UQモバイル

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UQ mobile くりこしプラン
UQmobile 20210113 kurikoshiplan.jpg
くりこしプラン S/M/L
事業者 KDDI (MNO)
開始日 2021年 2月 1日
通信方式 4G (LTE)
5G Band(s) n28, n77, n78, n257 2021年9月2日より
4G Band(s) 1, 3, 11, 18/26, 28(A), 41, 42
SIMカード マルチSIM (nano/micro/標準)
eSIM
SIMのみ契約
SIM交換手数料 3,300円
データ容量 3 / 15 / 25GB
超過時最大速度 300K / 1M / 1Mbps
データ節約 ○ 節約モード
データ繰越 ○ 翌月まで
データ追加 1,100円/GB
テザリング ○ 制限なし
IPv6対応 ×
音声通話方式 VoLTE
通話料 22円/30秒
通話定額 オプション
着信転送
留守番電話 ○ 418円
非通知拒否 ○ 無料
SMS
キャリアメール MMS対応 220円
データシェア ×
国際ローミング #世界データ定額
月額基本料金 1,628~3,828円
契約時手数料 3,300円
MNP転出料 0円
期間縛り 無し
家族割 無し
光セット #自宅セット割
ポイント 無し
法人契約
サポート窓口 フォーム/チャット/電話/店舗
APN 設定方法
iPhone対応 iPhone 6s 以降
UQ WiMAX・UQ mobile my UQ mobile

UQモバイルUQ mobile、ユーキューモバイル)は、KDDIが提供するモバイルデータ通信サービスのブランド名。

キャッチコピーは「UQ、だぞっ」。イメージキャラクターはガチャピンとムック

ちなみにUQcom時代(2016年10月~)より5年近く三姉妹(深田恭子多部未華子永野芽郁)がイメージキャラクターを務めており、UQと言えば三姉妹を連想する人が多かったと思うが、2021年 9月より「UQUEEN」に変更になった。

こんな人におすすめ

普段使うSNSや音楽配信などは遅くていい
プランM/Lでは1Mbpsの「節約モード」にするとデータ容量を消費しない
月々使うデータ量にムラがある
余ったデータ容量を翌月に繰り越して使える
iPhoneを使いたい
iPhone SE (2nd) や最新 iPhone 12 シリーズのセット販売あり、もちろんSIMフリー版にも対応
初期設定が不安なのでサポートしてほしい
店頭で機種セット購入すると設定等のサポートサービス(店舗により有償または無償)がある
自宅でKDDI系の光・CATVを利用している
自宅セット割適用で1回線目から月額料金が安くなる

こんな人は他社も検討しよう

スマートフォンだけでなく、LTE内蔵パソコンやタブレットも使いたい
シェアして使えるIIJmioや、シェアプランがあるワイモバイルがお得かも。またはデータ専用に楽天モバイルなどを別途契約しても良いかも。
25+5GBでもデータ容量が足りないかも
220円で24時間データ使い放題になるオプション(トッピング)が用意されているpovoも検討してみよう

くりこしプラン

2021年 2月 1日から始まった、UQモバイルの主力プラン。余ったデータ容量を翌月まで繰り越して使えることが名称でアピールされている

前月まで提供されていた「スマホプラン」と変わらないのだが、繰り越しできないワイモバイルとの差別化狙いでわざわざ改称したのだろうか?ちなみにワイモバイルでも2021年 8月18日より繰り越しに対応した

2021年 9月 2日よりくりこしプラン +5G」に改められ、料金そのままで、5Gと4Gが使えるようになった。ただし2021年 9月 1日までに契約した人が5Gを使えるようになるのは11月頃からになるよう(早く5Gを使いたい人はSIMカードの交換が必要)。

「+5G」が付いた新プランが始まり、従来の「くりこしプラン」は新規受付を終了する。既存の契約者が5Gを使いたいときに、SIM交換にはどれくらいの期間と費用がかかるのか、11月以降にプラン変更が必要になるのか、または自動で切り替わるのか等、不明点が多い。

「スマホプラン」「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」を使っている人は、「くりこしプラン」に変更手続きしよう(プラン変更手続きしないと値下げされない)。 プラン変更は翌月から適用になるため、最短で、2021年2月に変更申し込み→3月より適用開始プラン変更しても契約解除料はかからずデータのくりこし可能。変更後は旧プランに戻すことはできない。

データ容量別に3プラン

「これが1Mbps、だぞっ」と言わんばかりに、「節約モード」の1Mbpsを体験できるコーナーが設けられている店もある(ヨドバシカメラの例)

データ容量別に、S/M/L の3プラン。

  • くりこしプランS +5G - 月間3GBまでで、月額1,628円(税別1,480円)。「節約モード」時とデータ容量を使い切った後は300kbpsに制限される。
  • くりこしプランM +5G - 月間15GBまでで、月額2,728円(税別2,480円)。「節約モード」時とデータ容量を使い切った後は1Mbpsに制限される。
  • くりこしプランL +5G - 月間25GBまでで、月額3,828円(税別3,480円)。「節約モード」時とデータ容量を使い切った後は1Mbpsに制限される。

ユニバーサルサービス料電話リレーサービス料別)

