nuroモバイル

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nuroモバイル バリュープラス
Nuromobile logo.jpg
事業者 ソニーネットワークコミュニケーションズ
利用回線 ドコモ[D] / au[A] / ソフトバンク[S] (MVNO)
開始日 2021年 4月 1日
通信方式 4G (+ 3G)
4G Band(s) [D] 1, 3, 19, 21, 28(B), 42
[A] 1, 3, 11, 18/26, 28(A), 41, 42
[S] 1, 3, 8, 11, 28(B), 41, 42
SIMカード [D][A] マルチSIM (nano/micro/標準)
[S] nano/iPhone/micro
eSIM ×
SIMのみ契約
SIM交換手数料 3,300円
データ容量 3 / 5 / 8GB
超過時最大速度 通信不可
データ節約 ×
データ繰越 翌月まで
データ追加 550円/1GB
テザリング ○ 制限なし
IPv6対応 ×
音声通話方式 [A] VoLTE
[D][S] VoLTE, 3G(CSFB)
通話料 22円/30秒、11円/30秒
通話定額 オプション
着信転送
留守番電話 330円 [S]のみ無料
非通知拒否 D / A
[S] 110円
SMS
キャリアメール ×
データシェア × パケットギフト
国際ローミング [D] △ 要審査
[A][S] ×
月額基本料金 音声 792~1,485円
データ 627~3,828円
契約時手数料 3,740円
MNP転出料 0円
期間縛り 無し
家族割 無し
光セット 無し
ポイント 無し
法人契約 ×
サポート窓口 チャット/メールフォーム/電話
APN APN設定方法
iPhone対応 設定方法
nuroモバイル 利用者向けページ

nuroモバイル(ニューロ - )は、ソニーグループソニーネットワークコミュニケーションズが提供するモバイルデータ通信サービス。

ドコモauソフトバンクの回線を借りるマルチキャリアMVNOで、各々「ドコモ回線」「au回線」「ソフトバンク回線」と呼んでいる。

キャリアグループに属さない独立系のMVNO。シェアは大きくない(契約数は未公表だが、総務省発表の事業者別シェアでは「その他」に括られている)が、グループ内でMVNE事業を行っていることから一定の事業規模を有するのだろう、激戦の格安SIM・格安スマホ業界で最安値水準の料金プランを打ち出して存在感を見せている。

なお、本稿では2021年 4月から始まった新プラン「バリュープラス」を扱う。 (終了した「0sim」および旧プランは原則扱わない。)

旧プランを利用中の場合は、プラン変更手続きしないと、割高な旧プランが適用され続けるので、速やかにプラン変更手続きすることをお勧めする。

こんな人におすすめ

1人から(家族割や光セットなどの煩雑なことをせずに)シンプルに使いたい
家族割・光セット割など無くても1回線目から安い
今使っている機種(端末)をそのまま使いたい
3キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)に対応しているので、どのキャリアを使っている人でも、機種持ち込みで乗り換えて使うことができる。(楽天モバイルの機種を使っている人はau回線を選ぶと良い。)
iPhoneを使いたい
SIMフリー版やSIMロック解除済みのiPhoneを使える。

こんな人は他社も検討しよう

スマートフォンだけでなく、LTE内蔵パソコンやタブレットも使いたい
複数のSIMカード・eSIMでシェアして使えるIIJmioや、シェアプランがあるワイモバイルがお得かも
初期設定が不安なのでサポートしてほしい
基本オンライン専用で、店頭サポートは無い。
ただし一部の家電量販店では新規契約手続き(SIM購入)と有償サポートを利用できる。
平日朝の通勤時間帯や昼休みに快適に使いたい
MVNOは混雑時間帯に遅くなるので、MNOのワイモバイルUQモバイルなどが良いかも。
法人契約で使いたい
法人契約不可。相対契約で大幅値引きを受けられる大企業はともかく、中小事業所ではワイモバイル法人契約割引で全回線税別700円引きになるので、そちらの方がお得に利用できると思う。

バリュープラス

2021年 4月から始まった新料金プラン。

ドコモ回線/au回線/ソフトバンク回線、音声通話付き/データ+SMS/データ専用、そして月間データ容量別に3プラン。さらにお試しプランやデータ使い放題プランが加わって、計30プラン。

