日本通信SIM

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日本通信SIM 合理的プラン
NihontsushinSIM 3plans 20231127.jpg
2023年11月27日からの「合理的プラン」
事業者 日本通信
利用回線 ドコモ (MVNO)
開始日 2020年 7月15日
通信方式 5G + 4G / 4G + 3G
5G Band(s) n78, n79, n257
4G Band(s) 1, 3, 19, 21, 28(B), 42
SIMカード マルチSIM (nano/micro/標準)
eSIM ドコモ系併用不可
SIMのみ契約
SIM交換手数料 [eSIM] 1,100円
[SIMカード] 3,300円
データ容量 1~ / 10 / 30GB
超過時最大速度 ×
データ節約 ×
データ繰越 ×
データ追加 220円/GB
テザリング 制限なし
IPv6対応 ×
音声通話方式 VoLTE, 3G(CSFB)
通話料 11円/30秒
通話定額 オプション一部標準
着信転送
留守番電話 ○ 330円
非通知拒否
SMS +メッセージ対応
キャリアメール ×
データシェア ×
国際ローミング ○ 音声のみ
契約時手数料 3,300円
MNP転出料 0円
期間縛り 無し
家族割 無し
光セット 無し
ポイント 無し
法人契約
サポート窓口 Webフォーム/チャット/電話
APN APN設定方法
iPhone対応 設定方法
日本通信SIM サポート マイページ

日本通信SIM(にほんつうしんシム)は、日本通信が提供するモバイルデータ通信サービス。ドコモの回線を借りるMVNO。個人契約・法人契約ともに可能

従来の「b-mobile」とは別ブランドで展開されており、日本通信SIMでは音声通話SIMのみが提供されている。

提供元の日本通信はMVNOの老舗のひとつで、MVNEもしている一次MVNO。

老舗なので昔から使っている人には馴染みがある半面、昔の「イオンSIM」の頃の安かろう悪かろうの感覚を引きずっている人も少なくないだろうが、近頃の日本通信SIMはMVNOの中では高品質になっており、IIJmioなどよりも安いのに使い勝手が良い(ただしIPv6は使えない)。

注意点として、日本通信SIMの基本プランは歴月計算ではなく、利用開始日が更新日になる。例えば 1月21日に回線切替(利用開始)した人は、毎月21日~翌月20日が「料金月」になる。このため日割り計算が存在しない

ところが、通話定額オプションは歴月計算(1日~月末に適用)となるので、通話定額オプションは料金月とずれる。そのため、通話定額オプションは翌月から適用する方がお得になる場合がある。

また、2022年 5月13日に発表された楽天モバイルの「1GBまで0円タダ」廃止に呼応して、日本通信SIMでも申し込みが急増したことがある。その時は人員を増強して対応し、大きな遅延は発生しなかったとされているが、乗り換える際は月末間際などではなく、余裕をもって手続きしよう。

法人契約は窓口が異なり、申し込み等の一部手続きが異なる(例えば新規契約はメールと書類郵送で申し込む)。本稿に記載の手続き方法は個人契約をもとにしている。

メリット

縛りなくシンプルに安い
家族割・光セット割など一切不要で、1回線目から安い
データ単価が安い
月間30GBまで月額2,178円は、格安SIMの中でも群を抜く安さ。
使った分だけ自動精算
月々使うデータ量にムラがあっても、使った分だけ請求される
予めデータ通信量の上限を決めることができる
うっかり使いすぎて高額になることがない
従量通話料がドコモの半額(11円/30秒)
さらに「70分無料通話」や「通話かけ放題」オプションも利用できるので、通話が少ない人にも多い人にもお得。
着信転送や留守電にもしっかり対応
スマート留守電などの外部サービスも利用できる。
月額維持費が安いので予備回線にぴったり
通信障害が起きたときの予備回線や、時々登山や国内旅行・出張等する時に使うための副回線に最適。
通話もできて月額290円~の格安で維持できるので、デュアルSIM対応機種に入れて通話用回線にも使いやすい。データ通信用のSIMは povo 2.0楽天モバイルなどにしておけば、格安データ通信を快適に使いつつ、通話は全国のドコモのエリアで使える。
Android・iPhoneの両方に対応
SIMフリー版やSIMロック解除済みのiPhoneを使える。最新のiPhoneにも対応。
手続きは「マイページ」で全て解決
契約から各種変更、解約までオンラインで解決するので、いちいち店舗に出向かされる手間がない。

デメリット

eSIM再発行費用が高い
機種変更の度に手数料が1,100円もかかるので、eSIMで気軽に機種変更しながら使いたい人には不向き。eSIMで機種変更が多い人は、eSIMプロファイル再発行手数料が安いIIJmioLINEMOなどにする方がお得かも。
平日の昼休み時間帯に低速になる
MVNOの中では高品質な方だが、平日の昼休み時間帯にはだいぶ遅くなるので、時間を問わず快適に使いたい人は、NUROモバイルのNEOプランpovo 2.0UQモバイルLINEMOなどが良いかも。
データシェアに非対応
スマートフォンだけでなく、LTE内蔵パソコンやタブレットも使いたい人は、データ量をシェアして使えるIIJmioワイモバイルのシェアプランなどの方がお得かも。
通話定額オプションのわかりにくさ
データプランの料金月が契約日基準なのに対し、通話料関係は歴月単位で計算されるため、両者の時期がずれ、しかもオプション料金は日割り計算されないので、プラン変更前後で無駄が生じるなど分かりにくさがある。
店頭サポート無し
初期設定が不安なのでサポートしてほしいといった人には不向き。

合理的プラン

2020年 7月15日から始まった、日本通信の新プラン。同社創業以来展開してきた「b-mobile」ブランドではなく、「日本通信SIM」という新ブランドをたちあげ、音声通話SIMに特化したプラン展開がされている。

