OCN モバイル ONE

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OCN モバイル ONE
OCNmobileONE 770yen.jpg
音声SIM 月額770円からの新料金
事業者 NTTコミュニケーションズ
利用回線 ドコモ (MVNO)
開始日 2019年11月20日
通信方式 4G + 3G
4G Band(s) 1, 3, 19, 21, 28(B), 42
SIMカード マルチSIM (nano/micro/標準)
eSIM ×
SIMのみ契約
SIM交換手数料 (音声)3,733.4円 (データ)2,413.4円
データ容量 1 / 3 / 6 / 10GB
超過時最大速度 200Kbps
データ節約 節約モード
データ繰越 翌月末まで
データ追加 550円/GB(アプリ利用時)
テザリング ○ 制限なし
IPv6対応 ×
音声通話方式 VoLTE, 3G(CSFB)
通話料 11円/30秒
通話定額 オプション
着信転送
留守番電話 330円
非通知拒否
SMS
キャリアメール MMS非対応 無料
データシェア 容量シェア
国際ローミング 要申込、通話のみ可、有料
月額基本料金 音声 770~1,760円
データ 858~1,760円
契約時手数料 3,733.4円
MNP転出料 0円
期間縛り 無し
家族割 無し
光セット OCN光モバイル割 -220円/線
ポイント 無し
法人契約 × 法人向けは別建て
サポート窓口 Webフォーム/チャット/電話
APN APN設定方法
iPhone対応 設定方法
OCN モバイル ONE サポート マイページ

OCN モバイル ONE(オーシーエヌ モバイル ワン)は、NTTコミュニケーションズ(NTTcom)が提供する個人向けモバイルデータ通信サービス。ドコモの回線を借りるMVNO

こんな人におすすめ

1人から(家族割や光セットなどの煩雑なことをせずに)シンプルに使いたい
家族割・光セット割など不要で1回線目から安い
月々使うデータ量にムラがある
余ったデータ容量を翌月に繰り越して使える
スマートフォンだけでなく、LTE内蔵パソコンやタブレットも使いたい
複数のSIMカードを追加して、データ量をシェアして使える
普段使うSNSなどは遅くていい
OCN モバイル ONEアプリ(AndroidiPhone)で「節約モード」にすると、データ容量を消費せずに最大200Kbpsの通信ができる
iPhoneを使いたい
SIMフリー版やSIMロック解除済みのiPhoneを使える。最新 iPhone 12 シリーズにも対応。

こんな人は他社も検討しよう

初期設定が不安なのでサポートしてほしい
基本オンライン専用で、店頭サポートは無い。
ただし、家電量販店の一部店舗に即日受渡カウンターが設置されており、店舗の有償サポートを利用できることがある。
たまに国内旅行・出張等する時のために予備回線を持っておきたい
使ったデータ量で料金が決まる従量制プラン(SMS付きデータSIMだと1GBまで528円)や、eSIM専用の「データプラン ゼロ」(使わない月は165円)を使えるIIJmioの方が良いかも
平日朝の通勤時間帯や昼休みに快適に使いたい
OCN モバイル ONE はMVNOの中では快適に使えることで定評があるが、仕組み上、どうしても混雑時間帯には遅くなるので、気になる場合はMNOのUQモバイルワイモバイルなどにすると良いかも。

料金コース

本稿では、2019年11月20日から始まり2021年 4月 1日に改定された「新コース」を扱う。

2019年11月~2021年 3月に契約した人も、手続き不要で新料金に自動移行している。

音声SIM・データSIMともに月額料金が大幅に引き下げられ、最小の1GBコースでは月額770円(税別700円)。IIJmioとともに最安値に近い料金水準になっている。

1GBだと楽天モバイルにすれば0円になるが、エリア内でも圏外になりやすかったり、Rakuten Link(専用の通話アプリ)などの癖もあるので、ドコモのエリアて安心して使える価値を月額770円で買えるのは安いのではと思う。

一方、従来の20GB・30GBコースは、新規受付を停止した。従来からの契約者は引き続き利用できるものの、料金は割高なまま据え置かれているので、ahamoなどに移行する方が良さそうだ。

