Zenfone 10

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Zenfone 10
Zenfone10 colors.jpg
ミッドナイトブラック、スターリーブルー、オーロラグリーン、エクリプスレッド、コメットホワイト
メーカー ASUS
発売日 2023年 9月 8日
OS Android 13→14
通信方式 5G + 4G + 3G
SIMフリー
デュアルSIM ○ DSDV
SIMタイプ nano + nano
NTTドコモ【○ VoLTE】 au【◎ VoLTE】 SoftBank【◎ VoLTE】 楽天【◎ VoLTE】
◎=幅広く対応 ○=主要バンドに対応 △=一部のみ対応(非推奨) ●▲=要SIMロック解除
サイズ <大> 縦146.5×横68.1×厚さ9.4 mm / 重さ 172 g
性能 / SoC ◎ / Snapdragon 8+ Gen 2
メモリ(RAM) 8GB/16GB (LPDDR5X)
内蔵ストレージ 128GB/256GB/512GB (UFS 4.0)
ストレージ増設 ×
電池容量 4,300mAh
急速充電 ○ USB PD 3.0, QC 4.0 (10V 3A 30W)
端子 USB Type-C
USB OTG
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz/6GHz)
Bluetooth ○ 5.3
NFC
FeliCa Suica, PASMO, ICOCA対応(共存対応)
GNSS(GPS等) G+A / O / B / L / Q / I
生体認証 指紋(側面電源ボタン一体型)
防水 IPX5/8・IP6X 防水防塵
MHLDP出力 ×
ディスプレイ 5.9インチ AMOLED 2,400×1,080px
アウトカメラ
(→詳細
【メイン】50MP 23.8mm相当 f/1.9
【超広角】13MP 12.5mm相当 f/2.2
インカメラ 32MP 29.4mm相当 f/2.4
イヤホン端子 ○ ⌀3.5mm 4極 CTIA
ストラップ ×
本体色
参考市価 99,800円~134,800円(税込)
Zenfone 10 仕様 IIJmio サポート 取扱説明書

Zenfone 10(ゼンフォン テン)は、台湾 ASUSTeK Computerエイスーステック コンピューター)社製の5G対応Androidスマートフォン。型番はAI2302

2023年 6月29日21時(台湾時間、日本時間では22時)よりグローバルで発表された。 日本での発売は8月28日に予告され9月 8日に発売された。

Android 13ベースの「ZenUI」を搭載。2024年 4月 1日よりAndroid 14へのバージョンアップが実施(OTA配信)された

カラバリはミッドナイトブラック、コメットホワイト、エクリプスレッド、オーロラグリーン、スターリーブルーの5色Zenfone 9 のカラバリを引き継ぎ、さらにグリーンが追加された。

Zenfone 9 の成功を継承し、画面サイズ5.9インチのコンパクトサイズ、指紋センサー一体型の電源ボタンとイヤホンマイク端子、4300mAhの電池容量と30W急速充電(有線)は引き継ぎ、新たにQiワイヤレス充電 (15W) に対応した。

内蔵RAM 8GB/16GB、内蔵ストレージ128GB/256GB/512GBの製品が用意されている(8GB・128GB、8GB・256GB、16GB・512GBの3モデル)。microSDカードには対応しない。

キャッチコピーは「コンパクトでパワフル。」片手に収まるコンパクトボディにハイエンドの性能を詰め込んだことを表している。競合他社のスマートフォンが大型化する中で本機は比較的コンパクトに収めているが、SoCQualcommの最新のハイエンド「Snapdragon 8 Gen 2」を搭載し、非常に高性能。

また、コンパクトなのに電池持ちも優れている

本稿は特記無い限り Android 14 をもとに記述している。

日本版の流通向け型番は別途ある。例えば8GB・128GBモデルのブラックは「ZF10-BK8S128」。
メーカーでは最大2回のOSアップデートを謳っているので、Android 15へのバージョンアップも期待される。また、最長4年間のセキュリティアップデートが公約されている(Zenfone 9 までは最長2年間だったので本機より改善された)。
ただしストレージ256GBモデルはブラックとホワイトのみ、メモリ16GBモデルはブラックのみ。スターリーブルーはグレーに近い落ち着いた色。

筆者が購入した理由

本機の最大の特徴は、コンパクトでもハイエンド。 もちろんおサイフケータイにも対応しているので、普段使いに便利な機種だ。

個人的な話になるが、筆者の普段使いの主な用途は、電話・メール、メモ取り(テキストエディタ、カレンダー、カメラなど)、決済(モバイルSuica、コード決済、ポイントアプリなど)と交通サービス(地図・時刻表等の閲覧、シェアサイクル、電子チケット)なので、大きすぎない方が使いやすい。オンライン会議にも使うのでイヤホンマイク端子が付いているのも嬉しい。