最初は「合理的かけほプラン」の1プランで始まり、2022年 1月27日に「合理的シンプル290」が追加されて、計4プランになった。

合理的4プラン間のプラン変更は毎月でも可能(翌料金月より適用)、プラン変更手数料は無料。

ただし、通話定額オプションがプラン毎に異なっているため、プラン変更すると通話定額オプションは解除されることに注意が必要。再度申し込めば利用できるが、基本プランの料金月と通話定額オプション(歴月)のサイクルが異なる上、日割り計算が一切されない(満額請求される)ため、プラン変更した月は通話定額オプションを利用しない方が良い場合もある。

プラン比較表

プラン シンプル290 みんな 30GB かけほ
通話
料金
従量通話料 11円/30秒 (特殊なアプリ不要でドコモの半額) かけ放題
通話定額
オプション
70分 700円
かけ放題 1,600円
無料通話70分 or
5分定額 込み

かけ放題 1,600円
無料通話70分 or
5分定額 込み

かけ放題 1,200円
月額基本料 290 1,390 2,178 2,728
データ
容量
基本 1GB 10GB 30GB 3GB
追加 220円/GB
最大 100GB 30GB 50GB 30GB








~1GB 290円 1,390円 2,178円 2,728円
~2GB 510円
~3GB 730円
~4GB 950円 2,948円
~5GB 1,170円 3.168円
~6GB 1,390円 3,388円
~7GB 1,610円 3,608円
~8GB 1,830円 3,828円
~9GB 2,050円 4,048円
~10GB 2,270円 4,268円
~11GB 2,490円 1,610円 4,488円
~12GB 2,710円 1,830円 4,708円
~13GB 2,930円 2,050円 4,928円
~14GB 3,150円 2,270円 5,148円
19~20GB 4,470円 3,590円 6,468円
29~30GB 6,670円 5,790円 8,668円
34~35GB 7,770円 - 3,278円 -
39~40GB 8,870円 - 4,378円 -
49~50GB 11,070円 - 6,578円 -
99~100GB 22,070円 - - -
データ超過後制限 低速 低速
データくりこし ×
節約モード ×
テザリング ○ 制限なし
データ容量シェア ×
契約場所 主にオンライン(公式Web、スターターパック)、一部店舗
  • 2023年11月27日改定後の内容
  • 金額は税込、ユニバーサルサービス料電話リレーサービス料別。
  • 「みんな」は2023年 4月28日改定後の内容。既存契約者には次の契約月より新しい内容が適用される(プラン変更手続き不要)。
  • 「30GB」は2023年11月27日改定後の内容。既存「20GB」契約者にも自動適用(料金据置、プラン変更手続き不要)。
  • 「30GB(旧20GB)」「かけほ」のデータ追加料金は、2023年 5月12日より275円→220円に値下げされた。

日本通信SIMは月間30GB以下で済む人におすすめ。とりわけ少~中容量に強みを持つ。

段階制料金に見えるが、楽天モバイルと違って予め最大容量を設定できるので、予算を決めて使うことができ、思いのほか高額になることはない。上限は1GB単位でいつでも変更できるので、旅行等で使いたい時だけ引き上げることも可能。

データ通信はメールとLINEやWebくらいしか使わない通話メインの人や、メインとは別に時々使いたい非常用・登山用などの予備回線デュアルSIM対応機種に入れておきたい人にもぴったりだ。

格安で知られる楽天モバイルはエリアが狭いが、日本通信SIMは全国のドコモのエリアで使えて格安に維持できるのが魅力。 データ通信を全く使わないなら povo 2.0 で0円維持できるが、少しでもデータ通信を使いたい場合は「合理的シンプル290プラン」がお得になる。

また、2023年 4月28日の改定以降は、10GB前後のプランで「合理的みんなのプラン」が最安水準になった。IIJmioよりも安くて70分無料通話も付いてくるので、月々のデータ通信量が5~12GBくらいなら「みんな」がお得だ。

ただし、「みんな」のデータ単価は10GBきっかり使ったときが最安で、それ以上使うとデータ単価が上がってゆく。毎月13GBを超えて使う回線には「合理的30GBプラン」の方が割安になる。

大容量は他社を併用するとお得

2023年11月27日より始まる30GBプランは圧倒的低価格。データ単価はpovoをしのぐ1GBあたり72.6円~、しかもここに通話70分無料(5分定額に変更可)が含まれており、着信転送などの通話機能も充実している。平日昼休み時間帯の使い勝手が良くない点を除けば、他社の追従を許さない。

ただし、日本通信SIMには30GBより大きなプランは無く、30GBで足りない人は他社を使うよう案内されている(右図)。端末のデュアルSIM機能を活用して、縛りのない povo 2.0楽天モバイルなどを併用すると良いだろう。

ちなみに日本通信の福田尚久社長は「本日発表した合理的30GBプランが安すぎると多くの方からコメントいただいていますが、うちが安すぎるのではなく、キャリアが高すぎるだけです。うちは適正、合理的な価格でご提供し、適正な利益をいただいております。通信品質もMVNOとしてはトップ。」と語っている。実際、通信品質も、筆者が試した範囲ではNUROモバイル「NEOプラン」に次いで良い。

合理的シンプル290プラン

Nihontsushin simple290.jpg

月額基本料290円(税込)の格安プラン。基本データ容量1GBが含まれている。

1GBから格安で始めて、1~100GBの範囲で任意のデータ量を上限に設定できるのが特徴。追加データ容量1GBあたり220円で、毎月使った分だけ自動で精算される。1GB単位で上限を設定できるので、思わず使いすぎて高額請求が来る心配もない。