数こそ多いが、キャリアと音声/データ、容量で選べば良い。

回線種別
データ容量
Giga+ 音声通話付き データ+SMS
(ドコモ/auのみ)
データ専用
3GB (VS) × 792円
(720円)
792円
(720円)
627円
(570円)
5GB (VM) 990円
(900円)
990円
(900円)
825円
(750円)
8GB (VL) 1,485円
(1,350円)
1,485円
(1,350円)
1,320円
(1,200円)
お試し0.2GB × - 495円
(450円)
330円
(300円)
データ使い放題
(ソフトバンクのみ)
× - - 3,828円
(3,480円)
  • 金額は税込、()内は税抜本体価格、ユニバーサルサービス料電話リレーサービス料別途
  • データ+SMSは、ドコモとauのみ(ソフトバンク不可)
  • データ使い放題プランは、ソフトバンクのみ、SMS・音声通話不可。
  • お試しプランは、音声通話不可。
  • 容量超過後は通信不可。追加データ容量は1GBあたり550円。

基本1プランの楽天モバイルのような気楽さは無いが、格安ながら全国のドコモ/au/ソフトバンクと同じエリアで利用でき、手持ちの端末をそのまま使える安心感がある。データ容量は毎月でも変更できる(翌月から適用)ので、自分が使うデータ量をある程度把握できている人には苦にならないだろう。

データ容量は毎月でも変更できるが、キャリア【ドコモ回線/au回線/ソフトバンク回線】と音声/データの変更はできない(一旦解約して再契約が必要になる)。特に音声の回線種別は間違えないようにしよう(電話番号を引き継いで回線種別を変更するには他社に乗り換えるしかない)。

ちなみに、同じnuroブランドを冠する「nuro光」とのセット割引は無い。

Gigaプラス

5GB(VM) または 8GB (VL) を継続して契約していると、3ヶ月毎に追加データ容量が付与される。

データ付与月に 5GBプラン(VM) を契約していると3GB、8GBプラン(VL) を契約していると6GBの追加データ容量が付与され、翌々月まで繰り越して使える。

よって、計算上は 5GBプランが月平均6GB相当に、8GBプランは月平均10GB相当になるわけだ。

ただし、データ付与月が分かりにくい上、データ付与月に利用者向けページにログインして受け取り手続きをする必要がある(データ付与月に受け取り手続きをしないと消滅する)など、使いにくさもある。こうした面倒が苦にならない人にはお得なサービスだろう。

音声SIMでもデータSIMでも対象になるが、お試し0.2GB/プランVS(2GB)/使い放題は対象外。

利用開始月を除く3ヶ月目から3ヶ月毎。プラン変更した場合は、プラン変更月を除く2ヶ月目から3ヶ月毎。

パケットギフト

複数のSIMを契約してデータ容量をシェアして使うことはできないが、「パケットギフト」を使って残りデータ容量を移すことはできる。

これも都度手続きが必要なので、他社のシェアSIMに比べて使いにくさがあるが、手続きの手間が苦にならない人にとっては、任意に移し替えて使える利便性があるとも言えるだろうか。家族で使うにはシェアSIMよりも良いかもしれない。

通話

音声通話を利用できるのは音声通話SIMのみ

通話方式は、【au回線】ではVoLTEのみ。【ドコモ回線】【ソフトバンク回線】ではVoLTEまたは3G(CSFB)

SIPが規制されているわけではないので、データSIMでも「LaLa Call」や「Rakuten Link」など他社のIP電話サービスを使った通話はできる。

通話料は従量制(税込22円/30秒)だが、「nuroモバイルでんわ」を使うと従量通話料が半額(税込11円/30秒)になる。

プレフィクス方式で、電話番号の手前に「0037692」を付けて発信すると半額通話料が適用される。プレフィクス番号を付けて発信するアプリが配信されており、Android機種では「0037ダイヤラー」を、iPhoneでは「nuroモバイルでんわ」アプリを利用できる。

また、「nuroモバイルでんわ」利用時に限られるが、「10分かけ放題オプション」もある。

着信転送は標準で利用できる(申込不要・月額無料、転送通話料は税込22円/30秒の従量課金)。設定方法は、ドコモauソフトバンクと同じ。

留守番電話はソフトバンクのみ無料(通話料は都度従量課金)で利用できるが、ドコモauは要申込で、月額330円。 しかしキャリアの留守電は割高で不便なので、別途「スマート留守電」を契約して使う方が良いと思う。

他社の「ナンバー・リクエスト」に相当するサービスは、番号通知お願いサービス(ドコモ)番号通知リクエストサービス(au)を利用できる。 ソフトバンクでは有料オプションの「ナンバーブロック」になり、メッセージは番号通知のお願いではなく「お断り」になってしまう。