残り容量は翌月まで繰り越して使える。アプリ(AndroidiPhone)で簡単に切り替えられる「節約モード」をうまく使うと、データ容量を節約しながら使える

その名の通り、余ったデータ容量を翌月まで繰り越せるのが特徴。例えば数ヶ月ごとに国内旅行している人などが当てはまりそうだが、あまり使わない月とたくさん使う月がある場合に、他社では早めに計画を立ててプラン変更しておく必要があるが、「くりこしプラン」ならば余裕をもって使えるというわけだ。

また、データ消費ゼロの「節約モード」に切り替えることができるので、例えば普段のSNS等は「節約モード」で使って、会議などの快適に使いたい時だけ「高速モード」に切り替えて使うこともできる。

「S」と「M」の価格差に比してデータ容量の差が大きいが、「S」の3GBは、あまり使わない人には充分ということで人気があるようだ。言い換えれば、近頃はあまり使わない人とたくさん使う人の差が開く傾向にあるのだろう。

よって「S」と「M」「L」では性格が異なり、「M」「L」は他社対抗プランと位置付けているようで、ahamoよりも5GB少ないけれど店頭で契約できる気軽さがあることから、「これでいいじゃん」とご利用いただく容量まで増量したそうだ。

また、#旧スマホプランにあった「UQ家族割」は適用外となり、そのぶん値下げされた。「おひとりでもおトク」とアピールされている。

家族割については、筆者も他社で意図せず外れてしまう、回線管理が煩雑になるといったトラブルを少なからず経験しているので、料金プランに詳しくない人には余計とストレスになるだろうから、家族割を気にせず使えることはメリットになると思う。

くりこしプラン契約者への割引は無いが、「UQ家族割」の親回線子回線になることはできるので、旧プランを使っている家族は割引を受けられる。

増量オプションII

2021年 9月 2日より「増量オプションII」が提供される。

  • くりこしプラン +5G S - 基本 3GB+増量2GB ⇒ 5GB使える
  • くりこしプラン +5G M - 基本15GB+増量5GB ⇒ 20GB使える
  • くりこしプラン +5G L - 基本25GB+増量5GB ⇒ 30GB使える

オプション料金が月額550円かかるが、初回申し込みから1年間は無料になるキャンペーンが実施される。つまりワイモバイルの増量オプションと同じ組み立てになる。

ワイモバイルへの対抗措置と思われるが、Mならばpovoと同じデータ容量を使えるし(料金は1年間はpovoと同じ、以降は550円増し)、Lならば格安で30GBまで使える(実質30GBのau「使い放題MAX」と実質同容量で料金は4割引)。

しかもUQには繰り越しと店頭サポートがあるし、自宅セット割が適用になる人はpovoよりも安くなる。お得なオプションになりそうだ。

ただし、発表時点で対象プランは「くりこしプラン +5G S/M/L」のみとなっている。既存の「くりこしプラン」での利用可否は不明。仮に利用できたとしても、10月以降になると思われる。

通話機能

通話は従量制(税込22円/30秒)、通話定額はオプションで提供される。

留守番電話サービスは別料金になっており、月額418円(税別380円)の「電話基本パック」を契約する必要があるが、不便かつ高いので、別途「スマート留守電」などを使う方が良いと思う。

着信転送サービスは標準で利用できる(申込不要・月額無料、転送通話料は都度課金される)。

また、番号通知リクエストサービスを無料で利用できる。競合のワイモバイルの携帯電話には非通知拒否機能が無いので、UQモバイルの利点と言えるだろうか。

通話オプション

  • 国内通話かけ放題 - 月額1,870円(税別1,700円)で、通話し放題(完全定額)になるオプション。60歳以上の利用者は月額770円(税別700円で利用できる。
  • 国内通話10分かけ放題 - 月額770円(税別700円)で、1回あたり10分以内の通話が定額になるオプション。
  • 通話パック - 月額550円(税別500円)で、最大2,400円分の通話料が値引きされる。要は毎月500円以上の通話料がかかっている人にはお得なオプション。従量通話料が税別20円/30秒なので、「最大60分かけ放題」と案内されている。

ただし0570ナビダイヤルなどは各通話オプションの対象外になるので、うっかり発信しないよう注意したい。

エリア・品質

基本快適だが、遅延が大きめ、IPv6が使えない

「格安スマホ」に位置付けられるUQモバイルだが、現在はKDDIが提供しており、auと同じ品質が謳われている。エリアもauと同じ。

UQを使っていた筆者がpovoを使ってみた時の感覚でも、ああ同じだなと思った。今のUQの通信品質は、au・povoと同じと考えて良いと思う。

格安SIM・格安スマホとして比較すると、UQは快適そのもの。ドコモと比べると速度は伸び悩みがちだが、遅延は若干マシという感じ。でも競合のワイモバイル低遅延で速度も伸びるので、通信品質で比べるとワイモバイルに今一歩及ばない。

とはいえ、一般的な使い方で顕著な差はないと思う。そもそもUQとYMを2台持ちして常に使い比べているような人はほとんどいないだろうが(苦笑)、それくらいしないと気づかない程度。

惜しむらくは、相変わらずau・UQはIPv6に未対応。予てより対応すると言っていながら長らく放置されており、ちっとも対応しない。こういう一般の人があまり気にしないような細部の差が、じわじわと使い勝手に効いてくるのだろう。こうした細部の積み重ねが、先行するワイモバイルとの差になっているように感じる。

