Pixel 7 Pro

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Pixel 7 Pro
Pixel7pro obsidian.webp
Obsidian (黒)
メーカー Google
発売日 2022年10月13日
OS Android 13
アップデート 2027年10月まで
通信方式 5G + 4G + 3G
SIMフリー
デュアルSIM ○ DSDV
SIMタイプ nano + eSIM
日本版 (GFE4J)
NTTドコモ【○ VoLTE】 au【◎ VoLTE】 SoftBank【◎ VoLTE】 楽天【○ VoLTE】
◎=幅広く対応 ○=主要バンドに対応 △=一部のみ対応(非推奨) ●▲=要SIMロック解除
サイズ <大> 縦162.9×横76.6×厚さ8.9 mm / 重さ 212 g
性能 / SoC ◎ / Google Tensor G2
メモリ(RAM) 12GB LPDDR5
内蔵ストレージ 128/256GB UFS 3.1
ストレージ増設 ×
電池容量 5000mAh
急速充電 USB PD 3.0 PPS対応
端子 USB Type-C
USB OTG
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6, 2.4GHz/5GHz)
Bluetooth 5.2
NFC
FeliCa SuicaPASMO共存可
GNSS(GPS等) G+A / O / L / Q / B
生体認証 ○ 指紋(画面内)・顔
防水 IP68 (防水防塵)
MHLDP出力 HDMI Alt Mode
ディスプレイ 6.7インチ LTPO OLED 3,120×1,440px
アウトカメラ
(→詳細
【広角】50MP 82°(24mm相当) f/1.85 1/1.31インチセンサー OIS対応
【超広角】12MP 125.8°f/2.2
【望遠】48MP 20.6°(光学5倍相当) f/3.5 OIS対応
インカメラ 10.8MP 92.8° f/2.2
イヤホン端子 ×
ストラップ ×
本体色
参考市価 124,300円(128GB)、139,700円(256GB)(税込、直販価格)
Pixel 7 Pro 仕様 ヘルプ 初期設定ガイド

Pixel 7 Pro(ピクセル セブン プロ)は、Google社製の5G対応AndroidスマートフォンAndroid 13を搭載。 本機は32bitアプリのサポートが廃止された(64bitアプリのみが動作する)初のAndroidスマートフォンだそうだ。

日本版の型番は GFE4J。米国などではストレージ512GBモデルも用意されているが、日本版は128GBと256GBの2択。カラバリはHazelヘーゼル(ゴールド)Snowスノー(ホワイト)、Obsidianオブシディアン(ブラック)の3色展開。ただしHazelはストレージ128GBのみ。

2022年 5月11日(現地時間)に開催された「Google I/O」にて、Pixel 7」「Pixel 7 Pro」の今秋発売が予告された。その後、2022年10月 6日(現地時間)に開催された発表会で詳細が発表されると同時に、日本を含む16ヶ国のGoogleストア(Web通販)で予約注文できるようになった。発売は10月13日。

極度に進んだ円安のせいで競合のiPhoneなどは価格が高騰しているが、本機は米国での価格が$899(Pixel 7 Pro 128GB)に対し、日本での価格は113,000円(同、Google Store での税別本体価格)に抑えられた。単純計算で想定為替レートが126円/ドルとなるから、直近の実勢為替レートが1ドル145円(2022年10月7日現在)もの極度の円安の中で、日本版の価格はかなり割安に設定されたといえる

いわゆるSIMフリー機種だが、販路は直販(Googleストア)とソフトバンク、auに限られている。どこで買ってもSIMフリーで、仕様は共通だが、価格は異なるので(ソフトバンクとauは割高)、安く買いたければGoogleストアで、サポートが必要ならばキャリアショップで買えば良いだろう

他国で販売されている端末は仕様が少しずつ異なるが、本稿では日本版を扱う。
Pixel 7 はHazelが無く、Lemongrass(レモングラス)がある。他2色は共通。
米国での発表後に開催された日本での製品発表会に、Googleのスンダー・ピチャイCEOが登壇したようだが、この価格設定を見ても日本市場への力の入れようが感じられる。
キャリアショップでサポートを受けられるのは、同じキャリアブランドで回線契約がある場合のみ。一般に同じ会社であってもソフトバンクショップではワイモバイルやLINEMOはサポートしない。他のキャリア(MVNOを含む)で使いたい場合は、ノーサポートとなる。例外はイオンモバイルくらい。