もちろんカメラ写りは良いに越したことはないが、メインカメラは別途 Xiaomi 13T を持っているので、本機はむしろフリマなどの物撮り重視。ただしメインカメラが電池切れなどの際の予備カメラにもなるので、廉価な機種のカメラでは物足りない。

と、ここまでは Zenfone 9 と同じなのだが、ZenfoneはeSIMとmicroSDカードが使えないのが不便で、一旦離れた。特に筆者は全4キャリアのSIMを使い分けているので、SIMカードしか使えない(2回線しか持ち歩けない)のでは不便なのだ…

ところが移った先の Xperia 5 IV はFeliCa(モバイルSuica)周りに不具合があって落胆し、さらに移った先の AQUOS sense8 ではカメラのノイズが目立ったり指紋センサーの反応が悪かったりと使い勝手の悪さが気になって、再びZenfoneに戻ってきた:)。

普段使い用に使いやすい機種を探すとき、モバイルSuica対応は当然として、指紋センサーが画面内ではなく(できれば側面電源ボタン一体型で)、イヤホンマイク端子付きで、大きすぎず、性能はハイエンド寄りで…と考えてゆくと、実は候補があまりない。

そして、数少ない候補を渡り歩き、各機種細部の使いにくさを経験して、消去法で戻ってきた…というわけだ^^;。

価格面では、AQUOS sense8 は半値なので性能が落ちて当然だが、Xperia 5 IV の標準価格は本機と同じくらい。でも中古市場ではXperiaの価値が暴落しているのに対し、本機はあまり値崩れしておらず、Android機種の中ではリセールバリューが高めになっている。それだけ市場で評価されていることの証左だろう。

とはいえ、本機は劣化しやすい背面素材eSIM非対応microSDカード非対応の3点が玉に瑕。

2024年 3月14日にグローバル発表された「Zenfone 11 Ultra」もeSIM非対応で、microSDも使えない。コンパクト・ハイエンドの「Zenfone 11」が出るかは不明だが、eSIMとmicroSDは望み薄だろうか…

最後のZenfone?

Zenfoneシリーズの後継機にあたる「Zenfone 11 Ultra」が2024年 3月14日にグローバルで発表されたが、その名の通り大型モデルで、重さ224gもある。現時点で「Ultra」以外は発表されておらず、Zenfone 11 のコンパクト・ハイエンドが登場するか(あるいは途絶えるのか)は不明。

「ZenfoneシリーズはZenfone 10で最後になる」という噂が流れたこともあったので気になるが、ハイエンド・コンパクト、続いてほしいね…

ROG Phone 8 シリーズがおサイフケータイに対応した

2024年 5月15日に「ROG Phone 8」シリーズ3機種4モデルが日本国内向けに展開されることが発表された。ゲーマー向け「ROG」シリーズが初めておサイフケータイに対応する。そして、「Zenfone 11 Ultra」は発表されなかった。

「ROG」はゲーマー向けブランドなので外観やUIの奇抜さはあるが、今回の「ROG Phone 8」は基本的な構成が「Zenfone 11 Ultra」とほぼ共通になっており、防水やジンバル内蔵カメラなどのZenfoneシリーズの特徴も受け継いでいる。急速充電は最大65W (QC5.0 20V 3.25A)。「ROG」を一般用途に寄せて一本化されるのかもしれない。

すると、日本では Zenfone 10 が最後のZenfoneになるのだろうか? Ultraはともかく、ハイエンド・コンパクトの登場を願いたいが…

ちなみに「ROG Phone 8」シリーズは家電量販店に加えてau公式アクセサリー「au +1 collection」扱いでauショップでも販売されるらしい。

Republic of Gamers、「ゲーマー共和国」の意。

対応バンド構成

  • 5G Band n1, n2, n3, n5, n7, n8, n12, n20, n28, n38, n41, n77, n78 (Sub-6)
  • FD-LTE (4G) Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 20, 26, 28
  • TD-LTE (4G) Band 34, 38, 39, 40, 41, 42
  • W-CDMA (3G) Band 1, 2, 4, 5, 6, 8, 19
  • GSM (2G) 4バンド対応

[1] (太字は日本国内で使われているバンド番号)

クイック設定の1タップでSIMを変更できる(要設定)

家電量販店で販売している製品と、IIJmiomineoなどのMVNOが販売している製品は共通仕様。

nanoSIM + nanoSIM のデュアルSIMに対応している。eSIMは使えない

本機が優れているのは、クイック設定を開いて1タップでデータSIMを切り替えられる(右図)。データ通信の切り替えも数秒。例えば圏外が多く地下鉄などで使いにくい楽天モバイルとエリアが広い日本通信SIMpovo 2.0 を切り替えて使っている人など、2枚のSIMを頻繁に切り替えて使っている人には嬉しい機能だ。

ワイモバイルLINEMOUQモバイルpovo 2.0楽天モバイルでは公式に動作確認済みになっている。

また、本機を販売しているIIJmioはタイプD(ドコモ回線)とタイプA(au回線)で、mineoはドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線全てで動作確認済みになっている。筆者が試した範囲でも全キャリアで快適に使えたので、国内全キャリアで使えると考えていいだろう。