また、ahamo以来の新慣習に倣い、期間限定の値引きや最低利用期間・違約金などの縛りは廃止されるとともに、MNP転出手数料も無料化された。

なお、2019年11月以前の旧コースも新規受付が継続されているが、あえて旧コースで契約するメリットは無いので、本稿では扱わない。

SIMタイプとデータ容量別に計10コース

2021年 4月 1日改定の新料金(税別、カッコ内は3月までの旧料金)

音声/SMS/データの3タイプ、月間データ容量は1/3/6/10GBの4コースから選択(ただし1GBは音声のみ)となり、計10コース。

でも2021年4月からの新料金では音声SIMとSMS付に料金差が無くなったので、特段の理由が無ければ音声SIMを選んでおこう。 あとはデータ容量を選ぶだけなので、実質4コース。データ容量は毎月でも変更できるので、自分が使うデータ量をある程度把握できている人には苦にならないだろう。

iPadモバイルルータ、ノートパソコン等でしか使わない場合は、データSIMを選べば若干安くなる。細かい話になるが、データSIMはユニバーサルサービス料電話リレーサービス料が不要(020番号が割り当てられる)のため、もう数円安くなる。ただしデータSIMではSMSも使えないので、スマートフォンやAndroidタブレットで使う場合はお勧めしない。
データ容量は月末を除きいつでも「マイページ」で変更できるが、翌月から適用される。

余ったデータ容量は翌月末まで繰り越して使える。不足しても追加データ容量を1GBあたり550円で購入でき(アプリ利用時)、ワイモバイルUQモバイルなどよりも安価にデータチャージできる。

容量シェア

主契約(1回線目)のデータ容量を、最大5枚のSIMカードでシェアして使うことができる。スマートフォンだけでなく、iPadやAndroidタブレット、ノートパソコンなどを1人で複数使うときに便利だ。音声SIMも追加できるので、家族でシェアして使うこともできる。

全ての容量コースでシェアが可能。主回線がデータ契約でもOK。

追加SIMカード1枚あたりの月額費用(税込)は、データ専用SIMが440円、SMS対応SIMと音声対応SIMが572円。

SIMカード追加時に容量シェアを同時に申し込むと、SIMカード追加発行時にかかる手数料が433.4円で済むのでお得だ(ただし解約・再契約を繰り返した場合など、4回目以降の申し込みではSIMカード追加手数料がかかる)。

OCN モバイル ONEでは追加SIMカードにデータ容量は付かないので、主契約のデータ容量をシェアすることになる。あまり使わない人には良いが、合計10GBでは足りないという人は、基本プラン同士でシェアグループを組むIIJmioの方が使いやすいかもしれない。

iPadで使うならeSIMにすれば440円で2GB使えるのでお得。

通話機能

音声通話を利用できるのは音声SIMのみ。通話方式はVoLTEまたは3G(CSFB)。

SIPが規制されているわけではないので、データSIMでも050plusや他社のIP電話サービスを使った通話はできる。

通話料は従量制だが、従量通話料は税込11円/30秒で、他社の半額。発信時に特殊なアプリを使う必要はないので手軽だかけ放題オプションもアプリ不要で利用できる。

117(時報)や177(天気予報)などの3桁特番、#特番、0570ナビダイヤルなどへの発信はドコモ経由になり、高額な標準通話料22円/30秒がかかるので要注意。
他社と同じプレフィクス方式なのだが、他社に先駆けて2021年 4月よりプレフィックス番号自動付与に対応したため、専用アプリ不要になった。

転送電話(着信転送)は標準で利用できる(申込不要・月額無料、転送通話料は都度課金される)。ahamoは転送すらできず、いざという時に困るが、OCN モバイル ONE は格安だが電話機能は充実している。

留守番電話サービスは別料金になっており、月額330円(税別300円)のオプションを契約する必要があるが、不便かつ高いので、「スマート留守電」を使う方が良いと思う。

非通知通話の着信を拒否する、他社の「ナンバー・リクエスト」にあたる番号通知お願いサービスを、月額無料で利用できる

かけ放題オプション

  • 10分 - 月額935円(税別850円)で、誰とでも10分以内通話し放題(10分定額)になるオプション。10分超過時の通話料は11円/30秒。
  • トップ3 - 月額935円(税別850円)で、上位3電話番号への通話が0円(3番号のみ完全定額)になるオプション。3番号は毎月自動判定されるので登録不要。3番号以外への通話料は11円/30秒。
  • 完全 - 月額1,430円(税別1,300円)で、誰とでも通話し放題(完全定額)になるオプション。