対応バンド構成

  • 5G Band n1, n2, n3, n5, n7, n8, n12, n14, n20, n25, n28, n30, n38, n40, n41, n48, n66, n71, n77, n78 (Sub-6), n257, n258, n260, n261 (mmWave)
  • 4G FD-LTE Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 14, 17, 18, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 30, 32, 66, 71
  • 4G TD-LTE Band 38, 39, 40, 41, 42, 46, 48
  • W-CDMA (3G) Band 1, 2, 4, 5, 6, 8, 19
  • GSM (2G) 4バンド対応

[1] (日本版 GFE4J、太字は日本国内で使われているバンド番号)

n40(2.3GHz帯)はauが2023年以降に利用開始予定

nanoSIM と eSIMデュアルSIM(DSDV)に対応。

SIMフリー(SIMロック無し)で、4Gは1.5GHz帯(ドコモ網の Band 21、au・SB網の Band 11)を除く国内の全バンドに対応しており、国内全キャリアで遜色なく使える。

ただし、頻度は多くないが、使っていて突然切断されることが幾度かあった(ビルド番号 TD1A.220804.031)。機内モードON/OFFで回復するが、ベースバンドファームウェアに不具合があるのかもしれない。

5Gは、ドコモの n79 を除く国内全キャリアに対応している。

前の Pixel 6 Pro は当初ドコモと楽天の5Gに対応していなかったが、本機は発売当初から国内4キャリアとそのMVNOで5GのSub-6とミリ波を利用できると謳われている。ただし、本機はn79に対応していないのでドコモは非推奨。 ⇒5G の対応状況の確認

5G ミリ波対応だが…

Pixel 7 はSub-6止まりだが、Pixel 7 Pro はミリ波にも対応している。今はまだエリアが狭すぎてあまり恩恵が無いが、auが東京山手線内の駅で重点的に整備しているので、povo 2.0を使うと手軽にミリ波を体験できる…はず。

ワイモバイルのeSIMを入れて、電波状態のとても良い場所で計測

ところが、本機はn257の掴みが良くないようだ。

本機にワイモバイルのeSIMを入れて、ソフトバンクの 5G n257 が整備されている秋葉原の中央通りや渋谷駅付近を歩いてみたところ、一度もn257を掴まなかった。以前の Pixel 6 Pro はn257を掴んでいたのだが、本機がソフトバンクのn257を掴まない可能性も、ワイモバイルがn257非対応にされた可能性も、考えられる。n77は快適に使えるので、n257を掴まなくても実用上の問題はほぼ無いのだが…。

また、povo 2.0 で試してみたところ、n77は掴むが、n257は掴まなかった。

楽天モバイルの5Gミリ波 (n257) 基地局のすぐ前まで行くと掴むことがある(楽天はミリ波を掴んでもあまり伸びないが)

楽天モバイルは、5Gミリ波 (n257) 基地局のすぐ前まで行くと掴むこともあったが、掴まない(5G n77 や 4G Band 3 のみを掴む)こともあった(まあ楽天のエリアはけっこういいかげんだから他機でもそういうことあったよね…)。

Pixel 6 Pro でn257を普通に掴んでいた場所で測っても、本機ではn257をなかなか掴まないし、掴んでも電波が弱い。本機の5Gミリ波 (n257) は、かなり掴みが悪いのかもしれない。

ちなみに、【設定 > ネットワークとインターネット > 接続の自動調整】を切り替えてみても変わらなかった。

もっとも今のエリアではミリ波を掴んだところで体感で使い勝手が向上するわけでもないのだが、せっかくミリ波に対応しているのに使えないという肩透かしもいただけない。ソフトウェアの問題であれば、直してほしいと思う。