データ通信容量の上限に達した後は「低速」で使い続けることができる

通話料は従量制だが、11円/30秒で、ドコモ・ahamoの半額。着信転送や留守番電話オプションなども使えるので、通話重視の人も安心して使える。

通話発信が多い場合は、別途国内通話定額オプションを付けられる

「シンプル290」は一見して安いが、少容量向け。6GBを超えて使うと「みんな」の方が安くなる。

また、「シンプル290」は通話が完全従量制なので、通話時間によってはもっと少容量でも、無料通話付きの「みんな」の方がお得になる。

どちらがお得になるかは通話時間にもよるが、従量通話料が10分で220円なので、通話時間10分≒データ1GBを目安に換算すると良いだろう。 具体的には、

  • データ通信2GB以内
  • データ通信3GB以内+通話発信30分以内
  • データ通信4GB以内+通話発信20分以内
  • データ通信5GB以内+通話発信10分以内

であれば「シンプル290」の方が得になる。

データ5~6GBの場合は、通話を全くしなければ「みんな」と同額になるが、少しでも通話発信すると「みんな」の方が得になる。データ通信を毎月5GB以上使う人は、「みんな」にしておく方が気楽に使えて良いだろう。

どれだけ使うかわからないという人は、最初は「シンプル290」で始めて、そこそこ使うようになったら「みんな」にプラン変更すると良いだろう。プラン変更は毎月でも可能(翌料金月より適用)。

データ容量の上限は契約時点で10GBに設定されており、マイページで変更できる。加入後、必要に応じ下げるなどしておこう。
ただし、通話オプションは歴月計算で、料金月とずれる上に、付け外しの際に日割り計算にならず、思わぬ負担になることもあるので要注意。料金プランに組み込まれている「みんな」などにする方が良いかも。
データ通信2GB以下で通話発信が32分以上の場合は、70分通話パック(700円)を追加するとお得(データ通信1GBで990円、2GBで1,210円)。


合理的みんなのプラン

Nihontsushin 10gb.jpg

月額基本料1,390円で、基本データ容量6GB10GBと、1,540円分(最大70分)の無料通話が含まれている。毎月のデータ使用量が概ね13GB以下で、通話もそこそこする人には、お得なプランだ。

5GBで料金が「シンプル290」と並ぶが、こちらには70分無料通話 or 5分定額が付いてくるので、もっとデータ量が少ない人でも通話量によっては「みんな」の方がお得になる。

標準付帯する「70分無料通話」は、「5分かけ放題オプション」に変更できる(2023年 4月28日~、要申込)。別途1,600円で「通話かけ放題」を付けることもできる。音声オプションの変更はマイページで申し込み、翌月1日から適用になる(基本プランの料金月と異なり、音声オプションは歴月計算になる)。

従量通話料は11円/30秒で、ドコモ・ahamoの半額。着信転送や留守番電話オプションなども使えるので、通話重視の人も安心して使える。

追加データ容量1GBあたり275円220円で、毎月使った分だけ自動で精算される(最大30GBまで)。使えるデータ容量の上限値はマイページで設定できるので、思わず使いすぎて高額請求が来る心配もない。

ただし、13GBを超えて使うと「合理的30GBプラン(旧20GBプラン)」の方が安くなる。料金プランは毎月でも変更できるが、10GBで不足気味の人は30GBプランにする方が気軽に使えて良いかも。

2023年 4月28日より、基本データ容量が6GB→10GBに増量され、追加料金が1GBあたり275円→220円に値下げされた。また、「70分無料通話」を「5分かけ放題オプション」に変更できるようになった。
月々のデータ使用量が13GBを超える人は「30GBプラン」に変更する方がお得。本プランは10GBきっかり使うとデータ単価が最安(139円/GB)だが、10GBを超えて使うとデータ単価が上がってゆくことになるので、本プランは月々のデータ量が5~12GBくらいの範囲で収まる人に適している。


合理的30GBプラン(旧20GBプラン)

Nihontsushin 30gb.jpg

月額基本料2,178円で、基本データ容量20GB30GBと、1,540円分(最大70分)の無料通話が含まれている。

13GBを超えて使っている人は、「みんな」よりも30GBプランの方が安い。

「70分無料通話」は「5分かけ放題オプション」に変更できる(料金据置、要申込)。

従量通話料は11円/30秒で、ドコモ・ahamoの半額。着信転送や留守番電話オプションなども使えるので、通話重視の人も安心して使える。

追加データ容量1GBあたり220円で、毎月使った分だけ自動で精算される(最大50GBまで)。使えるデータ容量の上限値はマイページで設定できるので、思わず使いすぎて高額請求が来る心配もない。

30GBプランでも足りない人は、他社を使うよう案内されている。端末のデュアルSIM機能を使って、縛りのない povo 2.0楽天モバイルなどを併用すると良いだろう。

#プラン比較表povo 2.0#データトッピングの比較表も参照

2023年11月27日より、料金据え置きでデータ容量が20GB→30GBに増量された。既存契約者にも自動適用。
筆者もデュアルSIM機能を使って、通話料が割安でエリアが広い日本通信SIMと、都市部で快適なワイモバイルを併用している。


合理的かけほプラン

2023年 5月12日より、データ追加料金が1GBあたり275円→220円に値下げされた。

Nihontsushin kakeho.png

月額基本料2,728円で、通話かけ放題と、基本データ容量3GBが含まれている。

もちろん、着信転送や留守番電話オプションなども使え、転送通話料も「かけほ」の対象になるので、通話重視の人も安心して使える。

追加データ容量1GBあたり275円220円で、毎月使った分だけ自動で精算される(最大30GBまで)。使えるデータ容量の上限値はマイページで設定できるので、思わず使いすぎて高額請求が来る心配もない。

ただし、「合理的シンプル290」+かけ放題オプション(1,600円)の方が安く(同じ3GB使うとして、「合理的シンプル290」は計2,330円で使える)、3GB以上使うなら「合理的みんなのプラン」の方が安い(かけ放題を付けて10GBまで2,990円)ので、今となっては存在意義がよくわからない(^^;。