UQ WiMAX の地下鉄構内アンテナ

au系の特徴は、都市部や都市圏郊外で、UQ WiMAX2+ の TD-LTE Band 41 が充実していることにあると思う。電波特性が不利にもかかわらず、まだ漏洩同軸(LCX)を使う現在のエリア化工事が行われていなかった(つまり地下は圏外が当たり前だった)頃から、地下鉄などでもなるべく広く使えるようにと、UQ WiMAX と旧WILLCOMはエリア展開を競っていた。その頃の努力の積み重ねが今も生きている。

例えば夜の通勤(帰宅)時間帯の地下鉄などで、混んでくるとドコモ網とソフトバンク網ではパケ詰まりがよく発生するが、そうした場面でもau網は比較的使いやすいメリットがある。

UQ WiMAX は厳密にいえば異なるサービスなのだが、今では au と UQ WiMAX の電波をシームレスに掴むようになっており、人口密度の高い都市部の混雑緩和に一役買っている。au 4G LTE の下り速度が伸びる時は大抵、Band 41 または 42 を掴んでいる(CAを含む)。

KDDI尾瀬沼ビジターセンター局。他社がエリア化していない尾瀬では、auは唯一のキャリア。尾瀬では景観や積雪を考慮して高い鉄塔は建てず、山小屋などに併設する形でピンポイントでエリア化されている。無線中継局で、FD-LTE Band 18/26のみ対応
KDDI尾瀬沼ビジターセンター局。他社がエリア化していない尾瀬では、auは唯一のキャリア。尾瀬では景観や積雪を考慮して高い鉄塔は建てず、山小屋などに併設する形でピンポイントでエリア化されている。無線中継局で、FD-LTE Band 18/26のみ対応

エリアはau・povoと同じ。筆者が使っている感覚では、4G LTE で比較するとauのエリアは3キャリアでいちばん狭いが、人家まばらな秘境を訪ねた時に差が出るくらいで、街中で使っているぶんには遜色ない。

また、au系は尾瀬山奥の秘湯などの、他社がエリア化していない特殊な場所も積極的にエリア化しているのが特徴になっている。無線中継なので速度はお察しだが、他社は全く使えないだけに、その差は歴然。尾瀬や山奥の一軒温泉宿などへよく行く人は、UQやau系MVNOを1つ持っておいて損はないと思う。

今のところ5Gは使えないが、2021年 9月 2日から、5Gに対応する「くりこしプラン +5G」が開始予定。月額料金は同じだが、5Gを使いたい人はプラン変更手続きが必要になりそうだ。

マルチSIM(標準/micro/nano)

対応機種

スマートフォン向けの料金プランだが、データ端末(モバイルルータやiPadセルラーモデルなど)でもAPNを設定すれば利用できる

au向けのフィーチャーフォン(ガラケー・ガラホ)は保証外になり、機種により使えたり使えなかったりするので、お勧めしない。

SIMカードのみで契約すると3サイズ対応のマルチSIM(右図)が提供されるので、使いたい機器に適した大きさに切り出して使うことができる。

また、2021年 9月 2日よりeSIMにも対応した。

バンド構成はauと同じだが、3Gは使えず、通話には au VoLTE に対応した機種が必要

対応バンド構成】※太字は主力バンド

  • FD-LTE (4G) Band 1, 3, 11, 18/26, 28(A)
  • TD-LTE (4G) Band 41, 42
  • 5G Band (n1, n3,) n28, n77, n78 (Sub-6), n257 (mmWave)
VoLTE非対応機種向けSIMの新規発行は終了している。既に利用中の人は引き続き利用できるが、2022年 3月31日までに終了する
FD-LTE Band 18/26 は重なっており、大抵の基地局が同時に吹いているので、どちらかに対応していれば、概ね実用上の問題はない。
2021年 9月 1日までの契約者は「くりこしプラン +5G」へのプラン変更手続きが必要。TD-LTE Band 42 からの転用帯域は 5G n78 として提供されている(2020年12月より提供中)。n28は2021年春よりエリアカバーで使われている帯域、n3 は発表された帯域(未提供と思われる)、n1 は示唆されている帯域(未提供)。

UQモバイルが販売しているAndroid機種はSIMフリー。iPhoneはSIMロックだが、契約者以外も電話でSIMロック解除手続き(無料)できる。

 機種セット販売のみならず、SIMカードのみでも積極的に販売(新規契約・MNP転入)しており、キャリアショップだけでなく、家電量販店の店頭や通販で「ウェルカムパッケージ」と組み合わせた販売もされている。

SIMパッケージ料金3,300円が別途かかるが、UQモバイルの機種に限らず、家電量販店などで購入できるSIMフリー機種も値引きを受けられることがあるので、機種を一緒に購入したいときは一度店頭を覗いてみても良いだろう。

もちろん、au向けの機種(2017年8月以降に発売された機種)やSIMフリーの機種を中古店などで購入して、UQモバイルで使うこともできる。動作確認済みの機種が公開されているので、SIMフリーの機種を購入するとき参考にしよう。

ちなみに、UQモバイルは中古店(じゃんぱらゲオモバイルなど)でも取り扱っており、時期によっては新規契約(MNP転入を含む)すると商品の値引きしてもらえることもあるので、近くにお店があれば覗いてみるのも良いだろう。