デュアルSIM(DSDV)対応

SIMカード (nanoSIM) 1枚とeSIMを併用でき、デュアルSIM(DSDV)で使える。

データ通信用SIMの切り替え方法は、【設定 > ネットワークとインターネット > SIM > データ通信に使いたいキャリア名をタップ > モバイルデータON】(eSIMの場合は「SIMを使用」をONの後、さらに3ステップ)。階層が深く、わかりにくさがある。

筆者の手元では、ワイモバイル (eSIM) 、povo 2.0 (eSIM) 、 IIJmio (eSIM) と楽天モバイル(SIMカード)で使ってみて、いずれも快適に使えている(5G n257 はなかなか掴まないが)。

ワイモバイルと楽天モバイルは、APN設定不要で、SIMを入れるだけで自動認識された。

Pixel 7 Pro の特長

Google Tensor G2

SoCは、2021年より製品化されているGoogle独自開発の「Tensorテンサー」の後継にあたる、最新の「Tensor G2」が搭載されている。基本的にはARM互換だが、AI (ML) を重視して設計されており、機械学習は初代Tensorよりも60%高速化、20%効率化したと謳われている。

また、性能は「Snapdragon 888」(Qualcommの2020年12月発表のフラグシップ)や「Exynos 2100」(Samsungの2021年1月発表のフラグシップ)並みと言われるが、同じく発熱対策に難があった初代「Tensor」よりも省電力設計になっていると謳われており、発熱対策においても有利と考えられる。

発売が10月で、ようやく酷暑の夏が過ぎ去って涼しくなってきた頃合いなので、そもそも発熱が問題になる動作環境ではないのだが、今のところ発熱が気になる場面はない。

Pixel 6 シリーズより対応した「レコーダー」アプリでの自動文字起こし(音声文字変換)などは引き継ぎつつ、「Tensor G2」により、ピンぼけ写真を鮮明にする「Photo Unblur」や、画質をあまり落とさずにデジタルズームする「超解像ズーム」などの新機能が搭載された。

ML用コア (TPU) は自社開発だが、CPUはARMからライセンスされた Cortex-X1 (2.85GHz) ×2、Cortex-A78 (2.35GHz) ×2、Cortex-A55 (1.8GHz) ×4 の組み合わせ。前代「Tensor」と同様、ベンチマークの数字を追うよりも安定性を重視して設計されている様子がうかがえる。GPU は Mali-G710 MP7、製造プロセスSamsungの4nm。

また、やはりGoogleが独自開発したセキュリティチップ「Titan M2」も搭載しており、CPUとは独立してセキュリティコアが動くようになっている。

メモリ12GBは必要充分だが、内蔵ストレージは128GBまたは256GB。本機はmicroSDを使えないので、写真や動画をよく撮る人は、内蔵ストレージ256GBモデルを選ぶのが賢明だろう。

米国版には内蔵ストレージ512GBモデルが用意されているが、日本版には無い。

モバイルSuica対応

本機は「おサイフケータイ」に対応しているので、普段使いのスマートフォンとしても申し分ない。

Pixel 6 Proでは別途「おサイフケータイ」アプリをインストールする必要があったが、本機では初回セットアップ後に自動でインストールされるよう改善された。 →Pixel スマートフォンで非接触型決済を行う

モバイルSuicaモバイルPASMO併用できるので(共存対応、各1枚ずつ発行可能)、例えば民鉄の定期券とSuicaグリーン券を両方使いたい人にも向いている。

今のところ読み取りづらかった店舗端末はない(例の曲者も使えた)。

ただし、読み取り性能に難がある HELLO CYCLING の初期コントローラーは、使えたり使えなかったり。あてにしない方がいいだろう。

本機にはFeliCaマークが付いていないが、FeliCaアンテナは本体背面中央より若干上寄り(カメラとGロゴの間)にあるようだ。中央のGロゴ付近にアンテナがあった Pixel 6 Pro よりも上寄りに移動し、改札機もすぐに反応するし、買い物でも使いやすくなった。 →Google Pixel のハードウェアの図

