売日 2018年12月
OS Android 8→9
(Color OS 5.2→6)
通信方式 LTE (4G)
SIMフリー
SIMタイプ nano + nano (DSDV)
NTTドコモ【○】 au【○ VoLTE】
SoftBank【○ VoLTE】 楽天【○ VoLTE】
◎=幅広く対応 ○=主要バンドに対応 △=一部のみ対応(非推奨) ●▲=要SIMロック解除
サイズ <大> 縦157.6×横74.6×厚さ7.9 mm / 重さ 183 g
性能 / SoC ◎ / Snapdragon 710
メモリ(RAM) 6GB
内蔵ストレージ 128GB
ストレージ増設 ×
電池容量 約3700mAh
急速充電 特殊
端子 USB Type-C
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)
Bluetooth 5.0
NFC
FeliCa ×
GNSS(GPS等)
生体認証 指紋(画面内)
防水 ×
MHLDP出力 ×
ディスプレイ 6.4インチ AMOLED 2,340×1,080px
アウトカメラ
(→{{{cameradetaillink}}})
12MP f1.5/2.4
+20MP f/2.6
インカメラ 25MP f/2.0
イヤホン端子 × 要USBアダプタ
ストラップ ×
本体色 ミストグラデーション
エメラルドグリーン
参考市価 5万円台
OPPO R17 Pro仕様

R17 Pro(アール 17 プロ)は、中国OPPO(オッポ)社製のLTE(4G)対応Androidスマートフォン

2018年12月発売、SIMフリー(SIMロック無し)。 キャリアフリーのいわゆる格安スマホ市場向けに、AX7 と同時に発表された。AX7は廉価版であるのに対し、本機はハイエンド寄り(ミッドハイ)の位置づけになっている。

発売時点では Color OS 5.2(Android 8.1 ベース)を搭載。 日本版は2019年11月に Color OS 6(Android 9 ベース)へのアップデート提供開始。

2019年10月下旬、本機の実質的な後継機種となる Reno A(リノ エー)が発売された。

特徴

Color OS

詳しくは OPPO AX7#Color OS 5.2 を参照

同社製品には Android をベースに自社開発したカスタムROM「Color OS[1]が使われており、本機には Android 8.1 ベースの Color OS 5.2 が搭載されている(2019年11月より Android 9 ベースの Color OS 6 アップデート提供開始)。 そのため独特の使い勝手になっているが、日本国内向け製品には Google Play が搭載されていて、Playプロテクトの認定も受けているので、普通にAndroidアプリを利用できる。Androidスマートフォンの一種と考えて差し支えない。

スマートサイドバー 既定では右側に表示されるが、左右の任意の場所に移動できる

この Color OS はiPhone似と言われているが、その向き不向きによって本機の評価が分かれているようで、iPhone から乗り換えた人には概ね評価が高い一方で、Androidに慣れている人の中には戸惑う人もいるよう。でもAndroidの機能が省かれているわけではなく、カスタマイズもできるので、慣れれば普通に使える。

例えばナビゲーションキー(画面下端に並ぶ「戻る」「ホーム」「タスク切替」ボタン)だが、Color OS では「戻る」が右側にあり、Android標準とは逆になっている。この並び順は設定により変えられるし、さらにスワイプアップジェスチャーナビゲーションにも対応しており、慣れるとむしろ便利。 【設定 > スマートアシスト > ナビゲーションキー】

また、画面の右端中央の上寄りを左にスワイプすると、スマートサイドバーというショートカットランチャーが表示される。ここには任意のアプリのショートカットを6個まで登録でき、表示位置は左右の任意の場所に移動できる(右図=左側に移動した例)。移動するときはスワイプせずに長タップ。 スマートサイドバー自体を無効にしたいときは設定から。 【設定 > スマートアシスト > スマートサイドバー】