SIMフリーの機種や中古店などで購入した機種の設定方法はこちら。

2021年 6月中旬より配信されているキャリア設定「UQ mobile 46.2」に更新すると、iPhone 12/mini でも構成プロファイル無しで使える

APN

  • APN uqmobile.jp
  • ユーザー名 uq@uqmobile.jp
  • パスワード uq
  • 認証タイプ CHAP
  • APNプロトコル IPv4v6
  • APNタイプ default,mms,supl,hipri,dun

AndroidはAPNの選択または作成が必要。詳しくはこちらメールオプションを使っている場合はMMS関連の設定も必要。

iPhoneは2021年 6月中旬より iPhone 12/mini に正式対応し、構成プロファイル不要で(SIMを入れるだけで)使えるようになった。

iPad構成プロファイルのインストールが必要(SoftBankではAPN設定できるようになったが、KDDIではAPN設定が塞がれている)。

UQモバイルでは現状、IPv6には対応していないが、公式の解説ではIPv4v6を選択するよう案内されているので、いずれ対応するつもりはあるのだろうか? KDDIはIPv6の普及促進に取り組んでいるのだから、自社のサービスくらいは早急に対応してほしいものだが。

eSIM

eSIM#UQモバイルを参照

SMS、+メッセージ

SMSは標準で使える。アプリはスマートフォンに標準搭載されていればそれを使えるが、無い場合は Google play でメッセージアプリをインストールして使おう。

iPhoneは標準搭載のメッセージアプリを使う。iPadでは使えない。

+メッセージ(プラスメッセージ)は2021年 9月 2日より使えるようになった。 Google playまたは App Storeでアプリをダウンロード・起動すれば自動で設定されて、使えるようになる。

なお、Androidで+メッセージアプリを設定すると、SMSも+メッセージで送受信するようになる。他のアプリの使い勝手を気に入っている場合は気をつけよう。

キャリアメール(MMS)

メールアドレスはオプション扱い。月額220円(税別200円)で、@uqmobile.jp のE-mailアドレスを1つ利用できる。

SMSとは異なる。SMSは標準サービス

しかし、設定は面倒だし、使い勝手もよくないし、わざわざ別料金を出してまで使う必要性はあまり感じられない。 スマートフォンを使っていれば1つは持っているであろう、無料で使えるGmailiCloudメールなどを使う方が良いと思う。

世界データ定額

2021年 9月 2日より「世界データ定額」(国際ローミング)が使えるようになった。

980円/24時間で、渡航前に事前予約すると690円または490円/24時間で利用できる。利用日数は1~8日間に限られる。

「定額」と言っても、海外で使ったデータ量も契約データ容量から差し引かれるので、カツカツで使っている人は前月のうちに大きめのプランに変更しておくと良いだろう。

予約すると開始時刻を指定できるので(現地時間で指定)、航空便のダイヤに合わせて予約しておけば、到着後すぐに使えて、無駄がない。レンタルWi-Fiルータより割安で、手間要らずだ。

ただし8日以内に限られるので、出張等で数週間海外滞在する時には現地SIMやUbigi等を使う方が良いだろう。

UQモバイルで従来提供されていた国際ローミング(音声通話・SMSのみだが申込不要)が 9月 2日以降どうなるかは不明。

事前予約対象の国・地域はこちらを参照。欧州などは690円/24時間。490円/24時間の早割キャンペーンは台湾、香港、韓国、北米など一部に限られる。

自宅セット割

指定の家庭用インターネット接続または電気供給契約をしていると、UQモバイルの料金値引きを受けられる。気になる料金は…

  • くりこしプランS +5G (3GB): 1,628円 → 990円
  • くりこしプランM +5G (15GB): 2,728円 → 2,090円
  • くりこしプランL +5G (25GB): 3,828円 → 2,970円

条件付きとはいえ、データ単価は povo よりも割安になってしまった(^^;。

指定のインターネット接続または電気契約名義と同一姓・同一住所であることが条件になっているが、10回線まで、値引きを受けられる。

2021年 6月から「でんきセット割」として始まったが、同年9月から家庭用インターネット接続も対象になり、「自宅セット割」に改称された。

ちなみに対象サービスを解約した場合、「自宅セット割」の適用は解約月の前月まで。「くりこしプラン」には家族割は無いので、複数回線利用している場合は、全ての回線で値上がりする(割引が外れる)ので、解約は計画的にしよう(^^;。

例外として、50歳以上は別住所でも申し込めるが、証明書の提示が必要。同居でも別姓だと証明書が必要。事実婚や同性パートナーなどは対象外になりそうだ。また経過措置として、店頭契約に限り、住所の異なる家族でも加入できるキャンペーンが実施される。

インターネットコース

  • auひかり / auひかり ちゅら
  • コミュファ光
  • eo光
  • Pikara
  • MEGA EGG
  • BBIQ
  • ひかりゆいまーる
  • ひかりJ
  • ビッグローブ光
  • エディオンネット IoTパック・基本パック
  • So-net光
  • @TCOMヒカリ
  • @nifty光
  • KDDI系ケーブルテレビ
  • 「auスマートポート」または「au ホームルーター 5G」の指定料金プランに加入
CATVは、ネット+電話、テレビ+電話、テレビ+ネット いずれかが対象になる。CATV局ごとに対象サービスが指定されている。