筆者が試した範囲で特定のキャリアに最適化しすぎていて他社では使いにくいといったことはなかったので、どのキャリアを選んでも安心して使える。

ソフトバンク網では、4G Band 11・5G n257(28GHz帯、ミリ波)以外の全バンドに対応している。ワイモバイルLINEMOでは5Gと音声通話(VoLTE)を含めて公式に動作確認済みなので安心して利用できる。

au網では、4G Band 11・5G n257(ミリ波)以外の全バンドに対応している。UQモバイルpovo 2.0 では5Gと音声通話(VoLTE)を含めて公式に動作確認済みなので安心して利用できる。

楽天モバイルでは、5G n257(ミリ波)以外の全バンドに対応。公式に動作確認済みで、全ての機能を利用できる。

ドコモ網では、4G Band 21、5G n79 と n257 が使えない。本機は 5G n79 に対応していないので、ドコモの5Gは使い勝手が良くない

4Gは遜色なく使えるが、ドコモの4Gは都市部で混雑が問題になっているので、本機の性能ではなく、回線品質の低下により使い勝手が良くない場合があるかも。エリアは広く山間部などの空いている場所では快適に使えるので、ahamoなどはお勧めしないが、日本通信SIMなどのドコモ系格安SIMを通話用やサブ回線にするのは良いだろう。

APN設定は【設定 > ネットワークとインターネット > インターネット > SIM 1 または SIM 2 の右側の ⚙ > アクセスポイント名】。主要なものがプリセットされていて、IIJmio などの主要MVNOワイモバイルpovo 2.0楽天モバイルは選ぶだけでOK。APNを選択するとすぐにデータ通信できるようになる。一度選ぶと記憶するので、デュアルSIM機能で切り替えても再設定不要。

日本通信SIMはプリセットされておらず、APNを追加する必要があるが、追加して選択すれば問題なく使える。

DSDVに対応しているのでデュアルSIMで好きなキャリアを組み合わせて使える。ただしSIMカード (nanoSIM+nanoSIM) しか使えないので要注意。eSIMに対応していないのが玉に瑕。

日本版はグローバルサイト(英語)の「WW version」に相当する。英語サイトには 5G SA にも対応と書かれているが、日本で 5G SA を使えるかは未確認。
この設定アイコンは規定で無効になっているので、使う場合はクイック設定を編集して表に出してやる必要がある。
UQモバイルの動作確認情報には「SIMスロット1をご利用ください」と注記されているが、mineoのAプラン(au回線)では「SIMスロット1および2での動作を確認」となっている。どちらで使っても問題ないと思うが、もし不具合があったらau回線をスロット1にしてみよう。
筆者が試した範囲では、Android 14 にアップデート後、日本通信SIM(ドコモ回線)、povo 2.0(au回線)、ワイモバイル(ソフトバンク回線)、楽天モバイルでデータ通信・VoLTE通話ともに使えた。
プリセットされているIIJmioとワイモバイルのAPNはIPv6に対応していない。IIJmioは「APNプロトコル」を「IPv4/IPv6」に変更すれば使える。ワイモバイルは加えて「APN」の後ろに「.v6」を付けるとIPv6が使えるようになる。ただし、ファームウェアアップデートするとIPv4のみに戻ってしまい(-_-#、アップデートの度にAPN設定を弄る必要がある。povo 2.0 と楽天モバイルは選ぶだけでIPv4/v6両方を使える。
英語サイトには 5G+5G or 4G のDSDVに対応と書かれているが、日本では5G+5Gには対応しない。

本機の特徴

ハイエンド・コンパクト

コンパクトでも高性能

Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 SoC を搭載し、コンパクトな筐体で性能はハイエンドなのが最大の特長。昨今のスマートフォンのトレンド(流行)とあえて逆を行くことで一定の支持を得ているわけだ。

昨今の流行は、画面の大きなモデルが人気を集める一方で、極度の円安と物価高が進行し、価格を抑えるために性能面ではミッドレンジ以下の機種が売れている。こういう市場環境なので、本機のコンパクトでハイエンドという存在は珍しい。そのぶん価格も高く、税込10万円になるが、競合が少ないので、ハイエンド・コンパクトを求めるユーザーに支持されているようだ。

コンパクトと言うと iPhone の mini を思い浮かべる向きがあるようだが、本機の大きさは(miniではない)iPhone 13 と大差ない(縦の長さはほぼ同じ、横幅が3mmほど小さい)。日本で最もユーザーが多いと思われる iPhone SE(第2・第3世代、iPhone 8 も同じ大きさ)と比べると、むしろ若干大きいくらい。だから使いにくいことはないだろう。