このほか、Color OS 独自の機能にはセキュリティ関連が多め。

Color OS について詳しくは OPPO AX7#Color OS 5.2 を参照。

なお、本機も紙の保証書に加えて電子保証書に対応している。

アップデート対応状況

Androidのセキュリティアップデートは、今のところ数ヶ月毎に、継続的に提供されている。

また、OSのバージョンアップは、2019年11月に Color OS 6(Android 9 ベース)へのアップデート配信が始まった。

コスパ高めのミッドハイ

家電量販店、大手通販サイト、一部MVNOで販売されている。

発売から半年ほど経った2019年夏時点で、家電量販店で新品が5万円台半ば、中古店で未使用品が5万円弱で販売されている。新品の流通量は潤沢だが、未使用や中古の流通量は少なめ。格安スマホとして売れ筋価格帯の AX7 と違い、本機は一段高めの価格帯だから、使っている人が多くないのだろう。

2019年夏頃から徐々に値下がりしはじめており、一部MVNOでは音声新規契約必須・12ヶ月縛りを条件に新品を一括3万円で販売する例も出てきた。

なお、2019年10月に、実質的な後継機種となる Reno A(リノ エー)が発売された。2019年11月現在で本機も併売されているが、そう遠くないうちに終息すると考えられる。

本機はSoCに Qualcomm Snapdragon 710 を搭載。2018年5月に発表されたばかりの新しいSoCで、国内発売モデルでは本機が初の搭載機となった。位置づけはハイエンド (8xx) とミドルレンジ (6xx) の中間に位置するミッドハイ。ミドルレンジSoCを最新プロセスに移行させた改良版という感じで、数値に表れる性能は控えめのようだが、放熱特性などが改善されているよう。

実際、本機を連日35℃超えの猛暑の中で使っているが、カメラも普通に起動するし、頑張って動いている(同じ環境で AQUOS R compact はカメラを起動できないくらい熱を持ってしまう)。炎天下のひまわり畑でもカメラが使えていたのには感心。最新のSoC (Snapdragon 710) も奏功していそうだが、熱設計がしっかりしているのだと思う。

Snapdragon 710 搭載により、本機は Display Port Alt Mode による外部ディスプレイ出力にも対応している。筆者の手元では、USB Type-C - HDMI 変換ケーブルを使って、HDMIモニタに写すことができた。

また、RAM 6GB 搭載により、動作が軽くなっている点も好評価。

そんなわけで、性能はミッドハイ、カメラや外装もハイエンド寄りになっていることを考えれば、5万円でもコスパが高めだが、3万円前後まで下がればコスパはかなり高いと言える。

標準的な急速充電規格に非対応

詳細は#電池を参照

本機は、USB PD などの標準的な急速充電規格に対応していないのが惜しい。

内蔵電池 3700mAh で足りないような使い方をする人(例えば、カメラ、電子書籍、ゲームなどを多用する人)、日頃からスマートフォンの電池切れに悩んでいる人、モバイルバッテリを多用している人は、本機は避ける方が良いかもしれない。

イヤホンマイク端子非搭載

そこそこ厚みがあるのでイヤホンマイク端子を搭載したら良かったように思うが、残念ながら搭載されていない。また、防水でもない。

音楽や動画の再生などでヘッドホンを使いたい場合や、イヤホンマイクで通話したい場合は、別途 Bluetooth または USB Type-C の変換アダプタを用意する必要がある。

AX7はイヤホンを抜くと音楽再生が停まったが、本機ではBluetoothヘッドセットが切断されると自動で停まる。音楽プレーヤーアプリは標準のもののほか、サードパーティ製アプリでも可(筆者は MDR-EX31BNdoubleTwist の組み合わせで確認)。

好みが分かれる有機ELディスプレイ

詳細は#筐体と画面を参照

明るく発色の良い有機ELディスプレイを搭載している。一般には好評価となるところだが、筆者のようにプライバシーフィルムを貼る人には向かない(プライバシーフィルムはある程度機能するが、液晶ディスプレイに比べて効果が薄くなる)。