正式な提供開始は2021年11月以降だが、9月 2日から「先行キャンペーン」で同様の割引が提供される。いずれも要申込。

2021年 9月 1日以前に「くりこしプラン」を契約した人は、「くりこしプラン +5G」への変更手続きが必要(料金は同じだが「UQ学割」は適用されない)。

競合のワイモバイルSoftBank光+指定オプションのみが対象で見せ球的だったのに対し、UQモバイルではグループ会社や提携他社が提供する光・CATVサービスまで幅広く対象になっており、利用しやすくなっている。ここにきてKDDIの本気ぶりが感じられる:)。

でんきコース

UQでんき」「auでんき」いずれかに加入している本人または家族は、「くりこしプラン」(2021年 9月 2日開始の「+5G」を含む)の月額割引を受けられる。6月10日開始、要申込。

2021年 9月 1日までに「でんきセット割」に申し込んだ人は、9月 2日より「自宅セット割 でんきコース」が自動で適用になる。

2021年 9月 1日以前に「くりこしプラン」を契約した人も利用できるが、「UQ学割」が適用されている人は併用できない(学割終了後に自宅セット割が適用開始となる)。

なお、「インターネットコース」と「でんきコース」は重複適用されない。インターネットと電気の両方を契約している場合は「インターネットコース」が適用になる。

キャンペーン

キャッシュバック

SIMのみ契約でキャッシュバックキャンペーンを頻繁に開催している。オンライン販売限定で、店頭サポートは利用できないので、SIMカードの差し替えやAPNなどの基本的な設定くらいは自分でできる人向け。

基本的には他社からのMNP(番号そのままでのりかえ)のみが対象になる。キャッシュバックされる金額は契約プラン等によって異なる。純新規については対象になることとならないことがある。au・povoからの移行は対象外。

右バナーのような専用のキャンペーンページが用意されており、専用のキャンペーンページから申し込んだ場合のみキャッシュバック対象になる。 回線開通の数ヶ月後にメールでキャッシュバック(銀行振込)の手続き案内が届くので、それを見逃がさないように気をつけよう。条件等詳しくはキャンペーンページを参照。

ウェルカムパッケージ

上記キャッシュバックキャンペーンの対象にならない場合は、家電量販店や一部通販サイトで販売されている「ウェルカムパッケージ」(エントリーパッケージ)を購入すると、SIMパッケージ料金(新規契約事務手数料に相当、定価3,300円)が無料になる。それが数百円から販売されているので、3千円近くお得になることもある。

「ウェルカムパッケージ」は店頭はもちろん、Amazonなどの通販サイトではダウンロード版もあって、使いたい時にすぐに入手できる。長いこと置いておくと無効になることがあるので、新規契約(MNP転入を含む)する間際に購入すると良い。

ただし、「ウェルカムパッケージ」を使うと通販扱いになり、店頭サポートは利用できないので、SIMカードの差し替えやAPNなどの基本的な設定くらいは自分でできる人向けとなる。

各種キャンペーンについては、適用になるものとならないものがあるので、販売元で確認してから購入しよう。

なお、au・povoからの移行は手数料無料化されているので、ウェルカムパッケージを買うと損になる。au・povoからの移行は公式オンラインショップで手続きする(ノーサポート)か、近くのUQスポットへ出かけて手続きしよう。

家電量販店などの店頭では、SIMフリー機種とのセット販売(による大幅値引き)が積極的に展開されている

家電量販店

家電量販店などではUQモバイル専用の売場を展開するとともに、SIMフリー機種とのセット販売で機種代金を値引きするキャンペーンが随時展開されている。

時期にもよるが、商戦期には手厚くなり、SIMフリー機種は何でも対象になる(一旦ポイント還元されて、その分のポイントを使って値引きという運用がされる)こともあるので、他社からのりかえ(MNP転入)を考えているなら、買い物ついでに店頭を覗いてみると良いだろう。

UQスポット

リアル店舗は大きく分けて3種類。「UQスポット」というUQ専売店と、「auショップ、家電量販店などの「UQ mobile 取扱店」がある。 ⇒販売店舗一覧

このうち「UQスポット」のみフルサービス(各種手続きや修理受付、サポートなど)を提供しているが、auショップでは修理受付などを行わず、家電量販店などの取扱店では新規契約(MNP転入を含む)・機種変更しかできない

店頭サポートにも違いがあり、UQスポットおよびauショップでは、au IDやau公式アプリの初期設定は無料、他社アカウントの設定やデータ移行、フィルム貼りなどは有償で対応してもらえる。家電量販店などの取扱店では原則有償サポートになる。

一部、auと併売している店もある。
家電量販店にはウェルカムパッケージを販売しているだけの店もあり、その場合は新規契約(MNP転入を含む)のみ・完全ノーサポートとなる。まあ、機種変更は基本、SIMカードを差し替えるだけなのだが。簡単にできるが、家電量販店では有料サポートを提供している店もあるので、もし不安ならば店頭の有料サポートを利用しても良いだろう。

Try UQ mobile

UQモバイルが販売する機種やSIMカードのみを、契約前に最大15日間無料で試せるサービス。「UQスポット」店舗またはWebで申し込んで利用できる。

SIMカードのみ(端末持ち込みで使う予定)ならば大抵いつでも利用できるが、機種と一緒に借りたい場合は、使ってみたい機種の在庫を確認してから申し込もう。

YouTube Premium

2021年 9月 2日以降に「くりこしプラン +5G」を契約すると、「YouTube Premium」(月額1,180円)を3カ月間無料で使えるキャンペーンが実施される。