市販のリング付きスマホケースはFeliCaアンテナに干渉することがあるので、リング付きケースは避ける方が良いだろう。後からリングを貼る場合は、下の方に貼れば問題ないが、スタンド替わりに使うなら、リングよりもキックスタンドの方が使い勝手が良いかも。

もちろん、各種Payアプリも問題なく使える。 本機背面を2回叩くと任意のアプリを起動できるジェスチャー操作にPayアプリを割り当てて起動することもできる【設定 > システム > ジェスチャー > クイックタップでアクションを開始】。

GNSS

本機のGNSSは、GPS(米国)、GLONASS(ロシア)、Galileo(EU)、QZSS「みちびき」(日本)、Beidou(中国)に対応しており、デュアルバンドGNSSに対応している。

米国では、Beidouは使えない。

USB PD 急速充電対応

超小型の充電器を1つ持っておくと、電車の中などでも充電できて何かと便利。 (AUKEY Omnia Mini II PA-B1S + Anker PowerCore 10000 PD Redux)

本機にはUSBケーブルは付属しているが、充電器は付属していないので、別途用意する必要がある。

本機は USB PD 対応の充電器を使うと、9V 2A (18W) 程度で急速充電される。

USB PD 3.0 PPS (Programmable Power Supply) に対応している充電器を使うと、最大23W(≒9V 2.5A)で充電されるが、今はまだPPS対応充電器は少なく若干値が張る/大型化する傾向があるし、18Wと23Wでそこまで大きく違うわけではないので、選択肢が広い18W・20W対応の充電器で良いのではと思う。

コンビニ(セブンイレブン)で買えるAnker製充電器・ケーブル。意外と通販より安く買える物もある

iPhone 13 が20Wまで対応したので、各社が20W対応の急速充電器を投入しており、18W~20Wあたりの充電器は買いやすい。とりわけ Anker PowerPort III Nano 20Wはコンビニでも買えて価格も安い(セブンイレブンで1958円)が、プラグを折りたためず、筐体色ホワイトしかないのがイマイチ。

ちなみに筆者は手持ちの AUKEY Omnia Mini II PA-B1S(最大出力20Wだが、本機は18W≒9V 2Aで充電される)と一緒に快適に使えている。こちらは通販と一部の家電量販店(ビックカメラヨドバシカメラなど)でしか買えないが、プラグを折りたためて小型軽量なので持ち運びに便利だ。

本機のUSB端子はキャップレス防水だが、濡れている状態でケーブルを接続すると故障の原因になるので気をつけたい。

このほか、Qi方式による非接触充電とバッテリーシェア(周辺機器の充電)に対応している。純正の Pixel Stand(Google Store で税送料込9570円)を使うと最大23Wで充電できるが、比較的安価に買える一般的なQi対応の充電器でも、勤務先などに置いておくぶんには充分だろう。

電池持ちは良好

本機は約5000mAhの電池を内蔵している。

Pixel 6 Pro(5003mAh)とほぼ変わらないが、電池持ちは良くなったと感じる。Pixel 6 Pro はモバイルネットワークが電池を食っていたので、OSのアップデートで改善したのかもしれない。

【設定 > バッテリー > バッテリー使用量】を開くとアプリの使用量が出てくるが、下の方にある「過去24時間のシステムのバッテリー使用量」をタップするとその下が出てきて、何が電池を多く食っているのかが判る。もし電池の減りが早いと感じたら、確認してみよう。

本機は省電力タイプのディスプレイを搭載しており、画面の電池消費量は多くないものの、振動などに応じて画面点灯するようになっているので、電池持ちが気になる場合は【設定 > ディスプレイ > ロック画面】にある「時間と情報を常に表示」「スマートフォンを持ち上げて通知を確認」などをOFFにしておくと良い。

また、【設定 > ディスプレイ > スムーズ ディスプレイ】をOFFにすると、画面のリフレッシュレートを60Hzにして電池持ちを改善できる。本機の画面のリフレッシュレートは既定で120Hzになっているが、一般的な用途では60Hzで十分だと思う。好みに合わせて設定しよう。