Wスマートプラン

月額基本料1,738円で、基本データ容量3GBと、1,540円分(最大70分)の無料通話が含まれている。

従量通話料は11円/30秒で、ドコモ・ahamoの半額。着信転送や留守番電話オプションなども使えるので、通話重視の人も安心して使える。

追加データ容量1GBあたり275円で、毎月使った分だけ自動で精算される(最大30GBまで)。使えるデータ容量の上限値はマイページで設定できるので、思わず使いすぎて高額請求が来る心配もない。

有料の健康アプリ「FiNC Plus」とのセットプランで、「歩いてギガが貯まる」オプションが付帯する。同アプリを使いながら月間6万歩以上歩くと、1GBのデータ通信と500FiNCポイントが提供される。

プラン変更に制限があり、他の合理的プランへの変更はできるが、Wスマートプランへの変更はできない。ただし、他のプランへ変更した後も月額480円の「歩いてギガが貯まるオプション」に加入すれば「FiNC Plus」を継続利用できる。

5Gオプションは利用できない(5Gオプションを申し込むと「歩いてギガが貯まるオプション」は解除される)。

通話とメール

通話機能

全プランで音声通話を利用できる。通話方式は、VoLTEまたは3G(CSFB)を利用できる。

通話料は従量制だが、税込11円/30秒で、大手MNO4社の半額。

みんな(10GB)」と「30GB(旧20GB)」プランには70分相当(1,540円分)の無料通話(または5分定額、「かけほ」プランはかけ放題)が付いてくるので、そこそこ通話する人にはお得。

他社と違い、日本通信はドコモとの直接接続で通話料を値下げしたので、専用アプリなどは不要だし、着信転送や留守番電話にかかる通話料も半額・70分無料の恩恵を受けられる

転送電話(着信転送)は無料オプション。マイページで申し込みが必要で、申し込みは簡単だが、使えるようになるまで数時間から1日かかる。 転送通話料は都度課金されるが、11円/30秒(ドコモなどの半額)で、通話パック類も適用になる。

留守番電話サービスは月額330円のオプション。他に「スマート留守電」も利用できる。

迷惑電話対策では、番号通知お願いサービス迷惑電話お断りを無料で利用できる。

各種設定時に使うネットワーク暗証番号はマイページにログインして確認・変更できる。

0570ナビダイヤルなどを除く。
MVNO他社で一般的に使われているプレフィクス方式では、着信転送や留守電にはドコモの通話料(22円/30秒)が適用され、通話パック等の対象外になることが多い。
ナンバー・リクエスト」のようなサービス。ドコモと同じ設定方法で利用できる。以前は隠れオプション的な存在だったが、後に公式に対応が謳われるようになった

70分無料通話と5分定額

みんな(10GB)」と「30GB(旧20GB)」プランに限り、追加料金無しで、70分無料通話通話5分定額どちらかを選ぶことができる。

新規契約・プラン変更時に、70分無料通話と5分定額のどちらにするか選ぶようになっている。途中で変更することもできるが、変更は翌月1日から適用になる(料金月と異なるので注意)。

毎月の通話時間が70分以内に収まる人には、70分無料通話の方がお得。

短い通話を繰り返しする人には、5分定額の方がお得になる場合もある。

どちらが良いかは人それぞれだと思うが、個人利用ならば70分無料通話が、企業の営業等で利用するなら5分定額がお得かもしれない。

通話定額オプション

いずれも、通話発信時に特殊なアプリ不要。しかも日本通信SIMの通話定額は他社と違って着信転送や留守番電話の通話料も定額対象に含まれるメリットがある。

このように日本通信SIMは通話が多い人にはメリットが大きいが、他社と同様に0570ナビダイヤルなどは各通話定額オプションの対象外になるので、うっかり発信しないよう注意したい。

また、日本通信SIMでは基本プランと通話定額オプションの適用日が異なることにも注意が必要。

基本プランの月額料金は契約(利用開始)日が更新日になる(歴月と一致しない)が、通話定額オプションは歴月計算になる。しかも日割り計算にならず途中から契約しても満額請求されるので、契約月は損になることがある。

通話定額オプションを追加する際に、適用タイミングを「即日」にするか「翌月1日」にするかを選べるようになっているのもそのためで、「即日」にすると、申込日によっては損をすることがある。

歴月の途中で追加した場合も満額請求される(日割計算無し)上、申込日より前に遡って適用されるわけではないので、基本的には適用タイミングを「翌月1日」にする方が良い(通話発信が多い人はこの限りではないが)。

また、解約の際も同様に日割り計算されないので、解約を予定している場合は前月中に通話定額オプションを解除しておく方が良いかもしれない(これも通話量によるが)。

プラン変更した場合も、通話定額オプションは解除されるので、再度申し込みが必要になる。

国際電話(日本から海外へ電話をかける)

要申込のオプションサービス。基本料は無料で、従量通話料がかかる。通話料はドコモと同じ

海外へ通話発信しない人はオプションを外しておけば、うっかり折り返すなどして高額な通話料を請求されるおそれがない。

国際ローミング(海外渡航中に電話をかける・受ける)

要申込のオプションサービス。基本料は無料だが、ドコモが定める通話発信・着信料金がかかる。

なお、海外滞在中に使えるのは通話とSMSのみで、データ通信はできない。海外でデータ通信するには予め他社の海外向けプランを購入しておくか、海外でも使える楽天モバイル(月額1,078円~)や povo 2.0(月額0円~)などを予備回線に入れておこう。

メッセージ、メール

SMS

SMSは標準で使える。SMS送信料金は従量制

アプリはスマートフォンに標準搭載されていればそれを使えるが、無い場合は Google play でメッセージアプリをインストールして使おう。iPhoneは標準搭載のメッセージアプリを使う。iPadでは使えない。