通話オプション

  • 10分かけ放題 - 月額880円(税別800円)で、10分以内の国内通話がかけ放題になるオプション。10分超過時の通話料は11円/30秒。

通話発信時に、電話番号の手前に「0037692」を付けて発信する必要があって面倒だが、プレフィクス番号を付けて発信するアプリ「0037ダイヤラー」(Android)、「nuroモバイルでんわ」(iPhone)を利用できる。

ただし、「nuroモバイルでんわ」を使って楽天モバイル (MNO) へ発信すると番号非通知扱いになってしまうので要注意。

また、これは他社も同様だが、0570ナビダイヤルなどは各通話オプションの対象外になるので、うっかり発信しないよう注意したい。

メール

メールアドレスは付かない。予めGmailiCloudメールなどに乗り換えておこう。

【ドコモ回線】平日午後の比較的空いている時間帯に計測。空いているはずの深夜なども概ねこれくらい。

エリア・品質

エリアはドコモauソフトバンクと同じで、ほぼ全国で使える。

【ドコモ回線】平日朝の通勤時間帯に計測。平日朝夕の通勤時間帯と昼休みの時間帯は使いづらい。

MVNOなので接続料計算方法の制約などから、ピーク時に混雑(速度低下)しやすいきらいがある。

以前のnuroモバイルは空いている時間帯を含め一日中使いづらかった。それでも格安で3Gも使えるし、通話機能は一通り備えているので、通話とメールくらいにしか使わないという人には良かったが、それ以外にはあまりお勧めできる状況ではなかった(筆者も契約しているが、残す必要がある電話番号の維持程度にしか使っていなかった)。

2021年に卸・接続価格の大幅引き下げがあったからか、2021年春以降に目に見えて改善した(右図)。地図と乗換案内、電子マネーのチャージくらいであれば普通に使えるようになった。

しかし、平日朝夕の通勤時間帯と昼休み時間帯は相変わらず厳しい。2021年春以降はだいぶ改善していて、全く使えないことはなくなったが、混雑時には使えないこともあると承知の上で利用しよう。

UQモバイルの節約モード並みの使い勝手と言えばわかりやすいだろうか?地図やコード決済くらいは引っかかりながらも使える程度になった。また、nuroモバイルは混雑時でも遅延が低いのが評価できる。

対応機種

SIMのみ契約はもちろん、機種セット販売も行っている。取扱機種はSIMフリーAndroid機種とモバイルルータ。全てSIMフリー(SIMロック無し)。

ただし取扱機種は少なく、SIMのみ契約が主体になっている。公式は機種が少なくて在庫切れも多いので、端末も一緒に購入したい場合は「ひかりTVショッピング」のキャッシュバックキャンペーン【要エントリー】を利用する方が買いやすいかも。

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 nuroモバイルは3キャリアに対応しているので、概ね2018年以降に国内で発売された(VoLTEに対応した)ほぼ全ての機種が使える。動作確認済端末が公開されているので、契約前に確認しよう。

スマートフォンはもちろん、フィーチャーフォン(ガラケー・ガラホ)やデータ端末(モバイルルータやiPadセルラーモデルなど)でもAPNを設定すれば利用できる。

ドコモとauのSIMカードは3サイズ(nano/micro/標準)に対応しているので、様々な機種に対応できる。

バンド構成はドコモauソフトバンクと同じ。SIMフリーの機種や中古店などで購入した機種はもちろん、他社で購入した機種も基本的にはそのまま使える(ただしSIMロック解除を推奨)。

ドコモ回線 対応バンド構成】※太字は主力バンド

  • FD-LTE (4G) Band 1, 3, 19, 21, 28(B)
  • TD-LTE (4G) Band 42
  • W-CDMA (3G) Band 1, 6, 19

au回線 対応バンド構成】※太字は主力バンド

  • FD-LTE (4G) Band 1, 3, 11, 18/26, 28(A)
  • TD-LTE (4G) Band 41, 42
FD-LTE Band 18/26 は重なっており、大抵の基地局が同時に吹いているので、どちらかに対応していれば、概ね実用上の問題はない。

ソフトバンク回線 対応バンド構成】※太字は主力バンド

  • FD-LTE (4G) Band 1, 3, 8, 11, 28(B)
  • TD-LTE (4G) Band 41, 42
  • W-CDMA (3G) Band 1, 8

5Gには未対応だが、そんなに遅くならないタイミングで、導入したいと考えているそうだ。 もっとも、仮に対応しても、今のところはアンテナピクトが5Gになるくらいの意味しかないと思うけれど…