もちろん、カメラなどを多用すれば電池の減りが早くなるので、旅行やオンライン会議などでカメラを多用する場合は USB PD 急速充電対応のモバイルバッテリーを携行しよう。18Wの急速充電でも30分ほどで50%ほど回復するので、旅行中も電車やバスに乗った時などにモバイルバッテリーにつなぐ習慣を身につけると良いだろう。

スクリーンショット音の改善

Pixel 6 Pro では、スクリーンショット撮影時に出てくるうざい通知音を無効にできず、マナーモードにしてもスクリーンショット撮影音が鳴っていた。しかも音圧がかなり耳障りだった(;_;)。

本機では改善され、マナーモードにするとスクリーンショット撮影音が鳴らなくなった。また、鳴っても小さな音に改善された。

しかし、相変わらずスクリーンショット撮影時に画面左下にサムネイルが出て邪魔。この邪魔なサムネイルは無効にできない。さすがに某社のようにサムネイルがスクリーンショットに映り込むことはないが、それにしてもストレスが溜まる。

「無音スクリーンショット」というアプリを使うとサムネイルを出さずにスクリーンショットを撮れるのだが、そもそもスクリーンショット音も撮影後のサムネイルも、任意に無効にできるようにしてほしいものだ。

スクリーンショットファイルは【内部共有ストレージ/Pictures/Screenshots/Screenshot_YYYYMMDD-hhmmss.png】に保存される(Android標準)。

なお、スクリーンレコード(画面録画)は画面上端の通知バーを下にスワイプしてクイック設定を開き、「スクリーンレコード」をタップして開始するが、規定ではスクリーンレコードが非表示になっているので、初回のみタイルを編集してスクリーンレコードを表示させる必要がある。録画した動画は「Movies」フォルダ内に保存される。

5年間のセキュリティアップデート

本機は、発売から3年間のOSアップデート、5年間のセキュリティアップデートが提供されるので、安心して使い続けることができる。

Pixel 5 シリーズまでのサポート期間は、最初の(米国での)発売から3年間だった。

Pixel 6 シリーズ以降、セキュリティ アップデートは5年間に延長された。本機の Android OS バージョンのアップデートは3年間(2025年10月まで)、セキュリティ アップデートは5年間(2027年10月まで)となる。

内蔵電池の劣化などもあるだろうから5年使い続けられるかはともかく、安心して使い続けることができそうだし、長く使えればコスパも高いと言えそうだ。

また、Android OS を開発しているGoogleの製品だけに、セキュリティアップデートの提供が早いのも嬉しい。セキュリティアップデートの提供が周回遅れになっているメーカーもある中で、アップデートが早いのは安心して使い続けられるポイントになるだろう。

OSのセキュリティアップデートは、【設定 > システム > システム アップデート】または【設定 > セキュリティ > セキュリティ アップデート】で確認できる。

Google Play アップデートは、【設定 > セキュリティ > Google Play システム アップデート】または【設定 > デバイス情報 > Android バージョン > Google Play システム アップデート】で確認できる。

高価だがコスパも高い

本機は実売12万円前後の高価な機種だが、性能が高く、おサイフケータイなどの機能がそつなくまとまっているので、ハイエンド機種を求める人には良い選択肢になりそう。

Pixel 6 Pro の欠点が着実に改善されているのも安心感がある。

Android OS のレファレンス機でもあるから、開発者目線では、最新のAndroidを使えることもメリットのひとつ。

某社と違ってゲームなどの余計なアプリがプリインされていることもなく、キャリア端末と違ってゴミアプリに悩まされることも無いので、ストレスフリー。

Googleストアではクレジットカード分割払いを手数料無しで利用できる仕組みも提供しており、通販でクレジットカードで買う人には買いやすい。

また、通信(ミリ波非対応)やカメラなどの性能が若干落ちるが、そのぶん廉価な Pixel 7 も用意されているので、カメラに重きを置かない人には Pixel 7 がおすすめだ。