また、指紋センサが画面の裏に埋め込まれているため、プライバシーフィルムを貼ると指紋認証が使えなくなる。→#指紋認証

明るさの自動調整はよく機能しており、暗い屋内から晴れた屋外までよく追従し、視認性も良いが、筆者には若干明るめに感じる。

これは好みの問題なので、自分の使い方に合うかどうかで選ぶと良い。

主な仕様

ドコモとワイモバイル(ソフトバンク)のSIMを2枚挿しで同時電測

対応バンド

FD-LTE Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 20, 25, 26, 28, 32, TD-LTE Band 34, 38, 39, 40, 41 に対応。[2] (太字は日本国内で使われているバンド番号)

AX7と比べると、米国で使われているバンドに追加対応しているが、日本で使うぶんには同等。

SIMカードサイズは nano SIM。SIMスロットを2つ搭載しており、DSDVにも対応。右図のように、同時にLTEを掴む。

ドコモ、au、ソフトバンク(ワイモバイルを含む)国内3キャリア全ての、いわゆる「プラチナバンド」にフル対応しており、近年エリア化が進んでいる新バンド (Band 26, 28) にも対応している。

音声通話は VoLTE に対応するが、筆者が試した範囲では、ワイモバイルとau系MVNO(BIGLOBE楽天モバイル)のVoLTEには対応していた(KDDIの接続性検証(IOT)済)ものの、ドコモ回線ではVoLTEが動作しなかった(2019年10月現在)。

もちろん CSFB (3G, W-CDMA) にも対応しており、本機は3Gでもドコモのプラスエリア、ソフトバンクのプラチナバンドに対応しているので、実用上は問題ない。

さらに、2019年10月よりMNO参入見込みの楽天モバイルでも対応予定機種に挙がっており、日本国内の全キャリアで、地域やキャリアを選ばずに使える。

あえて言えば、FD-LTE Band 11(auとソフトバンクの1.5GHz)と Band 21(ドコモの1.5GHz、いわゆる東名阪バンド)、TD-LTE Band 42(auが大都市部でよく利用している)にも対応していれば良かったが、まだ日本以外ではほとんど使われていない1.5GHzや3.5GHzに対応するためにアンテナを追加搭載したくなかったのだろうか。

付属品

ACアダプタ(USB充電器 SuperVOOC対応品)、USBケーブル(SuperVOOC対応品)、SIMトレイ(本体内蔵)、SIMトレイ取り外しピン、保護フィルム(光沢、貼付済)、ソフトケース、クイックガイドが付属する。

貼付済の保護フィルムは指滑りがイマイチで指紋が付きやすく、反射もするので、別途保護フィルムを購入して重ね貼りする方が使いやすいと思う。ただしそのときは、指紋センサとの干渉に注意。

付属のACアダプタは同社独自の急速充電規格 SuperVOOC(スーパーヴォーク)に対応しており、最大出力は 10V 5A と大きく、そのぶん筐体も少し大きめ。充電端子は USB Type-C。ただし USB PD などの一般的な急速充電規格には対応していない。→#電池

また、市販の充電器は、SuperVOOC にはまず対応していない。これに対応する充電器はOPPO社のサポート窓口で買うしかないが、選択肢に乏しく、合わせて9000円もかかるのが難。

筐体と画面

サイズは 157.6×74.6×7.9mm、183g。

AX7 よりも横幅が若干狭くなって持ちやすいが、重いのが難。もっとも近頃の機種はみなこれくらい重いのだが…

ディスプレイは6.4インチの有機EL(AMOLED)を搭載。解像度は 2340×1080pxのFHD+。標準的だが、有機ELは明るく・視野角が広いので、プライバシーフィルムを貼るような人にはかえって使いづらい(指紋センサとの干渉にも注意)。

画面は流行りの狭額縁設計で、いわゆるノッチも小さめ。筐体の大きさの割りに画面が大きくて見やすい。ただし四隅が角丸加工されていて、端まで表示するアプリを全画面表示すると、四隅が表示されないことがある。実用上はあまり問題ないが、気になる人はいるかも。