Android機種では一般的な大きさの AQUOS sense8 と比べると、長辺方向に少し小さく、幅も若干狭いが、大差はない

一般的なAndroid機種と比較すると多少コンパクト

例えばミッドレンジの AQUOS sense8 と比べてみると、長辺方向に小さくなっているが、大きくは変わらない(右写真)。ちなみに Reno5 A・Reno7 A・Reno9 A と比べても似たような感じ。

売れ筋のAndroid機種と比べて多少コンパクトなので、小柄な人でも持ちやすく、片手で操作しやすいが、極端に小さくはないので、使い勝手を損なうことはない。

また、ミッドレンジ以上の機種では有機ELディスプレイの普及に伴い、部品点数を減らすことのできる画面内指紋センサーが流行っているが、本機は側面電源ボタン一体型の指紋センサーを採用し、目視せずに素早くロック解除できるのも使いやすさに一役買っている。

Wi-Fiは最新の IEEE 802.11be (Wi-Fi 7) に対応。ただし日本では使えないので、日本版は IEEE 802.11ax 6GHz (Wi-Fi 6E) 対応となっている。

グローバルに展開されている機種だが、日本版はモバイルSuica・PASMO・ICOCAおサイフケータイや防水防塵(キャップレス防水)などの日本で求められる機能にもしっかり対応しており、普段使いに最適。

もっとも、普段使い用にはミッドレンジ機種が豊富にあるが、本機は普段使いでも性能に妥協したくない人にとって貴重な選択肢となっている。

内蔵ストレージが不足気味

RAM 8GB/16GB の2モデル用意されているが、16GBモデルは高値で品薄。

この超円安にもかかわらずベースモデルの RAM 8GB・ストレージ128GBモデルは税込10万円切りで登場して値頃感があるが、他のモデルとの価格差は開いている。

用途にもよるが、普段使い用には RAM 8GB で充分だろう。筆者も RAM 8GBモデルを使っているが、特に違和感なく快適に使えている。

重たいゲームなどをするには16GBの方が良いが、ゲーム重視ならばそもそもコンパクトサイズのZenfoneではなく、大画面で高性能のゲーマー向け ROG Phone シリーズが用意されている。

microSDカードに対応していないのが痛い。ちょっと音楽や写真を入れただけで、内蔵ストレージ128GBがすぐに埋まってしまう

一方、本機はmicroSDカードが使えないので、内蔵ストレージが128GBでは足りないという人もいると思う。しかし256GBモデルや512GBモデルは割高で品薄、しかも本機のUSB端子は USB 2.0 なのでデータ移行にも時間がかかる。ユーザーの使い勝手を重視するのなら、やはりmicroSDカードに対応してほしかったと思う。

その点、ハイエンド・コンパクトで唯一の競合と言えそうな SONY Xperia 5 シリーズはmicroSDカードに対応しているので、撮影が多い人でも安心だ。撮影が多い人はXperiaを…と言いたいところだが、Xperiaは発熱がすごくてすぐに自家中毒を起こすのが痛い。対して本機は Zenfone 9 の放熱対策を引き継ぎ、ベイパーチャンバーやグラファイトシートで放熱しているそうだ。

屋外での撮影が多い人には、XperiaよりもZenfoneの方が使いやすいだろう。しかし内蔵ストレージ不足に悩まされることになるので、パソコンや USB Type-C 対応の外付けSSDなどに撮った写真をこまめに移しながら使うのが良いだろう。

本機は USB OTG に対応しているので、USB Type-C 対応の外付けストレージを接続すればすぐに使える。USB 2.0 接続なので転送速度はお察しだが、貯まったデータはこまめにパソコンや外付けストレージに転送して、本機の内蔵ストレージを空けておこう。

スクリーンショット撮影音をOFFにできることに加え、撮影後のサムネイル表示もOFFにできる

スクリーンショット

スクリーンショットはAndroid標準の電源ボタン+音量下ボタンの同時押しで撮れるし、指3本で上から下にスワイプするジェスチャー操作にも対応している(要設定)。【設定 > 拡張機能 > スクリーンショット > 三本指スクリーンショットをON】

OPPOXiaomiなどと同様、スクロールスクリーンショットにも対応している。普通にスクリーンショットを撮った後に出てくるサムネイルの脇に縦長スクリーンショットアイコンがある。ただし、本機のスクロールスクリーンショットはうまく撮れない(下までスクロールしない)ことが多いので、使いにくい。

スクリーンショット撮影音は無音にできる。 【設定 > 拡張機能 > スクリーンショット > サウンドを有効にする をOFF】

さらにあの毎回出てきてウザいサムネイル表示もOFFにできる。 【設定 > 拡張機能 > スクリーンショット > スクリーンショットツールバー をOFF】 (ただしこれをOFFにするとスクロールスクリーンショットを起動できなくなる。)

ファイルフォーマットはJPGとPNGを選択できる。 【設定 > 拡張機能 > スクリーンショット > ファイルフォーマット

保存場所は内部共有ストレージの【/Pictures/Screenshots】固定。ファイル名は【Screenshot_年月日-時分秒_アプリ名.jpg(またはpng)】。