元々auで実施していたキャンペーンの対象者がUQにも拡大される格好。特典の利用にはキャンペーンページから申し込む必要がある。

無料期間終了後は、自動的に料金が満額かかる。お試しで申し込んだが継続したくない場合は、無料期間中に退会申し込みをしておけば、無料期間終了時に自動的に退会となり、料金は発生しない。

無料特典の適用は、au ID 1つにつき1回限り。auからUQに乗り換えた人などは対象外になることがあるので気をつけよう。

auとの違い

中身の通信・通話サービスはauと同じ。2021年 9月 2日より5G対応になって、通信サービスはほぼ同等になった

データの国際ローミングに未対応など、MVNOの仕様を引きずっていたが、「くりこしプラン +5G」では#世界データ定額にも対応したので、5G対応を契機にネットワークを根本から統合したのだろうか。いまだにIPv6が提供されていない等の根本的な違いがあるが、このあたりも5G対応を契機に変わるかもしれない。

料金プラン(auは大容量、UQモバイルは25GB以下の小中量で廉価なプラン)、販売している機種(auは高価な機種が中心、UQモバイルはミッドレンジ以下の「格安スマホ」が中心)、Pontaポイントなどの特典の有無、で住み分けがされているが、機種は2021年夏頃より au Online Shop で端末のみ販売するようになったし、auショップでUQを取り扱うようになり、さらにエントリーモデルの「Xiaomi Redmi Note 10 JE」をau・UQに投入するなど、ショップや端末の垣根は低くなりつつある。

「au」と「UQモバイル」の行き来は面倒

しかし料金プランの隔たりは依然として大きく、「au」と「UQモバイル」は同じ会社のサービスにもかかわらず、「au」の各プランから「UQモバイル」の各プランに変更する、またはその逆は、MNP(のりかえ)扱いとなる。今でこそ解約金は撤廃されたが、2019年9月までに契約した場合は違約金の対象になることもある。

「UQモバイル」のプラン同士の変更であれば、my UQ mobileからオンラインで変更手続きでき(翌月から適用)、手数料もかからないのだが、「UQモバイル」と「au」を行き来する場合は解約+新規契約となるため、本人確認書類を用意して面倒な手続きが必要。加入審査が入るので、頻繁に変えていると断られることもあるかも。

なお、2021年2月からは、「au」と「UQ mobile」のブランド間の移行に係る手数料が撤廃され、同年夏以降は手続きも簡素化される予定になっているが、UQ内のプラン変更ほど簡単にはいかないことを留意しておきたい。

データプラン

MNOが提供する希少な少容量の格安データプランだったが、2021年 3月31日で新規契約の受付終了となった(;_;)

  • データ高速プラン - 月間データ容量3GBまで使えて、月額1,078円(税別980円)。
  • データ無制限プラン - 月間データ容量無制限だが、送受信最大500kbpsに制限される。月額2,178円(税別1,980円)。

4G LTE データ通信のみ利用できるプラン。通話(VoLTE・3G)はできないが、電話番号は割り当てられて、SMSは使える

あまり訴求されていない地味なプランだが、3GBで税別980円のプランはある程度競争力がありそう。 無制限プランは、どうなんだろう?くりこしMの方が良くないかな?人それぞれかな。

反面、ワイモバイルのシェアプランのような便利なサービスはUQには無い。

UQモバイルのデータプランは2021年 3月31日までで新規契約が打ち切られた(;_;)。以降は、BIGLOBEモバイルのデータプラン(3GBプランが税別1,020円なので若干割高だが、au網を快適に使える点では随一だと思う)が代替になりそうだ。

旧スマホプラン

2021年2月から開始の新プランではデータ増量&値下げになる(現在「スマホプラン」契約者はプラン変更手続きしないと値下げされない)

2021年 1月31日までで新規受付終了した、UQモバイルの前主力プラン。その名の通りスマートフォン向けのプランで、通話SIMのみ提供。S/Rの2プラン展開

2020年10月28日に発表されていた「スマホプランV」は開始前に取り下げられた。

家族で(または自分で)複数回線利用する場合、「UQ家族割」を申し込むと、2回線以降が月額税別500円引きになる。

2021年2月1日の「くりこしプラン」開始に合わせて、本プランは受付終了となったが、月額料金と月々のデータ容量が異なる以外、基本的な内容は「くりこしプラン」と変わらない。

既存の契約者は引き続き利用できるが、既存のスマホプラン契約者には値引きされず、値引きを受けるにはプラン変更が必要プラン変更しても契約解除料はかからずデータ残量のくりこし可能

ただし2019年9月以前に契約した場合は、時期等により解約金の対象になることがあるので要注意。また、「スマホプラン データ増量キャンペーン」は適用されなくなる。

プラン変更の申し込みは2月1日から受付開始、翌月から適用になるので、焦る必要はないが、2月中にプラン変更しておこう。my UQ mobileにログインしてWebで手続きできるが、受付時間は9:30~20:30に限られている。月末は混みあうこともあるので、間際ではなく余裕をもって早めに手続きしておこう。