カラバリはミストグラデーションとエメラルドグリーンの2色展開。 実にOPPOらしい攻めたカラバリ(^^;。

ミストグラデーションは本機の売りになっており、およそカタログ写真のイメージ通り。とてもきれいだが派手なので、用途によっては使いづらいかもしれない。販売店に行けば必ずと言っていいほど展示見本が置いてあるので、実際に見に行くと良い。

エメラルドグリーンは、カタログ写真では緑一色に見えるが、実機は光の当たる角度によって緑に見えたり青に見えたりする。でも比較的落ち着いた色に見えるので、あまり目立たず、用途を選ばず使えると思う。

USBストレージを接続するとファイルマネージャが起動する。取り外す前に通知欄のメッセージをタップする。

ストレージとメモリ

メモリ(RAM)は 6GB、内蔵ストレージは 128GB。microSDには非対応

microSDに対応していないので、動画や電子書籍をたくさん保存したい、写真をずっと溜めておきたいといった用途だと物足りないかもしれないが、一般的な利用には128GBもあれば十分だろう。

撮った写真などはこまめにパソコンや外付ストレージに移すと良い。外付けメモリは USB Type-C 対応品が便利。

USBストレージを接続すると、標準搭載のファイルマネージャが自動起動し、ファイルのコピーや移動などができる。ファイルマネージャには「OTG」と表示される。筆者が試した範囲では、16GB (FAT32) と 64GB (exFAT) のメディアを読み書きできた。

使い終わったら、USBストレージを取り外す前に、通知欄の「タップして安全にUSBデバイスを取り外します」をタップすることで、予期せぬファイルの破損を防ぐことができる。

パソコンにコピーする場合は、USBケーブルで接続してパソコンから操作する。 本機のロックを解除した状態で、通信対応のUSBケーブルで接続すると、画面下端にメニューが出るので、ファイルの転送(または写真の転送)を選ぶと、パソコン側からMTPで認識され、読み書きできる。

「ファイルの転送」を選ぶと、内蔵ストレージ(のうちユーザ領域)全体を読み書きできる(通常、フォルダの削除も可)。 「写真の転送」を選ぶと、画像・動画ファイルが入ったフォルダのみが表示されて、ファイルを読み書きできる(ファイルは削除できるが、フォルダの削除は不可)。

筆者の手元では、ZRSE(ザスイ)のマグネットケーブルで、充電・データ転送ともに使えている。汎用規格の USB Type-C なので、サードパーティの便利グッズを使うのも一方法。

指紋登録ガイド

指紋認証

本機の最大の特徴だが、指紋センサが有機EL画面の裏側に埋め込まれている(位置は右図を参考に)。

そのため、画面保護フィルムを貼る場合は光を通す必要がある。普通の保護フィルムを貼っているぶんには使えるようだが、筆者のようにプライバシー(覗き見防止)フィルムを貼っていると指紋認証が使えない。

また、画面の裏側に埋め込んでいるから限界があるのだろうが、指紋センサーの精度も高くはないようで、筆者の肌荒れ体質も手伝ってか、保護フィルムを貼らない状態でもエラーが頻発してあまり使い物にならなかった。

もっとも、指紋センサが背面にあると使いづらいし、顔認証もマスクを着用する機会の多い日本人には向かないと言われる(筆者も使いたくない)ので、指紋センサを前面に設ける方向性は正解だと思うが、精度はまだ今ひとつのようだ。

また、そもそもプライバシーフィルムを貼るような人に有機ELは向かないこともあるので、そういう人は液晶モニタの機種を選ぶのが良いのだろう。

なお、指紋も顔認証も登録しないでおけば、従来のようにパターンやPINによるロック解除を利用できるし、Smart Lock も利用できる。

電池

充電端子は USB Type-C。しかし USB PDQualcomm QuickCharge などの標準的な急速充電規格に対応していないのが惜しい。

内蔵充電池(取り外し不可)は1850mAhが2組搭載されており、3700mAh相当となっている。AX7ほどの大容量ではないが、一般には1日充分使える容量だと思う。