OCNでは「トップ3」が特徴的。(今時はLINEを使う人が多いだろうが)家族や恋人など特定の人とよく通話する人に向いている。自動判定なので登録不要で使えるのも利点。個人で通話が多い人には嬉しいオプションでは。

いずれも通話発信時に専用アプリは不要(2021年 4月から)。Android・iPhoneの標準電話アプリを使って普段通りに発信すれば適用される。

ただし、0570ナビダイヤルは通話オプションの対象外になる(ドコモ経由の高額な通話料22円/30秒が適用される)ので、うっかり発信しないよう注意したい。

また、117番(時報)、177番(天気予報)などの3桁特番への発信も対象外になる(通話料22円/30秒)ので要注意。

通話オプションの申し込み・解除は、月末日を除くいつでもできるが、翌月から適用になる。ただし音声SIMの新規契約と同時に申し込む場合に限り、初月無料で利用できる。

エリア・品質

エリアはドコモと同じで、ほぼ全国で使える。

MVNOなので接続料計算方法の制約などから、ピーク時に混雑(速度低下)しやすいきらいがあるが、混雑しやすい平日の朝と昼を避ければ、概ね快適に使える。 ドコモ網を使うMVNOの中では、OCN モバイル ONE は第三者機関の調査でも評価が高い。

対応機種

スマートフォンはもちろん、フィーチャーフォン(ガラケー・ガラホ)やデータ端末(モバイルルータやiPadセルラーモデルなど)でもAPNを設定すれば利用できる。 動作確認済み機種が公開されているので、契約前に確認しよう。

また、OCN モバイル ONE では子会社が運営する「goo Simseller」で頻繁にスマホセットを格安販売しているので、新規契約するなら一緒にスマートフォンを買い替えても良いかもしれない。

3サイズ(nano/micro/標準)対応のマルチカットSIMが提供されるので、使いたい機器に適した大きさに切り出して使うことができる。

バンド構成はドコモと同じ。SIMフリーの機種や中古店などで購入した機種はもちろん、ドコモ向けの機種も基本的にはそのまま使える(au向け、ソフトバンクワイモバイル向けの機種は適さないことがある)。

【対応バンド構成】※太字は主力バンド

  • FD-LTE (4G) Band 1, 3, 19, 21, 28(B)
  • TD-LTE (4G) Band 42
  • W-CDMA (3G) Band 1, 6/19

VoLTE非対応の機種も使えるが、ドコモは2026年 3月までに3Gを終了予定なので、これから買うならドコモのVoLTEに対応している機種を選ぼう。

APN

近頃のSIMフリー機種では予めAPNを設定済みになっている機種も増えてきたが、どの機種を使うにしても、基本的にAPNの設定が必要。iPhoneでは構成プロファイルを使う。

  • APN lte.ocn.ne.jp
  • ユーザー名 mobileid@ocn
  • パスワード mobile
  • 認証タイプ CHAP
  • APNタイプ default,supl,hipri,dun
「新コース」(現行コース)で契約の場合。昔から使っている人、あえて旧コースで契約した人は、lte-d.ocn.ne.jp。ガラケーなど3G専用の機種では 3g-d-2.ocn.ne.jp。
dun を設定できない場合は tether を試してみる。

なお、IPv6は使えない。 IPv4グローバルアドレスがランダムで割り当てられる(他社では多くの場合IPv4はプライベートアドレスが使われる)。

コンテンツ関連

LINEの基本的な機能は使えるが、LINEの年齢確認はできない。ID検索などをしたい場合はIIJmiomineoが対応している。

キャリア決済は提供されていないので、クレジットカードなど他の支払い方法を利用しよう。 未成年などでクレジットカードの利用が難しい場合は、PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)15歳以上)、セブン銀行16歳以上)、ソニー銀行15歳以上)、楽天銀行16歳以上)、auじぶん銀行(15歳以上スマホデビットau PAY プリペイドカード)などのネット銀行が発行しているデビットカードの利用を検討すると良いだろう。

キャンペーン

OCN モバイル ONE は、子会社のNTTレゾナントが運営する「goo Simseller」で頻繁にスマホセットを格安販売しており、スマホセット購入で契約したい人にお得なことが多い。