Pixel 7 Pro の欠点

販路が狭い

PixelシリーズはGoogleストア(直販)と一部キャリアショップでしか購入できず、例えば家電量販店などでは購入できない。

建前上はキャリアショップ(ソフトバンクショップauショップ)でも機種のみ購入できるのだが、キャリアショップは回線契約が主業なので、機種のみ購入する人は歓迎されない傾向がある。(同キャリアブランドで回線契約がある人以外は)少なくともサポートは受けられないし、価格も割高なので、わざわざキャリアショップで買うメリットはない。

よって、実質的な本機単体の販路はGoogleストア(直販)のみとなる

キャリアショップも、auソフトバンクは扱っているが、他のキャリア(ドコモと楽天)は扱わないし、UQYMも扱わない(動作確認はされているので持込機種変更はOK)。

ドコモが扱わない理由は憶測記事が飛び交っているが、よく言われるのはn79非対応。でもそれは鶏と卵の関係のような気もする(ドコモが採用を決めればGoogleも対応するだろう)。むしろ、Pixelシリーズはプリインアプリを認めないといった他の要因が絡んでいそうな気もするし、本機は(スマートフォンの操作に詳しい)若い世代に売れていると聞くので、ドコモの客層にはあまり馴染まない(から台数を捌けない)と判断された可能性もあるだろう。

楽天が扱わないのはロットの関係のような気がする(ドコモがahamoだけで扱うことすらできないのもロットの制約がありそうだ)。

このように臆測は様々できるが、誰であろうと第三者には憶測しかできないので、この話をしてもあまり生産的でないように思う。

Googleからみれば、ドコモ・ahamoと楽天が扱わないことによる機会損失がどの程度かが重要だろうけれど、Pixel 7 Pro にしても発表(予約開始)後数日で在庫無し(納期が延びる)になってしまうくらい在庫がカツカツなので、販路拡大以前の問題のような気もする。

近頃はiPhone・iPadも家電量販店で買えるようになったが、思えばiPhoneも、当初はSBのみで、じきにau、ドコモ、家電量販店、楽天へと販路を拡大した。Pixelも販路が広がれば、買いたい人の手に届きやすくなるのではと思うが、それにはもう少し時間がかかるということだろうか。

もっとも、Pixelシリーズは説明書がなかったり(基本的なことはPixel Phone ヘルプにまとまっているのだが)と初見殺しな面があって、あまり素人向きの機種ではない(Androidスマートフォンを使い慣れた人向けの機種な)ので、販路が狭い(詳しい人が指名で買いに来る)くらいでちょうどいいのかも?

もちろん、中古店などでも購入できるが、より詳しい人向けの販路となるので、割愛。
そのため、例えばソフトバンクでは「安心遠隔ロックサービス」対象外になっている。ドコモの同等機能「おまかせロック」はiPhone・iPad以外は原則対応となっている。このように、ソフトバンクは柔軟に対応しているが、ドコモは頑なに特殊なキャリアアプリをプリインできない機種を避けている可能性がありそうだ。Pixelがゴミアプリてんこ盛りになったらみな嫌だろうから、ドコモから出なくて正解かもしれないね…

電源ボタンを押しにくい

本機のボタン類は右側面にまとまっているが、本機に限らずPixelシリーズでは、電源ボタンが上に、音量ボタンが中央付近に配置されている。

他の機種では音量ボタンが上に、使用頻度の高い電源ボタンは下に配置されていることが多く、電源ボタンと指紋センサーを兼ねている機種も多いが、そうした他の機種を使い慣れている人にとっては、本機の電源ボタンは押しづらい。

ただし、Pixel 6 Proの電源ボタンは小さくて硬かったが、本機は改善され、押しやすくなった。

Pixelは昔からこのボタン配置なので、変更しづらいのだろうが、細かな(押しにくさの)改善はされていた。

イヤホンマイク端子無し

本機にはイヤホンマイク端子が搭載されておらず、市販のアナログアダプタにも対応していない(USB端子にアナログ音声信号が出ていない)。百円ショップなどでも手に入る安価なアダプタは使えないので注意したい。