サムネイル表示(スクリーンショットツールバー)をONにした状態で連続してスクリーンショットを撮ると、サムネイル表示(ツールバー)がスクリーンショットに写り込む残念仕様は改善されていない。

テザリング

テザリングは、Wi-Fi、Bluetooth、USBテザリング、イーサネットテザリングに対応している。

最初に【設定 > ネットワークとインターネット > アクセスポイントとテザリング】を開いてONにする必要がある。SSIDパスワード(WPA共有キー)はここで確認・変更できる。

Wi-Fiテザリングは、クイック設定パネル(画面上端から下にスワイプすると出てくる)でもON/OFFできる。

Bluetoothテザリングは【設定 > ネットワークとインターネット > アクセスポイントとテザリング > Bluetoothテザリング】でON/OFFする。

USBテザリングは、パソコンと通信対応USBケーブルで接続した後、【設定 > ネットワークとインターネット > アクセスポイントとテザリング > USBテザリング】をON/OFFする。

なお、USBテザリング使用中はデータ通信と同時に本機を充電できるが、本機は急速充電に対応しているので、ノートパソコンの電池残量が少ないときには気をつけたい。

キャリア(APN)が IPv6 にも対応していればIPv6アドレスを掴み、その状態でテザリングするとパソコンにもIPv6アドレスが割り当てられて、IPv4/IPv6デュアルスタックで通信できる。

緊急速報メール (ETWS)

本機は緊急速報メール (ETWS) の受信に対応している。

複数台持ちでアラートが鳴り響いて困る場合などは、【設定 > 緊急情報と緊急通報 > 緊急速報メール > 常に最大音量で通知音を鳴らす をOFF】にもできる。

文字入力

ASUSの機種には Zenfone 8 まで長らく「ATOK for ASUS」が搭載されていたが、Zenfone 9 より非搭載になり、以降IMEはGboardが標準設定になっている。

もちろん Android なので、Google play から好きなIMEアプリを入れて使うこともできる。変更は【設定 > システム > キーボード > 画面キーボード】にて。筆者は FSKARENを使っている。

ただし、本機を再起動した後に Gboard に変更されてしまうことがあった。再度設定を開いて他のIMEを選択すればいいのだが、面倒なので筆者はFSKARENを入れた後にGBoardを無効化した

開発元買い切り版のATOKを終了してサブスクに強制移行したため、ASUSも購入できなくなったものと思われる。従来のASUS機種を使っていて引き続きATOKを使いたい場合は、別途「ATOK Passport」(月額330円~)に課金する必要がある。

GNSS

GNSS精度は良好。 公式対応している衛星は GPSGLONASSBeidouGalileoQZSS(みちびき)NavIC

指紋センサー

右側面中央付近の電源ボタンに一体型の指紋センサーを搭載しており、感度は申し分ない。画面内埋込式と違って画面を見ることなくロック解除できるし、画面保護フィルムとの相性を気にする必要もない。覗き見防止フィルムを貼ることもできる。

指紋を5つまで登録できるので、普段の持ち方に合わせて登録する指を選ぶ

また、他機では指紋センサーに触れるだけでロック解除されてしまうことがあるが、本機は指紋センサーに触れるだけでロック解除するか、指紋センサーを押した時にロック解除するかを選択できる。 【設定 > セキュリティと画面ロック > 指紋認証 > スリープモードからのロック解除方法

もちろん、Android は標準でBluetooth機器を使った Smart Lock(ロック解除延長)にも対応しているので、スマートウォッチBluetoothヘッドセットなどでもロック解除できる。うまく活用しよう。 【設定 > セキュリティと画面ロック > ロック解除延長

なお、本機の顔認証はフロントカメラのみの簡単認証でセキュリティが低いのでお勧めしない。

ちなみにこの電源ボタン一体型の指紋センサーを使ったスワイプ操作を同社は「ZenTouch 2.0」と呼んでおり、【設定 > 拡張機能 > スマートキー】にて、音量調整、再生・一時停止、Webページの更新、スクロール、前後に移動、などを割り当てることができる。

筆者は右親指、左親指、左中指、左薬指をよく使う。本機は横幅が狭くて掴みやすく、左手で持つと、右側面中央にある指紋センサーの位置に左手中指がかかりやすい。また、スタンドに置いた状態の本機を掴む時には左手親指がセンサーの位置にくる。

画面

約5.9インチのAMOLEDディスプレイを搭載。本機の画面は屋外での視認性、側面からの視認性、発色、いずれも優れている。

ZenUIは色温度を調整する機能を備えているので、色味の微調整もできる【設定 > ディスプレイ > 画面カラーモード】。

動作はヌルサク。筆者は試していないが、重たいが故にベンチマーク化している「原神」も最高画質で動くらしい。画面が小さいぶん、解像度がそこまで高くないことも奏功しているのかな?