+メッセージ

Google playApp Store(iPhone・iPad共通)でアプリをダウンロード・起動し、画面の指示に従って設定すると、使えるようになる。

なお、Androidで「+メッセージ」アプリを設定すると、SMSも「+メッセージ」で送受信するようになる(SMSを他のアプリで使う場合は「+メッセージ」も使えない)。他のアプリの使い勝手を気に入っている場合は気をつけよう。

「+メッセージ」同士のメッセージ送信料金は無料(データ通信料金に込み、Wi-Fiも使える)だが、相手も「+メッセージ」を使っている必要がある。

E-mail

日本通信SIMでは、E-mailは付帯しない。

無料のGmailiCloudメールなどに予め乗り換えておくか、現在使っているキャリアのメールアドレス持ち運びサービス(ドコモauソフトバンク、いずれも有料)を利用しよう。

エリア・品質

4G5Gを利用できる(要申込)

エリアはドコモと同じ。ほぼ全国で使える。

通信方式は 4G (LTE) と5Gを使え、5Gは無料オプションでON/OFFできる。

ドコモ回線の場合、機種により5Gを有効にすると不具合を起こす端末もあるので、5G対応機種以外では5GオプションをOFFにしておこう。切り替えは1日1回までだが、マイページで無料でできる。

Xperia 5 IV 楽天モバイル版で、ドコモ5G基地局のすぐ近くの非常に条件の良い場所で計測した例。日本通信SIMはMVNOだが、混雑時以外は快適に使える

MVNOの中には常時規制されていて空いていてもMNOほど通信速度が伸びない所も多いが、日本通信SIMは特に規制されていないようで、混雑の影響は受けるが、閑散時間帯はMNO並みに快適に使える(右図)。

2024年 2月中旬の、平日昼休み時間帯の計測例。2023年末の増量効果でユーザーが増えた影響か、混雑が激しくなった

ただし、2023年11月に料金据え置きで20GB→30GBプランに増量された頃に注目を集めてユーザーが増えたのか、2024年 2月に入って平日昼休み時間帯の混雑が目立つようになった。

日本通信SIMは比較的快適とはいえ、MVNOの仕組みからは逃れられないので、混雑時間帯には使いにくくなるし、またその影響の程度は時期によっても変わる。

平日昼休み時間帯に使えなくなると困る人は、混雑の影響を受けにくいMNOの格安プラン(povo 2.0LINEMO楽天モバイルなど)と併用するのがおすすめだ。

また、ドコモ回線故の制約もある。ドコモの5Gは使いにくく、メインバンドの 5G n79 に非対応の機種が多い。n79は日本のドコモと中国でしか使われていないローカルバンドのため非対応の機種が多く、対応するには余計な追加コストがかかるため、例えば同じ「Xperia 5 IV」でもドコモ版はn79に対応しているが、au・SB版はn79に対応していない。

また、ドコモ回線は全国の広いエリアで使える反面、都市部で使いにくい傾向がある。日本通信SIMにはドコモ回線しかないので、ドコモの品質問題の影響が避けられない。

【参考例】平日の閑散時間帯(11:00頃)と最混雑時間帯(12:10頃)の計測結果。普段は快適だが、昼休み時間帯に入ると極端に重くなる(2023年3月)

ドコモ回線の制約以外に、MVNOなので接続料計算方法の制約などから、とりわけ平日の昼休みや夕方などのピーク時に混雑(速度低下)しやすい場面がある。日によって程度の差があるが、接続料の値下げにより年々改善しており、混雑時間帯を除けば普通に使える。

傾向としては平日の昼休みと朝夕が混雑して重くなる一方、デイタイムは空いていて快適に使える(右図)。

2023年 3月現在、最混雑時間帯でも数Mbps出るので、1Mbpsを切ることもあるIIJmioの傾向よりは若干マシ。半面、日本通信SIMはIPv6が使えず、遅延が若干大きい傾向がある。

一般ユーザーから見ると、似たり寄ったり、に見えると思う。昼休み時間帯はPayアプリとテキストベースのメッセージくらいは使える程度に絞られるが、他の時間帯は概ね快適に使える(ただしたまに夕方に混むことがある)、という感覚。

格安プランなのである種の割り切りは必要だし、動画やゲームをいつでも楽しみたい人にはお勧めしないが、メールやWeb検索、地図や決済などの日常利用には問題なく使える。

データ容量上限に達して「低速」状態の目安(2023年4月)

なお、データ容量上限に達した後は「低速」で使えるとされているが、具体的な数字は非開示。あくまで目安として見てほしいが、筆者が試した範囲では150Kbps程度だった(右図)。メール等の文字メッセージには使える程度。日本通信SIMには初速バーストが無いので、画像の多いWeb閲覧には厳しいだろう。

上限設定はマイページで簡単に変更できるので、普段は1GBに設定しておけば月額290円で維持でき、旅行や通信障害などで使いたい時には簡単に変更して使えるので、予備回線にも使いやすい。

5GオプションOFFの場合は 3G (W-CDMA) も使える。ただしドコモの3Gは縮小中で、2026年 3月31日までにサービス終了する

対応機種

基本的にスマートフォン用。 日本通信が動作確認した使える端末が公開されているので、契約前に確認しよう。

ただし、Androidはやたらと古い機種が多数挙がっているが、古い機種はメーカーのアップデート等のサポートが打ち切られているので、避けるのが無難。

特段規制されてはいないので、Androidの比較的新しい機種や、フィーチャーフォン(ガラケー・ガラホ)、データ端末(モバイルルータやiPadセルラーモデルなど)でもAPNを設定すれば利用できると期待されるが、自己責任(無保証、ノーサポート)となる。

3サイズ(nano/micro/標準)対応のマルチカットSIMが提供されるので、使いたい機器に適した大きさに切り出して使うことができる。

バンド構成はドコモと同じ。SIMフリーの機種や中古店などで購入した機種はもちろん、他社で購入した機種も基本的にはそのまま使えるが、LTE Band 19 に対応している機種を選ぼう。