電池を2組搭載している理由は、独自の急速充電規格 SuperVOOC に対応するためと、急速充電時にも発熱を抑えるためだとか。急速充電時は専用充電器の 10V 5A 出力を2分割して、各電池を 5V 5A で充電するという。実際、本機付属の SuperVOOC 充電器を使うと、本機を1時間足らずで満充電できてしまうのは驚く。

でも、そこまで急がなくてもいいから、標準的な急速充電規格に対応してほしかったと思う。筆者の手元にあった Anker PowerPort Atom PD1AUKEY PA-Y18 などの USB PD 対応充電器Cheero CHE-315 などの QuickCharge (QC) 対応充電器を使っても 5V 1A 以下での充電になってしまい(通常は 500mA、たまに 900mA くらいまでは上がる。一瞬 5V 2A 近くまで上がる時があるが長続きしない)、充電にはかなり時間がかかる。

本機で採用されている Snapdragon 710 は Quick Charge 4+ にまで対応しているので、USB PD や QuickCharge に容易に対応できたはずだし、せっかく USB Type-C 端子を搭載しているのに、QCにもPDにも対応していないのは残念。

添付の充電器よりも小型で安い充電器が市販されているのに、予備の充電器購入に9000円払うようでは、せっかくのコスパが無駄になってしまう。

モバイルバッテリも、SuperVOOC に対応している製品は無い。 中国ではSuperVOOCに公式対応したモバイルバッテリ(しかも公式PRキャラクターのピカチュウ柄)が2018年11月に発売されたようだが、日本国内では未発売。

Ankercheero などの汎用品も普通に使えるが、やはり 5V 1A 程度での充電になってしまう。

本機の内蔵電池は計3700mAhあるので、一般的な使い方ならば1日持つだろうが、カメラを多用しているとやはり足りなくなるし、電子書籍やゲームなどを使う人も足りないと思う。しかしモバイルバッテリでは、USB PD 対応品を使っても充電に時間がかかり、例えば1時間充電しても20%→40%程度で、旅行などで使うには不便を感じる。

SuperVOOC は要らないから、USB PD に対応してほしかったというのが、使ってみての率直な感想。

NFCのタップ&ペイ

NFC

本機は NFC に対応しているが、おサイフケータイには非対応(セキュアエレメント非搭載)のため、海外で Google Pay は使えるが、国内でモバイルSuicaは使えない。

同社は以前 R15 ProモバイルSuicaに対応して本気を見せただけに、今回も期待していたが、残念。

個人的にはモバイルSuicaが使えない機種はメインになれないので、本機もサブ機に留まりそう。

位置情報(GNSS)

GPS(米国), A-GPS, GLONASS(ロシア), Beidou(中国), Galileo(欧州)に対応。 QZSSには未対応。

SoCがQualcommなので、廉価機種にありがちなMediaTek社製SoC搭載機のような位置精度の悪さはないものの、取得位置が数kmほどずれることがよくある。画面占有率が高いぶん、GPSアンテナの配置が悪いのかもしれない。しばらく時間をおくと正確に測位できるようになるが、一旦スリープに入ってから復帰するとまた位置が飛んでしまい、もどかしい(^^;。

カメラ

作例 座間市ひまわりまつり
作例 座間市ひまわりまつり

メインカメラは3眼で、中央が F1.5/F2.4 両対応の1200万画素メインカメラ。その下にある2000万画素のカメラは主に被写界深度の計算(ぼかし処理の具合を測る)ために使っているとか。上にあるのは今流行りのToF (Time-of-Flight) カメラで、測距に使う3Dセンサの一種。