リフレッシュレートは自動/120Hz/90Hz/60Hzを選択できる。筆者はリフレッシュレートを60Hzにして使っているが、60Hzでも日常使用に不満はない。リフレッシュレートを下げると電池持ちが良くなると期待されるので、試してみて違和感がなければ、下げた状態で使うと良いだろう。 【設定 > ディスプレイ > リフレッシュレート

なお、仕様上は144Hzにも対応しているが、通常のアプリでは利用できない(その必要もないと思う)。ゲームのみ「Game Genie」にて設定すると有効になるそうだ(筆者はゲームしないので未確認)。

解像度は2,400×1,080px (445ppi) で、大型化が進むAndroid機種の中ではミッドレンジ相当の一般的な解像度だが、大きさが同じくらいの iPhone 13(2,532×1,170px、460ppi)と比べると大差なく、充分高解像度だ。

縦横比は 20:9 だが、上下のナビゲーション部を除くとおよそ 18:9 になり、動画等のコンテンツ再生に適している。

一昔前まではこれくらいの大きさでも大きい方だったが、ここ数年は6インチ以上が当たり前になったので、本機はコンパクトの部類に入る。

片手でも操作しやすい大きさで、左右端に妙なカーブが付いていることもないので、IMEなどの画面端部の操作性を損なうこともなく、使いやすい。

画面はガラス (Corning Gorilla Glass Victus) で、保護フィルムは貼られていない。そのまま使ってもいいが、市販のフィルムを貼ると使いやすいだろう。通販ではガラスフィルムも樹脂フィルムも多く販売されている。

なお、保護フィルムは Zenfone 9 と共通。

貼るのが不安なら、ヨドバシカメラビックカメラなどの家電量販店店頭で購入すれば、有償の貼付サービスを利用できる。

PDA工房の貼付代行サービスも利用できる。予めPDA工房の直営店でフィルムを購入し、Webサイトで申し込んだ後、本体とフィルムを送ると、貼ってもらえる。貼付工賃は無料だが、往復送料を負担する必要がある。

覗き見防止フィルムとの相性も良い。本機の有機ELモニタは側面からの視認性も良いので、隣の人の視線が気になるといった人は市販の覗き見防止フィルムを貼っても良いだろう。

筐体

側面フレームは艶消しのアルミで、持ちやすい。平らだが角にはわずかな丸めが付いていて、手が痛くなるようなこともない。このフレームは放熱を兼ねているようで、普段使っているぶんには気にならないが、負荷をかけた際に熱くなることがある。

バックパネルは樹脂だが、ざらざらした手触り。巷では概ね好評価なようだが、個人的には本機の欠点だと思う。

問題はこの素材。ポリカーボネートとポリウレタンを組み合わせた素材だそうだが、PCを基礎にPUで表面加工したのだろう。昔はよく使われていたが、加水分解してべたつくなど経年劣化しやすいことが知られている。近年ほとんど見かけなくなった(中華PADなど一部の廉価モデルでは使われている)のは、その素材特性もあるのだろう。

筆者の手元にある中では、Xperia mini ブラックのバックカバーがそれで、酷いことになっている(;_;)。

スマートフォンは毎日手に持って使う物なので、劣化しにくく安心して長く使える素材を使ってほしかった

手で持ったときに滑りにくくする意図でこの加工をしたようだが、この加工が汚れやすく、汚れが付くと落ちにくいし、この加工故に背面保護フィルムを貼ることもできない

薬品にも弱いので、アルコール消毒液の直接噴射は論外として、市販の除菌シート類もなるべく避ける方が良いだろう。そして紫外線にも高温多湿にも弱い…どんなに丁寧に扱っても経年劣化は避けられないと思う(;_;)。

PDA工房のスキンシールはあるので、ケースに入れたくない人は自己責任で検討してみては。このフィルム自体は他機種で使っていて良い物だったが、PUの劣化はどうしようもないので、しばらく使った後で剥がす際に印刷や表面加工が剥がれる可能性もあるかも?

汚れが気になる人は、光を通しにくいケースに入れて使うのが良いだろう。

せっかくコンパクトなのだから裸で使いたいと思ったのだけれど、この素材が劣化しやすそうに感じたので、筆者はケースに入れて使っている。

ケースは標準添付品があり、色は黒(ホワイトのみ白)。でも標準添付品にはストラップホールが無くて不便。純正の別売りケース (Connex Accessories Set)もPUなので避ける方が良いだろう。

通販モールを覗くと手帳型など様々なケースが販売されているので、好きな形のケースを見つけて購入するのが良いと思う。

なお、ケースも Zenfone 9 と共通で使える。ただし Zenfone 9 よりわずかに厚みが増したので、シビアなケースは外れやすくなるかも。新たに買うなら Zenfone 10 対応と謳われているケースが良いだろう。