対応バンド構成

  • 5G Band n78, n79 (Sub-6), n257 (mmWave)
  • 4G FD-LTE Band 1, 3, 19, 21, 28(B)
  • 4G TD-LTE Band 42
  • 3G W-CDMA Band 1, 6/19

※太字は主力バンド ※5Gと3Gは排他利用(「5Gオプション」有効時は3G利用不可)

5Gには2022年12月21日より対応した。無料だが「5Gオプション」の申し込みが必要。「5Gオプション」は随時切り替えることができるようになっている。ドコモ回線は未対応の機種で5Gを有効にすると不具合を起こすことがあるので、ユーザーの選択制になっている。

音声通話と日常生活に必要なデータ通信で使うぶんには、今のところ4Gでも足りるので、よくわからないという人は、そのまま使えば良い。

ただし、ドコモ回線は都市部の混雑エリアで顕著な品質低下が起きていることもあり、都市部で快適に使いたいなら、ドコモ回線の 5G n79 に対応している端末を用意する方が良い。

iPhoneの現行モデルは全て 5G n79 対応している。

Androidはコスト削減のためn79に対応していない機種も多いので、購入前に仕様表をよく確認しよう

iPhone 12 シリーズ以降の全機種(iPhone SE 第3世代を含む)の日本向けモデルは、ドコモ回線の 5G n79 に対応している。言い替えると、今から買うなら iPhone 11 以前の5G非対応機種は避ける方が良い。
日本国内向けモデルであることが大前提。Xiaomi等の海外モデルは 5G n79 に対応していても中国向けで、ドコモ回線では不具合が起きることがある。

APN

どの機種を使うにしても、基本的にAPNの設定が必要。

  • APN: dm.jplat.net
  • ユーザー名: jci@jci
  • パスワード: jci
  • 認証タイプ: PAPまたはCHAP
  • PDP Type: IP
  • APNタイプ: default,supl,hipri,dun
dun を設定できない場合は tether を試してみる。

iPhoneはWi-Fiに接続し、Safariを起動して構成プロファイルをダウンロード・インストールする。 ⇒ネットワーク設定方法:iPhone

残念ながらIPv6は使えない。IPv6を使いたい場合はIIJmioなどにしておこう。

コンテンツ関連

LINEは使えるが、年齢確認には対応していないので、ID検索などは制限される。必要な場合は年齢確認に対応してるIIJmioなどにしておこう。

キャリア決済は提供されていないので、クレジットカードなど他の支払い方法を利用しよう。 未成年などでクレジットカードの利用が難しい場合は、PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)15歳以上)、セブン銀行16歳以上)、ソニー銀行15歳以上)、楽天銀行16歳以上)、auじぶん銀行(15歳以上スマホデビットau PAY プリペイドカード)などのネット銀行が発行しているデビットカードの利用を検討すると良いだろう。

各種手続き

新規契約・MNP転入

新規契約はWebで申し込む。初期手数料は3,300円#スターターパックを使わない場合)、送料と「SIMカード準備料」は無料(含まれている)。

用意するものは、本人確認書類クレジットカード(デビットカード不可)、メールアドレス(キャリアメール不可)と、MNP転入(番号そのままで乗り換え)の場合はMNP予約番号(申し込み時点で有効期間が7日間以上残っている必要がある)。

MNP予約番号については、5月24日より一部事業者間で取得不要になった(MNPワンストップサービス)。

メールアドレスはキャリアメール不可。gmailなどのフリーメールアドレスを用意しよう。

SIMカードは群馬県から宅急便(転送不可、営業所受取不可)で発送される。以降は#開通手続きを参照。

マイナンバーカードによる本人確認

電子証明書付きのマイナンバーカードを持っている人は、「日本通信アプリ」(AndroidiPhone)を使って申し込むことで、本人確認にマイナンバーカードを使って速やかに手続きできるiPhoneは2023年 1月 5日からAndroidは2023年 3月 1日から対応した)。本人確認がその場で完了するので、SIMカードの場合は最短翌日発送、eSIMを使う場合は即日開通も可能だ。

Nihontsusinsim app mynumbercard.jpg

「日本通信アプリ」(AndroidiPhone)とマイナンバーカードを使うと、
新規申込時の本人確認がその場で完了するので、SIMカードを早く受け取れる

マイナンバーカードの読み取りに対応しているスマートフォンと、電子証明書の署名用パスワード(英数字6~16桁)、利用者証明用暗証番号(数字4桁)が必要になるので、予め用意しておこう。暗証番号は5回連続で間違えるとロックがかかり、住民票のある市町村の窓口やコンビニに出向いて再設定する必要が生じるので、番号が不明な場合はアプリを使わずWebサイトで申し込む方が良いかも。

通販モールで「スターターパック」を購入すると、パック代金が数百円安く、さらにモールクーポンやポイント還元施策も利用できる。図の例では計779円分お得になっている

スターターパック

今のところ日本通信SIMでは特段のキャンペーンは実施されていないので、使いたい時に契約するのが良いと思う。

日本通信SIM公式ホームページで申し込む方法と、家電量販店などの取扱店舗で「スターターパック」を購入する方法がある。

スターターパックを使わない場合は、公式Webサイトで申込後、SIMカード発行時に初期手数料3,300円がクレジットカードに請求される。

「スターターパック」を購入した場合は、初期手数料が代金に含まれている。

「スターターパック」はAmazonで3,000円2,850円、他店では2,980円~3,300円3,850円で販売されている。手間を考えると微妙だが、安い店で買うと、初期費用を数百円ほど抑えることができる(右図)。

ただし、いつの間にかスターターパックの参考価格が3,850円に値上がりしたので、かえって高くつく場合もある。購入前によく確認しよう。

また、「スターターパック」には使用期限があり(パッケージ裏面右上のラベルに記載)、購入後の払い戻しは不可なので、セールなどで衝動買いすると、後で予定が変わったなどで無駄になりかねない。使うときに購入しよう。