また、OIS光学手ブレ補正にも対応とある。 たしかにレンズ部分が少し出っ張っているのだが、この大きさに詰め込んでいるのだから感心する。

作例(夜景) 横浜市みなとみらい地区
作例(夜景) 横浜市みなとみらい地区

F1.5 のレンズはかなり明るい部類に入るが、同社でも夜景の撮影に向いているとPRしているので、実際に試してみたのが右の作例。素人が手持ちで適当に撮ってこれだけ撮れれば上出来と言えそう。

不自然な「ボケ」加工が入った失敗作例
不自然な「ボケ」加工が入った失敗作例

ただし、右端近くにピントを合わせて撮影したところ、左端が奇妙な形に流れたのが気になった。縮小して見る分には気にならないが、拡大するといかにも加工したような流れ方をしている。右側のピカチュウが乗っている舟に合わせて撮ったので、左奥が流れるのは自然だが、拡大してよく見るとちょっと気になる。

同様に、日中のなにげないスナップでも、周囲が不自然にぼけた写真になることがあった(右上作例)。川(用水路)を普通に撮っただけだが、距離が近い所と遠い所が明らかにおかしなボケ方をしており、測距カメラで合焦距離から離れた領域に機械的にボカシをかけているように見える。こうなった原因は定かでないが、出先で普通のスナップを撮ったつもりが帰って見たら失敗写真になっていたらガッカリするだろう。カメラアプリに改善の余地がありそうだ。

また、シャッターラグは長くて一定しない。同じ Android 搭載機でも DMC-CM10 はシャッターラグが一定なのでまだ使えるが、本機は列車などの動く被写体の撮影には向かない。カメラの性能が上がっても、やはりカメラ専用機は手放せない:)

AI動作例(逆光)
AI動作例(逆光)

もうひとつ、本機のメインカメラの絞りは F1.5 と F2.4 の2段階に対応しており、さらにAIにより被写体を認識してパラメータを決めているのだろう。逆光(バックライト)花(緑の植物)田んぼ(草)などと認識された内容が表示される。 撮影結果を見ると、WBを大きく外すことなく撮れている。 もちろん全てフルオートで撮影(そもそも内蔵のカメラアプリはマニュアル撮影に対応していない)。

ただし、駅そばは色温度を下げ過ぎかな(肉料理などにはこれくらいが良いのかもしれないが)。でも豆腐一丁そばは普通に撮れたので、単にAWBが安定していないのかな?

本機内蔵カメラはフルオートでしか撮れず(マニュアル設定無し)、割り切っている。 もっとも、スマートフォンのカメラに期待されているのはマニュアル撮影ではないと思うので(マニュアルが好きな人は普通のカメラも使っていると思う)、その方向性は悪くないと思う。 ただし、割り切りすぎている感はある。例えば撮影画像のアスペクト比は4:3と1:1を選べるが、3:2や16:9が選べないのは地味に不便。画素数も選べない。

筆者はめったに使わないので評価しないが、OPPO社はフロントカメラにも力を入れているので、一般的な使い方には期待に応えてくれそうに思う。

写真のExifには位置情報が記録される。位置情報を記録したくない場合は設定変更が必要。 【設定 > システムアプリ > カメラ > ロケーション】

その他

OPPO Theme Store

テーマストア

プリインストールされている OPPO Theme Store アプリを使うと、壁紙やアイコンなどがセットになったテーマが多数配信されている。ダークテーマ(ただし設定画面はダークテーマに未対応)からライトテーマ、イラストや写真を使ったかわいらしいテーマ(右例)など様々。

スクリーンショット

スクリーンショット撮影音はカメラと同じで、個別に設定はできないが、音量は小さめで、ミュートすると音が出なくなるのは好評価。 【設定 > サウンドとバイブ > ミュート】

スクリーンショットを撮ると、右下に「縦長スクリーンショット」アイコンが表示される。これをタップすると、画面下方にスクロールして、1枚に連結したスクリーンショットを撮ることができて便利。→