APN

基本的にAPNの設定が必要。iPhoneでは構成プロファイルを使う。

  • APN so-net.jp
  • ユーザー名 nuro
  • パスワード nuro
  • 認証タイプ CHAP
  • APNタイプ default,supl,hipri,dun
dun でうまくいかない場合は tether を試してみる。

残念ながらIPv6は使えない。 IPv6を使いたい場合はIIJmioワイモバイルにしておこう。

コンテンツ関連

LINEの年齢認証には未対応。

キャリア決済も使えないので、クレジットカードなど他の支払い方法を利用しよう。 未成年などでクレジットカードの利用が難しい場合は、ジャパンネット銀行(PayPay銀行)15歳以上)、セブン銀行16歳以上)、ソニー銀行15歳以上)、楽天銀行16歳以上)、auじぶん銀行(15歳以上スマホデビットau PAY プリペイドカード)などのネット銀行が発行しているデビットカードの利用を検討すると良いだろう。

エントリーパッケージ

家電量販店や一部通販サイトで販売されている「エントリーパッケージ」を購入すると、登録事務手数料 3,300円が無料になる(SIMカード準備料 440円は別途)。エントリーパッケージをいくらで購入するかによるが、数百円で購入できればお得になることもある。

ただし、エントリーパッケージを利用すると、公式サイトのキャンペーンが適用外になることがある。

また、今は音声通話付きSIMに限り、公式サイトで登録事務手数料割引(3,300円→0円)キャンペーンを実施中なので(終了日未定)、音声通話SIMを契約するならエントリーパッケージは不要だ。

手続き

「ご利用者向けページ」

データ容量の確認

当月使ったデータ容量と残り容量は、「ご利用者向けページ」にログインすると見られる(右図の「ご利用状況」欄)。

アプリなどは無いので、細かくチェックしたい人には不便かも。

プラン変更

プラン変更手続きは利用者向けページ(右図)にログインして行う。

各種変更は翌月から適用で、手数料などはかからない。毎月でもプラン変更できるので、使いたいデータ容量にあわせて変更すれば賢く節約しながら使える。

回線種別の変更はできない

音声SIM←→データSIMの変更や、キャリア(ドコモ/au/ソフトバンク)の変更はできない。変更したい場合は一旦解約して再度契約し直すよう案内されている。

今は音声通話SIMの登録事務手数料が0円だが、音声からデータに変えたいときや、データSIMのキャリアを変えたいときは、登録事務手数料3,300円+SIMカード準備料440円を請求される。

また、音声通話SIMでキャリアを変えたい場合は、他社に乗り換えるしかない(電話番号が変わっても構わないなら解約→再契約でもできるが)。

解約・MNP転出

MNP転出手続きをすると翌営業日以降、「ご利用者向けページ」にMNP予約番号が表示される。使わずに有効期限が切れると通常の契約状態に戻るが、それまでMNP予約番号の再発行はできない。

解約予約・MNP予約番号発行手続き利用者向けページにログインして行う。オンラインで完結し、数分で手続きできる。ただし解約予約のキャンセルはできないので、気をつけよう。

MNP転出手数料は0円、解約金もかからない

解約月の日割り計算は無く、月末まで請求されるが、解約手続き後も月末まで使うことができる(MNP転出を除く)。

MNP転出の場合は、予約番号の発行に1~2日かかることと、キャンセルはできない。期限までにMNP予約番号を使わなければ自動で失効し、引き続きnuroモバイルを利用できるが、MNP予約番号の再発行が必要な場合には、発行済み予約番号の失効を待たないといけない。

解約後はSIMカードを返送する必要がある定形封筒(84円)郵便書簡(63円)で構わないが、郵送料はユーザー負担。宛名を書いて返送するのも面倒だが、返送しないと「SIM損害金」3,300円を請求されることもあるようなので、忘れないうちに返送しよう。

端末を分割払いで購入した場合は、残債額を一括請求される。また、旧プランでは音声通話SIMに限り、12ヶ月の最低利用期間が設定されており、12ヶ月以内に解約等する際は、残り月数×1,100円の解約金を徴収される。旧プランから「バリュープラス」に変更した場合も解約金は残る。
筆者の経験では、MNP転出による解約手続きをした翌朝にメールで送られてくる。期限はメールが発送された日を含め15日。
即日開通カウンター等で店頭契約する場合には予約番号の有効期限内であれば使えるが、オンラインで契約する場合は、予約番号の有効期限が一定期間以上残っていないと契約手続きできないことがある。MNP予約番号は使う間際に発行するのが鉄則だが、nuroモバイルでは即日発行できないので、気をつけたい。

参考リンク

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