このほか、手続き中にクレジットカード番号やMNP予約番号の入力ミスなどで申込がキャンセルになると「スターターパック」が無駄になってしまうことがある。Webでの申し込みが苦手な人は「スターターパック」を使わない方が無難かも。

「スターターパック」にSIMカードが入っているわけではなく、最初に「スターターパック」を買いに行く/届くまで待つ必要があるので、急ぐ場合は「スターターパック」を使わない方が早い公式アプリ+マイナンバーカードによる本人確認で申し込むのが最短。

なお、法人契約は窓口が異なる(書類郵送で申し込む)ので、「スターターパック」は使えない。

対面契約店舗

取り扱い店舗には、「対面契約店舗」と「スターターパック」販売のみを行う店舗がある。

「対面契約店舗」は少ないものの、店頭での即時開通に対応している。

今は一部の併売店・iPhone修理店が即時開通を取り扱っているが、家電量販店の格安SIM即日開通カウンターでは扱っていない。

スターターパックはWeb申し込み専用なので、持ち帰って自宅等でWebサイトから手続きする必要がある。自宅等にインターネット接続が無い場合は利用できないし、購入済みのスターターパックを「対面契約店舗」に持ち込んでも契約できない。
SIMカードが届いたらマイページにログインし、「MNP回線切り替え」に進んで、SIMカードに記載のICCIDの下4桁を入力する

開通手続き

MNP転入(番号そのままで乗り換え)または再発行(eSIMからSIMカードへの変更)の場合は、SIMカードを受け取った後、開通手続きが必要。

開通手続き方法はSIMカードが発送されたメールに書かれているし、SIMカードと一緒に送られてくる紙にも書かれているが、下記の要領になる。

  1. 宅急便(転送不可、営業所受取不可)で届くSIMカードを自宅(登録住所)で受け取る
  2. 開封してSIMカードを取り出す
  3. メールアドレスでマイページにログインする
  4. MNP回線切り替え」ボタンを押す
  5. SIMカードの裏面バーコード下に記載の番号の下4桁を入力する
  6. MNP回線切り替え完了のお知らせ」というメールが届くまで待つ
  7. 6.のメールが届いたら、SIMカードを入れ替えてAPNを設定する
  8. 「1111」に通話発信してみる

4.~5.の手続きは年中無休でできるが、実際に開通する(6.のメールが届く)時間帯は10~20時の間に限られている(5.の手続きから1時間以内に完了)。

10~20時の間に開通手続きをすると、端末の電源を落としてSIMカードを入れ替え、再度電源を入れてAPNを設定した頃に使えるようになる感じ。

20時以降に申し込むと、翌日の午前9~11時頃に開通する。

日本通信SIMでは、回線開通した日が毎月の決済日になる。例えば28日に開通すると、毎月28日~翌月27日が料金月になる。

MNP転入(番号そのままで乗り換え)の場合は、日本通信SIMの開通と同時に、元の携帯電話会社のプランが自動解約になる。

MNP予約番号の有効期限の前日までに開通手続きを行わないと、その翌日(MNP有効期限日)に自動で切り替わるが、何かの手違いでエラーになると申し込みが無効になり、初期費用は返金されないので、開通手続きを忘れないように実施しよう。

使用データ容量の確認・上限変更

マイページのステータス画面

気になる使ったデータ容量は、都度マイページにログインして見る必要がある。

「日本通信アプリ」(AndroidiPhone)でも見られるが、都度ログインが必要で、開く画面もWebページと同じなので、あまりアプリを使う意味がない

合理的290プラン」ではデータ容量が1GB~100GBの範囲・1GB単位で使った分だけ自動精算になるが、予め上限を設定することができるので、使いすぎを防ぐことができる。初期契約時に上限10GBに設定されているので、マイページにログインして変更しておこう。

他のプランでは、各プランのデータ容量で止まるようになっているが、マイページにログインして上限値を変更することで、1GB単位で最大30GBまで自動で追加できる。

どのプランも、請求は1GB単位、余ったデータ容量の繰り越しは無いので、料金月の末日時点で使いきれなかった1GB未満の端数は消滅する。

合理的プラン内のプラン変更は、毎月でもできる。変更は翌料金月から適用になる。 ただしプラン変更すると通話定額オプションが全て解除され、オプション料金が日割り計算されず満額請求されるので要注意。

ChromeやSafariなどのWebブラウザでマイページを開いて、ホーム画面にアイコンを作成しておけば用が足りる。アプリがもう少し使いやすくなると良いのだが、今のところアプリは新規契約(マイナンバーカードの読み取り)用と思っておく方が良さそうだ。

プラン変更

プラン変更と同時に音声通話オプションを選ぶと、使える日数は少ないのに日割り計算無しで満額請求されるので要注意

プラン変更や各種オプションの追加・解除も、マイページで行う。

マイページで電話番号を選択し(契約回線が1つのみの場合は不要)、右側の「サービス変更」ボタンを押すと、プラン選択画面に入る。

変更先のプランが「みんな」か「30GB」の場合は、音声通話オプションの選択肢が出るので、「オプションなし(70分無料通話)」か「通話5分かけ放題オプション」を選ぶ。

ここで注意点として、日本通信SIMの料金月と異なり、音声通話オプションは歴月での課金となり、しかも途中追加・解除しても満額請求される。

例えば料金計算月が月末近くの場合、ここで「通話かけ放題オプション」を選ぶと、実際に「通話かけ放題オプション」が使える日はごくわずかだが、当月から満額(1,200円ないし1,600円)取られてもったいない。

この場合、ひとまず「オプションなし(70分無料通話)」を選んでおき、続いてマイページの通話定額オプション「申込/変更」ボタンを押し、適用タイミングを「翌暦月の初日適用」にして申し込むことで、無駄を避けることができる。