直販のほか、Yahoo!ショッピング(PayPayモール)、楽天市場、Amazonなどにも出店しているので、各ECモールのポイント還元等施策も併用して、さらにお得に買えることもある。

店頭では、ビックカメラやヨドバシカメラなど家電量販店の一部店舗に即日受渡カウンターが設置されていて、指名買いすれば対応してもらえる店もあるが、店員から勧められることはまず無い。

050plusセット割

IP電話サービス「050 plus」を使っている人は、請求をまとめることで、「050 plus」の月額料金が半額(330円→165円)になる「050 plusセット割」を利用できる。

050plusは050電話番号が割り当てられるので、ほとんど使わない割りに手続き等で必要になる家の固定電話替わりに使っている人もいると思うが、すでに利用している050番号はそのままで、OCN モバイル ONE を追加すると050plusが月々165円安くなるので、さりげなくお得だ。

余談になるが、050plusを使うと0570から始まる電話番号(ナビダイヤル)に通話発信でき、標準通話料3分あたり8.8円なので、携帯電話から発信すると高額な通話料がかかる0570番号に発信しなければならない時に、家の電話替わりに使える。

税込、固定電話・IP電話宛、全国一律。ただし0570の場合は通話先により異なる。

OCN光モバイル割

OCN モバイル ONE と「OCN 光 」をセットで利用すると「OCN光モバイル割」を利用できる(要申込)。

OCN モバイル ONE 1回線あたり月々220円安くなる。元々格安だし、最大5回線まで適用になるので、家族で使っていれば、けっこうお得だ。

フレッツ光を利用中ならばプロバイダ変更は工事不要でできるので、「OCN 光 」に変更しても良いと思う。

OCN for ドコモ光」も対象になるので、ドコモを使っていた人の乗り換えにも適している。

OCN

「OCN」は、NTTグループ完全子会社のNTTコミュニケーションズ (NTTcom) が提供するインターネット接続サービスのブランド名。「Open Computer Network」の略。

OCNは元々ISPのブランドだけあって、光回線などの接続サービスが充実している。 また、同社は自前のVoIP電話基盤も持っており、「050 plus」などのIP電話サービスも充実している。

NTTcomをドコモの子会社にし、MVNO事業はレゾナントが担うことが計画されているようだ

親会社の方針で、NTTcomはドコモの子会社になることが示唆されており、さらに「OCN モバイル ONE」をはじめとする個人向けサービスは子会社NTTレゾナントに移管する方針が示されている。

2021年 4月の料金改定で20GB・30GBコースを停止したのも、新たに20GBプランを開始したドコモの方針に歩調を合わせたものと考えられる。

しかし本来は分割民営化してきた元国営のNTTグループが先祖返りするように再統合する動きについては懸念の声が挙がっていたし、その後に発覚した接待問題もあって動向は不透明だが、仮にNTT持株の想定通りになった場合、「OCN モバイル ONE」(個人向けサービス)はNTTドコモの子会社が運営するサービスになり、ドコモ系の格安SIMとして整理されることになりそうだ。

この業界は政権の執拗な横槍を食らって混乱が続き、ソフトバンクの子会社も散々振り回されていたが、親方日の丸体質のNTTはより根が深そうだ。

筆者も、本稿は再編の方向性が見えてきてから書こうかと思っていたのだが、先行きが見通せなくなっている感がある。

以前は2年縛りが業界慣行だったが、近頃はどんどん変わるので、2年も先のことは見通せない。今はせっかく縛りがないのが当たり前になったのだから、(キャリアメールや光回線なども含めて)縛りになるような契約は極力避けて、いつでも乗り換えられるように身軽にしておくのが、通信サービスをお得に使い続けるコツかもしれない。

参考リンク

関連記事

  • OPPO Reno5 A
  • MVNO
  • SIMロック解除
  • ahamo - ドコモ直営で20GBプランを提供する格安ブランド(プラン)。
  • IIJmio - MVNO SIMサービスの老舗のひとつ。NTTグループだが独自色が強く、au回線も提供している。
  • BIGLOBEモバイル - MVNO SIMサービスの老舗のひとつ。現在はKDDI傘下。
  • mineo - 独立系MVNO。3キャリアの回線を取り扱う。
  • 楽天モバイル - エリアが狭く圏外になりやすい、特殊な通話アプリが必要といった使いにくさはあるが、1人1回線に限り、1GBまでは0円で使える。