しかしワイモバイルは既存契約者もプラン変更無しで値下げ/増量されるのに対し、KDDIは不親切だなと思ってしまう。

新プランが発表された2021年1月の段階で、従来の契約者はいつから新プランを利用できるのか、といった話題が多く聞かれるようになった。そして案の定、2月に入ると従来の利用者からのプラン変更申し込みが集中して混乱しているようだ。

旧プランにも手当てされたワイモバイルと違い、UQモバイルではプラン変更しないと単に損するだけだから、知っている人はすぐに変更手続きするだろうが、知らずに割高な旧プランを3月以降も使い続ける人も出てくるだろう。そうなったら長い目で見ると満足度の低下につながるだろう。

新「くりこしプラン」も容量と価格を除いて中身はほぼ同じなのだから、従来の契約者にもプラン変更無しで値下げする方が安心感を提供でき、長い目で見れば満足度向上と転出抑制につながったのではと思う。

余談

UQ WiMAX と UQ mobile

UQ WiMAX がauの使い勝手を支えている事例を紹介したが、このモバイルWiMAX方式によるモバイルデータ通信サービスを提供しているMNOの「UQコミュニケーションズ」(以下「UQcom」)という会社がある。

KDDIの連結子会社だが、全国BWA事業者には資本規制があって、携帯電話事業者との1/3以上の資本関係が認められていないこともあって、京セラJR東日本なども出資している。

このWiMAXと同じ「UQ」ブランドを冠する UQ mobile も、元は同じ会社(UQcom)によって育てられた経緯がある。

元々は「KDDIバリューイネイブラー」というKDDI完全子会社が、au回線のMVNEをしていたのだが、親会社KDDIの判断でそれをUQcomが吸収する形で、UQ mobile が誕生した。

その後、さらに親会社の方針転換があって、2020年に UQ mobile 事業のみ再分割されて親会社KDDIに吸収された

よって現在は、UQ mobile はKDDIが提供するサブブランド(格安SIM、格安スマホ)になっており、UQ WiMAX は引き続きUQcomが提供するデータ通信サービス。別会社が同じ「UQ」ブランドを使っていて、分かりにくい状態になっている(^^;。

まあ、普通に契約して使うぶんには、KDDIグループが提供している格安ブランド、くらいの認識で差し支えないのだが(笑)。

ワイモバイルへの対抗策

この別会社UQcomにより育てられたUQモバイルだが、いわゆる「格安スマホ」市場がレッドオーシャン化したことから、KDDIの判断で、KDDI内部に取り込まれて直営になった。

かつては UQ WiMAX が Pocket Wi-Fi とシェアを争っていたように、UQモバイルも先行するワイモバイル(YM)に追いつけ・追い越せで育ってきた節があるが、一方で節約モードやデータ繰り越しといった、YMには無いMVNOらしいサービスも好評を得た。

そうしたUQモバイルの特徴はKDDI直営になってからも踏襲されているものの、プランの設計からキャンペーンまで、ワイモバイルへの対抗策が露骨になってきた。

その最たる例が、YMの「シンプル」プランに対抗する形で、より安い価格で後出しした「くりこしプラン」だったと思う。

しかしワイモバイルもしたたかで、家族割を増額する形で対抗。シンプルにしたはずの料金が再び分かりにくくなったきらいはあるが、UQモバイルへの対抗策としては功を奏したようだ。

そんな泥仕合にも見える値下げ合戦を繰り返している両社だが、ここまで料金が下がってくると、さすがに慎重にならざるを得ないようだ。UQモバイルで2021年6月より始まった「でんきセット割」に対し、今のところワイモバイルは対抗策を出していない(ただしLINEMO「ミニプラン」で3GB・990円の低価格を打ち出してきた)。

電気まで抱き合わせ

KDDI直営になってからの攻勢は、UQcom時代以上に目覚ましいものがあったが、行き過ぎた感もある。

その最たる例が「でんきセット割」。これには2つの視点から違和感がある。

ひとつは、単純に、そもそも電気契約の仲介ってそんなに儲かるの?ということ。

YMの場合、家族割で安く見せているが、1回線は無割引で、1,188円も高い。SB光を契約すると1回線目から安くなるが、どのみち1,188円以上は増収する仕組みになっている。同じ会社が提供する通信サービス同士なので、内部補助も働きやすいだろう。また、家族割や光回線は縛りが効く(乗り換え抵抗が大きい)こともあるだろう。善し悪しはともかく、辻褄は合うような気がする。

一方、KDDI(やそのグループ会社)は電力会社ではなく、「auでんき」とは名ばかりで、実態は旧電力の仲介にすぎない。にもかかわらず、これほど大きな割引の原資はどこから出ているのだろうか?

50円100円ならいざ知らず、全回線に割引率最大39%もの大盤振る舞いだ。電気料金が月々1万円以上ある家庭ならば仲介料程度でも見合うのかもしれないが、単身世帯などでは割に合わないだろう。1回線あたり月々638円(Lでは858円)もの値下げをする原資は、いったいどこから出ているのだろうか?