「通話5分かけ放題」は追加料金こそ無いものの、適用されるのは翌月1日からとなるので注意しよう。

eSIMの再発行(機種変更)

eSIMを使っていて機種変更する場合は、eSIMプロファイルの再発行手続きが必要になるが、「eSIMプロファイル発行手数料1,100円を徴収される(新規契約時の初回発行分は初期手数料に含まれている)。

IIJmioでは220円で済むのだが、日本通信SIMのeSIM再発行は高額なので、気軽に機種変更できないのが難。

eSIMからSIMカードへの変更は、3,300円かかる。

従来のSIMカードであれば、再発行不要で差し替えて使えるので、日本通信SIMはなるべくSIMカードを利用し、デュアルSIMで使いたい場合は他社の回線をeSIMに入れると良いだろう。

解約・MNP転出

純解約(電話番号を廃止)する場合は、マイページにログインし、各種お手続きから解約に進む。解約予約となり、料金月の末日までは使える。解約のキャンセルはできない。

MNP転出(番号そのままで他社にのりかえ)する場合は、マイページにログインし、各種お手続きからMNP予約番号取得に進む。

手数料は無料だが、MNP予約番号の発行に4日ほどかかる。予約番号は期限があるので使う間際に発行するのが鉄則だが、即日発行されないので、少し早めに発行する必要がある。

MNP転出する場合、転出先で開通手続きすると同時に日本通信SIMが使えなくなるが、料金は日割り計算されず満額請求される。

MNP予約番号を使わなかった場合は解約されない。MNP予約番号の再発行が必要な場合は、有効期限が切れた後に再度発行手続きする必要がある。

各種問い合わせ

よくある質問 (FAQ)などを調べても解決しなかった不明点などは、メールフォームまたはチャットで問い合わせできる。

メールフォームの利用がおすすめだが、電話での問い合わせも一応できる(要予約、予約した日時に日本通信から電話がかかってくる)。

未成年の利用

満18歳未満の未成年者名義では契約できないので、子どもに使わせる場合は保護者名義で契約する必要がある。

契約者本人名義のクレジットカードしか使えないので、支払いに使うクレジットカード保有者名義で契約するよう案内されている。本人・家族を含め、1名義で5回線まで契約できる。

フィルタリングサービスは有料で月額396円かかる。フィルタリング不要な年齢ならばいいが、小さな子どもに使わせる回線は割高になることを考慮しておこう。

日本通信SIMでは名義変更手続きができないので、子どもが成人するなどして本人名義に変更したい場合は、名義変更に対応している他社にMNP転出(番号そのままで乗り換え)する必要がある。

日本通信とb-mobile

日本通信(略称 JCI)は、MVNO専業の独立系移動体通信事業者。2001年にWILLCOMの回線を借りてPHSのMVNOサービスを始め、MVNOの先駆けとなった。

2008年にはNTTドコモよりFOMA網を借りる3GのMVNOサービスを先駆けて開始。さらにMVNE事業も始め、現在の4G網を使うMVNOサービスが発展する礎を築いた。

2011年にイオンリテールと提携して「イオン専用b-mobile SIM」を開始。最大100Kbpsに制限されるものの月額980円で利用でき、当時としては画期的な低価格で人気を集めた。筆者もわざわざこれを契約するために遠くのイオンジャスコ)まで足を運んだりしたものだ(笑)。

その後も「b-mobile」ブランドで様々なサービスを追加していったが、日本通信は提携や再卸などでも積極的にサービスを拡張していったので、日本通信との直接契約のみならず、むしろ提携他社のサービスを契約する形で日本通信を利用していた人も多かったのではと思う。

同業他社にはISP電機小売業などから参入したMVNO事業者が多いが、日本通信は1996年の設立以降一貫して回線再販事業をしてきた。MNOなどとの資本関係も無く、独立してMVNOのみをしてきた会社は珍しい。

同じくMVNO老舗のIIJは技術力でMVNOを牽引したが、日本通信はタフな交渉力でMVNO事業を切り拓いた。 当時、WILLCOMやWiMAX陣営はMVNOへの回線提供に比較的前向きだったものの、ドコモを含む大手MNOはMVNOへの回線提供に消極的で、MVNOには厳しい条件を突きつけられることが多かったようだ。そうした中で、時に総務省も巻き込んでMVNOへの回線卸や回線接続条件の改善を最大手のドコモに認めさせることに注力した。

当時から続く直販ブランドは「bモバイル」で、後に「b-mobile」に表記が変わったものの、ずっとこのブランドで個人・法人向けMVNOサービスを提供してきたが、2020年 7月15日に音声通話SIMに特化した新ブランド「日本通信SIM」で「合理的かけほプラン」を開始。「b-mobile」は今も別ブランドで併存しているが、以降、音声系の新プランは「日本通信SIM」から発売している。

「b-mobile」は継続提供されているものの、新しいプランは提供されておらず、今後どうなるか不明。「b-mobile」音声通話SIM(ドコモ)を利用中の人は順次「日本通信SIM」へ移行できるようになっているが、データSIMやソフトバンクSIMからの変更はできない。

これに限らず、日本通信のサービスは新しいプランへの変更ができないものも多く(変更する際はMNP等で解約&新規契約となり、手数料が発生する)、しかも旧プランも併売されていたりするので、契約の際はうっかり旧プランを契約したりしないよう気をつけたい。

参考リンク

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  • IIJmio - MVNO老舗のひとつ。日本通信がタフな交渉で門戸を切り開いたなら、IIJは技術力で門戸を切り開いた、各々リーダー的存在。「ギガプラン」(音声SIM)は5GBで990円。
  • povo 2.0 - MNOのKDDI直営のオンライン専用プラン。auの広いエリアで音声通話も使え、使わなければ月額0円~で格安維持できるので、デュアルSIM対応端末で使う予備回線にぴったり。