音楽再生やゲーム・映画を観たい人はもちろん、ZoomなどのWeb会議が多い昨今、出先でのWeb会議などにもイヤホンマイクは必須だが、本機で有線イヤホンマイクを使いたい場合は、割高なDAC内蔵の USB Type-C 対応イヤホン、またはDAC搭載の変換アダプタ等を使う必要がある。

もちろん、Bluetooth対応の無線イヤホンマイクは使える。筆者は AfterShokz OpenMove、SONY MDR-EX31BN、SBH24 と Sudio TRE で確認。

ストラップホール無し

本体はおろか、別売の純正ケースにもストラップホールが無い。ストラップを付けると使い勝手が大きく向上するのだが、ストラップを付けたい人はサードパーティ製のケースを購入しよう。

microSDカードを使えない

本機は microSD に非対応で、内蔵ストレージを拡張できない。Google フォトの利用を前提にしているのかもしれないが、写真をたくさん撮る人には実用的でなく、不便だ。

本機の内蔵ストレージは128GBないし256GBだが、カメラを多用する人は128GBでは心もとないだろうから、256GBモデルを買う方が良いだろう。

でも本機の256GBモデルは品薄状態が続いているようで、やはりストレージに不満を持つ人が少なくないのかもしれない。ユーザー目線に立てばmicroSDに対応する方がいいと思うが、残念だ。

画面内指紋センサーが搭載されている。従来他機種と比べると優れているものの、やはりワンテンポ遅れるし、物理的な触覚が得られない画面内指紋センサーは使いづらい

画面内の指紋センサー

本機の指紋センサーは画面に埋め込まれている。他社に比べて精度は良好で、乾燥肌の筆者の指でも辛うじてロック解除できるのだが、Pixel 6 Pro よりもロック解除ミスが増えたように思う。

例えばスタンドに置いた状態でロック解除しようとすると、ほぼ失敗になる。本機では押し付けるようにしないとうまく認識されないので、スタンドに置いた状態だとうまく読み取れないのだろう。

しかも、登録できる指紋の数が5つから4つに減ってしまった。これも不便だ。

側面指紋センサー搭載機種と比べると本機のセンサーはロック解除がワンテンポ遅れ、センサー部に意識して指を1秒ほど押し付けるようにしてようやくロック解除される。

そもそも物理センサーならば一瞬でロック解除できるし、何よりも画面を見ずにロック解除できる物理的なセンサーと比べると、画面内指紋センサーは使い勝手が段違いに悪いと言わざるを得ない。

Mi 11 Lite 5GXperia 5 III などの電源ボタン一体型の指紋センサーは画面を見ることなく触れるだけでロック解除できるので、その使い勝手に慣れていると、電源ボタンを押してスリープ解除してからいちいち画面を見て指を押し当てないといけない本機のロック解除は、まだるっこくて不便だ。

しかも、画面内の指紋センサーは画面保護フィルムとの相性が悪い。覗き見防止フィルムはほぼ使えないし、ガラスフィルムも使えない。だからと言ってフィルムを貼らずに使うと本体に傷を付けたりしてストレスになる。どんなに画面内指紋センサーの精度が良くなっても、こうした使い勝手の悪さが改善されることは無いだろう。

本機には市販されている指紋認証対応のTPUフィルムを貼って使うことをお勧めするが、TPUフィルムは貼り方が難しいので、苦手な人は家電量販店などで購入して有償貼付サービスを利用すると良いだろう。

Pixel 7 Pro の付属品

  • 1m USB-C - USB-C ケーブル (USB 2.0)
  • クイック スタートガイド
  • クイック スイッチ アダプター
  • SIMピン

のみ。

ケーブルは付属するが、充電器は別売なので、USB Type-C PD急速充電対応のACアダプタを別途用意する必要がある。

また、ケースや画面保護フィルムなども付属しないので、必要に応じ市販品を購入しよう。

クイック スイッチ アダプターは、機種変更時にデータをコピーする際に使う。筆者は写真などのデータは都度パソコンに取り込んでいるので使わなかったが、スマートフォンに写真などを溜め込んでいる人には便利なのかも。 (microSDに対応すれば、そんな手間も不要になるのだけれど…)