しかし、以前はPNG形式で保存されていたスクリーンショット画像ファイルが、OTAアップデートで CPH1877EX_11_A.17 を適用した後からだと思うが、いつの間にかJPEG形式に変わっていた。実用上は大差ないものの、ちょっと気になる。

なお、Color OS では Screenshot フォルダが DCIM(カメラ撮影画像が記録されるフォルダ)以下に生成される。(Android では一般に Pictures フォルダ以下に生成される。)

2週間無料レンタルサービス

OPPO社が公式に、R17 Pro と AX7 の2週間無料レンタルサービスを行っている。 貸出料・送料は無料だが、保険料として1,000円かかり、クレジットカードが必要。

レンタル品にSIMカードは含まれないので、手持ちの電話機等のSIMカードを差し替えて使うようになる(持っていない場合は別途用意)。

ただし2019年8月時点で在庫が無く貸出を中止しているよう。

気になる後継機と ZenFone 6

本機 (左) と ZenFone 6 (右)
本機にはプライバシーフィルムを貼っているため暗めに見えている

ASUS ZenFone 6 (ZS630KL) が、2019年8月23日に日本でも発売された。 海外での価格は USD 500 ほど、日本では 7万円ほどで、本機の出だしと同程度の価格帯。

※グローバルでは5月に発表済の機種で、すでに日本語の製品サポート情報が提供されており、ファームウェアも8月2日版より日本対応になっていた。

画面は R17 Pro(有機EL)の方が明るく鮮明に映るが、右側の ZenFone6(店頭デモ用の動作機)の画面もきれいに映っている。写真左側の機体はプライバシーフィルムを貼っている私物のため、暗めに写っている。有機ELはプライバシーフィルムの効果を削いでしまうので、どちらが良いかは使い方次第となる。

  • R17 Pro - 157.6×74.6×7.9(mm), 約183g
  • ZS630KL - 159.1×75.4×9.1(mm), 約190g

大きさ・重さはほぼ同じ。持った感じではほぼ同じで、若干厚みが増しているくらい。電池容量は大きく、イヤホンマイク端子を搭載し、カメラ回転ギミックを入れながら、頑張っていると思う。邪魔なインカメラが無いぶん ZenFone 6 の方が画面を広く使える。ただし指紋センサーが背面にあるのは少々使いづらいと感じるかもしれない。

ZenFone 6 のSoCは最新のフラグシップモデル Snapdragon 855 が搭載されているし、OSはもちろん Android 9 を搭載。インカメラが無いぶん画面は大きく、液晶なのでプライバシーフィルムを貼る人にも最適。カラバリは筆者ギークに嬉しい(笑)ブラックもラインアップ。電池は大容量の5000mAhで、QuickCharge 4.0 に公式対応(≒USB PD 対応)。DSDVで、ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルのVoLTE通話に対応対応バンドは本機同等で、GNSSはQZSSにも対応。カメラは本機に比べると暗めだが、180°動いてパノラマ撮影もできるギミックは面白い。さらにUIのダークモード対応など、ギーク的には面白みのある一品に仕上がっている。

Reno A

本機 (R17 Pro) が発表された2018年 8月から1年あまり経過した2019年10月 8日に、本機の実質的な後継機種となる Reno A(リノ エー)が発売された。[3]

家電量販店店頭での価格(回線契約無し)は4万円程度で、価格は安く、「おサイフケータイ」にも対応している。SoCは同じ Snapdragon 710 を搭載。同社独自の急速充電 SuperVOOC が省かれているが、そのぶん軽量化されている。

攻めたカラバリが多い同社だが、Reno A では新たにブラックが設定され、価格が引き下げられた上に日本で人気のあるFeliCaにも対応するなど、同社の売る気が窺える。

2019年11月時点で R17 Pro は5万円台で併売されているが、この価格では売れないだろうから、そう遠くないうちに終息すると考えられる。

お買い得価格に巡り合えれば R17 Pro を買うのも良いが、特にこだわりが無ければ、今から買うなら Reno A を選ぶ方が良いだろう。

参考

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