また、今は新電力と呼ばれる会社が多数登場し、電力小売市場も競争が激しい。そこになぜ通信会社が割り込んでくるのか。総務省は埒外だから文句を言わないのかもしれないが、影響力の大きい寡占事業者が割り込んで、あまつさえ補助を出すような真似をしているとしたら、電力市場の健全育成を阻害しないのだろうか。公取仕事してる?(苦笑)

もうひとつは利用者目線で、通信と関係のない電気供給契約との抱き合わせで安くなる違和感。

筆者は再エネ100%をめざす新電力会社と契約しているので、今更汚い電気に切り替える気はしない(と思っていたが、auでも9月から再エネ比率実質100%の「ecoプラン」を始めると聞いて、少し気持ちが揺れている(笑))。このように電気の質を重視する人から見ると、旧電力と組むau・UQ自体に旧態依然としたマイナスイメージが付きかねない。

逆に電気なんて何でもいいという無関心層は逃げ足も速いだろう。電気の切り替えは手間こそあれ、原則工事不要で、スイッチコストはほぼゼロ。縛り(乗り換え抵抗)の効果はあまり期待できなさそうだ。

値下げ競争の行き着く先は

こうした値下げ競争が過熱する中、気になるKDDIの2022年3月期第1四半期決算が発表された。

一見すると増収増益だが、よく見ると楽天(からのローミング収入)に救われたような内容になっている。

しかし楽天モバイル半ば無茶してまでローミングをどんどん切っている。2021年4月までに東京都多摩地域のローミングを打ち切り、2022年3月までには、神奈川県、千葉県および埼玉県でもほぼ切る予定。今回の四半期決算を下支えした「その他」収入(の増減)は、1年後には反転マイナス影響になるだろう。

本業をいかに建て直してゆくかだが、もし本気でauブランドを強化したいなら、「使い放題MAX」とは名ばかりのなんちゃって使い放題(テザリング・データシェア等は30GBしか使えないのに料金はUQの倍近くもする不自由な実質30GBプラン)ではなく、5G契約だけでもいいから、ドコモのようにテザリング等も含めて使い放題にした方がよかったように思う。

一方、LINEMOのミニプラン(990円・3GB)にpovoは対抗するのかといったズレた論調が一部メディアで散見されるが、すぐに対抗しないのは賢明だと思う。

どちらもahamo対抗で登場したブランドだけに、安易に一律で比べられがちなのかもしれないが、よく見ればpovoは純新規ブランドだけれど、LINEMOは「LINEモバイル」を取り込んでいるから、そもそも立ち位置が少し違う。

(蛇足だが、ahamoも元々は純新規ブランドとして構想された節があるものの、政治介入を受けてドコモの1プランに寄せられてしまい、個性が失われてしまった感がある。)

LINEMOが3GBプランを始めたのは、新規契約を止めたLINEモバイルの代替としての意味合いが強いだろうし、もっと言えばソフトバンクは低容量から中容量までをワイモバイル一本で引き受けてきたから、そこが強みであるとともに、MVNOなどの多様性が弱い。 nuroモバイルmineoなどの取り扱いMVNOはあるものの、SB回線の「格安SIM」ではYM 1強で、MVNOユーザーにとってソフトバンクの存在感は薄いのだ。これでは仮にアップセルがあったとしても、ドコモやauに流れてしまう。

元々はLINEの子会社であったLINEモバイルを半ば無理やり取り込んだ経緯はもとより、「LINEとのシナジー」という意味でも、新婚LINE社の期待にも応えないといけない。 一方のワイモバイルは、いくら家族割で安くなると言っても、1回線のみでは安くないので、LINEMOとの住み分けはしやすい。

しかしauには、傘下にBIGLOBEとJ:COMがあるし、mineoIIJmioなどのau回線を扱うMVNOも一定のポジションを持っている。ドコモと同様、MVNO潰しになるような低料金を自ら仕掛けるリスクは大きく、メリットは小さくなるジレンマを抱えている。

KDDIが独自にKPIにしてきた「グループID数」も、遂に純減に転じたようだ。 auからUQに流れれば「流出食い止め」と同時にARPU減少になるし、BIGLOBEなどからUQに流れればグループID数の減少につながる。他社からの転入増と、1人あたり回線数を積み増す(2台持ち・3台持ちを増やす)しかないのだが、他社もしっかり守りを固めているし、回線数の積み増しは家族割やシェアプランを持つワイモバイルが一枚上手。

高橋社長の「しっかりモメンタムを回復することに全力を注いでいる」という発言からも苦戦ぶりが覗えたが、UQは頑張っているけれど、全体で見るとなかなか厳しそうでは?というのが今の感想だ。

さらに同社が成長分野と位置付けている「ライフデザイン領域」に目を向けると、競合ソフトバンクの背中はさらに遠のく。au PAY は苦戦しているし、思えば楽天との提携も、あまり活かせているようには見えない。もちろんローミング収入旨々という一時的なプラス要素はあるものの、物流と決済はどうなっているだろうか。

宅配については、楽天が郵政と組んだため、ヤマトと近しいauとしては使いにくくなってしまったのかもしれないけれど(苦笑)、でもそれ以前に、au PAY マーケット(当時はwowma!)の物量そこまで増やせていないよね?(^_^;

楽天ペイの加盟店に au PAY が相乗りする話にしても、au PAY、相変わらず存在感ないよね

肝心の通信サービスでも、5Gでデータ使用量の増加が見込めると期待感を示しながら、オンライン専用ブランドでの5G対応は後塵を拝している。動画がキラーコンテンツとしながら、動画配信を快適にするIPv6対応は遅々として進まない。

(個人的には期待しているのだが…) KDDI、大丈夫?という場面が増えてしまっているように感じる。

参考リンク

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