ちなみにパッケージにはプラスチックを使っていない(紙の表面加工を除く)。画面の保護シートや、ケーブルを束ねるバンドも紙製。iPhone・iPadも既に紙包装になっているし、もはや珍しくはないが、これで充分だと思う。

プリインアプリ

プリインアプリ一覧

Pixel関連アプリは、カメラレコーダー緊急情報サービスPixel ガイドくらい。

その他の Googleアプリは右図の通り。カレンダー時計電卓フォトFilesなどがプリインされている。

おサイフケータイ関連(おサイフケータイアプリ設定アプリWebプラグインモバイルFeliCaクライアント)は、初回セットアップ後に自動でインストールされる(右図には含まれていない)。

Pixel Launcher

ホームアプリは Pixel Launcherが入っている。

好みの問題かもしれないが、筆者はこの Pixel Launcher がとても使いにくいと感じるので、Microsoft Launcherに入れ替えて使っている。

Androidなので好きなホームアプリに入れ替えて使えばいいのだが、Pixel Launcher はアプリアイコンが探しづらく(何順で並んでいるのかわからない)、整理しづらい(ドロワー内でフォルダ分けできない)のが難。

全てのアイコンをホーム画面上に展開すればフォルダ分けできるが、そうするとドロワーの存在意義が無い。Microsoft Launcher も似たようなものだが、ドロワー内が名前順で並ぶので幾分使いやすい。よく使うアプリはホーム画面上でフォルダ分けしておいて、めったに使わないアプリはドロワーを開いて名前順で探せばいい。

Pixel Launcher はドロワーの中が何順で並んでいるのかわからないので、アプリを探す度にストレスが溜まる。検索すればいいという考えなのか、または音声検索に誘導したいのか…いずれにせよ、UXを損ねていると言わざるを得ない。

文字入力

GBoardが標準搭載。

もちろん Android なので、Google play から好きなIMEアプリを入れて使うこともできるのだが、本機にはFSKARENをインストールできなかった(Android要件が4.1~12Lになっているためと思われる)。

変更は【設定 > システム > 言語と入力 > 画面キーボード】にて。

音楽再生

本機には YT Musicが自動インストールされるが、これは配信専用なので、ローカルストレージに置いた楽曲ファイルを再生するアプリは無い。

もちろんAndroidなので、Google play で好きなプレーヤーアプリをインストールすれば良い。筆者は Musicoletを愛用しているので、本機にも入れて使っている。

レコーダー

自動文字起こし例。精度は良好だが、日本語と英語(や他の言語)の切り替えは手動で行う必要がある(Pixel 6 Pro の例)

本機にプリインストールされている「レコーダー」アプリは、録音はもちろんだが、自動文字起こし(音声文字認識)も利用できる。

自動認識機能は本機単体で動作するので、圏外になる場所でも利用できる。

右図は電車が運休になったときに無人駅に流れる自動放送を録音してみた例だが、認識精度はなかなか。

ただし、日本語と英語の同時認識はできない。録音(音声自動認識)中に言語を切り替えることはできるのだが、会議中などにいちいち手動で切り替えるのは煩わしい。複数言語が入り乱れる会議などでは不便かも。

とはいえ、多くの場合は日本語だけ(または英語だけなど)で足りると思うし、音をしっかり拾えさえすれば認識精度は良いので、便利な機能だと思う。

惜しむらくは、本機にはイヤホンマイク端子が無いので、外部マイクを接続できない。内蔵マイクの感度も良好ではあるが、鋭指向性マイクなどを付けたいときは、市販のDAC搭載アダプタか、Bluetoothワイヤレスマイクを用意する必要がある。

カメラ

作例準備中…

特殊な操作

クイックタップ

本機の背面を2回叩くと、指定した機能を実行できる機能。

スクリーンショットを撮る、デジタルアシスタントの起動、メディアを再生または一時停止、最近使用したアプリを表示、通知を表示、任意のアプリを開く、から選択できる。 【設定 > システム > ジェスチャー > クイックタップでアクションを開始】

トラブルシューティング

参考リンク

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