また、本機のバックパネルは2つのカメラレンズが目立つが、上の方のメインカメラの方が出っ張りが大きい。市販のケースの多くはアウトカメラ周辺に保護用の突起があるが、この突起よりもメインカメラの方が大きい(ケースで保護できない)ものがあるようなので、気になる場合は市販のレンズカバーも貼ると良いかも。

付属品

  • Zenfone 10 本体
  • USB ACアダプター 30W急速充電対応
  • USB Type-C ケーブル
  • SIMイジェクトピン
  • 専用ケース
  • ユーザーマニュアル兼製品保証書

バックカバーは50%バイオプラ、パッケージは100%再生紙&大豆インクと、環境性能も訴求されている

とはいえ他社(AppleXperiaなど)では紙製保護シートが使われるのに対し、本機はフィルムで巻かれていた。ASUSでは輸送用保護フィルムはパッケージに含まれないようだ(苦笑)。

付属の充電器は若干大きいので、市販の超小型充電器を1つ持っておくと、電車の中などでも使えて何かと便利だ。 (AUKEY Omnia Mini II PA-B1S)

電池と充電

本機には急速充電対応の充電器(ACアダプタ)とUSBケーブルが付属している。付属のケーブルは USB C-C。色は黒。他のメーカーでは白が多いが、白は変色しやすいので、黒の方が長く使えて良い。

また、本機は 10V 3A (30W) の USB PD 3.0 / QuickCharge 4.0 急速充電に対応しているので、市販の充電器でも急速充電できる。

ただし、本機は最大10Vまでの対応で、12V 2.5A などの充電器では30W急速充電できない。本機を30Wで急速充電するには 10V 3A 出力に対応している充電器が必要で、市販の USB PD 3.0 (PPS) 対応の充電器が全て対応しているわけではない。20W充電でも充分早いので、予備に買うなら安価かつコンパクトで持ち運びやすい20W充電器を選んでも良いかも。

ケーブルは本機に付属のをそのまま使えるが、別途購入するなら USB PD 対応品にしよう。

ちなみに、筆者の手持ちでは Xiaomi 120W 急速充電器AUKEY PA-B1SAUKEY PA-B1LAnker 511 Charger (Nano3, 30W)Anker 711 Charger (Nano II 30W)ELECOM ACDC-PD2245BKAnker PowerCore 10000 PD Redux、Anker Power Bank (20000mAh, 22.5W) などは問題なく使えている。

予約充電

予約充電

夜、スマートフォンを充電器につなげっぱなしにする人が多いと思うが、「予約充電」機能を使うと、電池への負荷を減らすことができる。 【設定 > バッテリー > バッテリーケア > 予約充電】

開始時刻(これ以降に充電器を接続した場合は就寝中と判断)と終了時刻(充電完了したい時刻)を指定できるし、自動でサイレントモード(呼出音が鳴らない)や機内モード(電波を掴まない)にすることもできる。

他社製端末でも同様の機能を見かけるが、例えばOPPOでは終了時刻が 6:00固定で、朝早い人には使いづらかった。Zenfoneは時刻設定もできて、使いやすい印象。

Qi ワイヤレス充電

Zenfone 10 よりワイヤレス充電に対応した。15Wまで対応。充電器はQi規格対応の市販品を別途用意する必要がある。

普段使い用に軽く使う分には、4日以上使えそうな電池持ち

電池持ちがとても良い

筆者の使い方だと、普段使いする分には丸1日使っても電池が半分以上残っている。OPPOXperiaなどより電池持ちが良い印象。

試しに充電せずに使い続けてみたら、3日半経って残り34%だった(右図)。決済等が中心なので画面の点灯時間が長くないこともあるが、電池食いのZepp(活動量計)やシェアサイクルなども使っているので、OSがうまく制御しているのだろう。

内蔵電池は公称4,300mAh。Zenfone 9 と同じだが、SoCの改善により電池持ちは12.9%改善したと謳われている。 筆者が使っている感覚でも、電池持ちをあまり気にせず使える。

ただし、動画を見ていたりカメラを多用したりすると電池が減るので、動画をよく見る人や、旅行の際は、モバイルバッテリを持っておくと安心だ。

モバイルバッテリー

本機は USB PD 急速充電に対応しているので、USB PD 対応のモバイルバッテリを持ち歩いていれば、移動中など合間の時間で適宜継ぎ足し充電しながらでも使いやすい。

ただし、本機は汎用の USB PD 充電器と一緒に使うと最大20W程度の急速充電になる。それでも充分早く充電できるが、モバイルバッテリーからの充電では30W (10V 3A) 充電にはならないと思うので、わざわざ30W充電器を買わなくてもいい(比較的廉価な20W充電器で充分)だろう。

筆者は「Anker PowerCore 10000 PD Redux」と「Anker Power Bank (20000mAh, 22.5W)」を使っており、9V 2.2A (20W) で急速充電される。CIO製品は以前相性問題が出たので、本機で使うモバイルバッテリーはAnker製品を買う方がいいかも。

モバイルSuica&Payアプリ対応

本体にはFeliCaマークが付いていないが、出荷時の包装フィルムに目安となる位置が印刷されている。本機はNFCアンテナが背面上方に付いているので使いやすい(写真は Zenfone 9 の例だが、本機も同様)

ASUSは前代の Zenfone 8 で初めて「おサイフケータイ」(FeliCa) に対応したが、本機も引き続き対応しており、安心して普段使い用に導入できる。

モバイルSuicaモバイルPASMOモバイルICOCA(共存対応、複数枚対応)、nanacoモバイルモバイルWAON楽天Edyに対応。スマホ用電子証明書搭載サービスにも対応。

本機のFeliCaアンテナは本体背面上部のカメラ脇にあり(右写真)、自動改札機はもちろん、買い物でも使いやすい。設計が悪い機種だと持ち方が難しかったりするが、本機は自然な持ち方で使えるのが地味に嬉しい。

今のところ読み取りづらかった店舗端末はない(例の曲者も使えた)。HELLO CYCLING の「黒いロック」でも使えた

また、「PayPay」、「メルペイ」「楽天ペイ」「d払い」「au PAY」などの各種コード決済も問題なく使える。

ポイントカードアプリも、筆者が試した範囲では、PontadポイントTポイントJRE POINThontoの表示は問題なくできた。dポイントヨドバシカメラなど一部のポイントカードはおサイフケータイでも使える。Google Payも使えるので、VISAのタッチ決済も使える。

読み取り性能に難があった HELLO CYCLING の初代コントローラーは淘汰されたため未確認。
モバイルTカードはTSUTAYAでしか使えない。アプリのバーコード画面表示はスーパーやコンビニなどのチェーン店でも使える(磁気ストライプしか使えない店もある)。クロネコメンバーズPonta(ローソン専用)かざすフォルダ対応が打ち切られた

アプリ

プリインアプリ (Android 13) (後からインストールされたアプリを消したため、途中欠けている)

プリインアプリ

プリインアプリは少なめ。しかもGoogle系を含め、ほとんどが端末の操作でアンインストールできる

アンインストールできるアプリは、アプリアイコンを長押ししてアプリ情報に入ってアンインストール(ゴミ箱アイコン)をタップ。

ゴミアプリ(ブロートウェア (bloat ware))はFacebook関連 com.facebook.katana, com.facebook.services, com.facebook.system, com.facebook.appmanager、Facebook Messenger、iフィルター、「まんがお得」(ebookjapanのショートカット)。

katanaを除くFacebookの隠しモジュールはadbで消す必要があるが、それ以外は全て端末の操作でアンインストールできる。

ゆるキャン△ コラボ壁紙(Zenfone 9 のもの)

ゆるキャン△コラボ壁紙

Zenfone 9 日本版は『ゆるキャン△ つなげるみんなのオールインワン!!』(ゲームアプリ)とコラボしていて、4種類のコラボの壁紙がプリインストールされていたが、Zenfone 10 にも2024年 4月にOTAアップデートで壁紙がインストールされた。 【設定 > 壁紙とスタイル > 壁紙の変更

どうやらコラボ先のスマホゲーム「ゆるキャン△ つなげるみんなのオールインワン!!」が当初は2022年秋の配信開始を予定していたものの、延期して2023年 6月15日より配信が始まったそうだ(^^;。それで1年経って2023年時点でもコラボが続いていたようだ。

『防水・防塵対応でジンバルカメラ搭載のコンパクトなスマホ「Zenfone 9」はアウトドアに最適!』 『高性能なので、3Dゲーム「つなキャン△」もサクサク楽しめます♪』 とのことだ。なるほど…?

右図は Zenfone 9 のもの公式Twitterでも見られるのでここにも載せたが、本機には異なる絵柄の壁紙が配信されてきた。実機で見てのお楽しみということで:)。

「Musicolet」で音楽再生中は通知欄にアートワークと操作パネルが常設表示される

音楽プレーヤー

以前のZenfoneには「ASUS Music」というアプリが用意されていたが、本機には入っていない。

もちろん、Google play から音楽プレーヤーアプリをインストールして使える。筆者が愛用している「Musicolet」では、アートワークと操作ができる通知が常設表示される(右図)。

Bluetooth 音量調整

また、本機はイヤホンマイク端子も備えているので、騒がしい場所での通話や移動中の急なリモート会議などにも安心して使える。

本機のイヤホンマイク端子は一般的なCTIA準拠(昔のiPhoneと同じ)。筆者の手元では 1MORE EO3201MORE E1008ATH-C505iSが使え、リモコンとマイクも使えるので、作業用BGMにはもちろん、リモートワークにも便利だ。

もちろん、Bluetoothヘッドセットも使える。筆者の手元では Shokz OpenFit AirAfterShokz OpenMove を使えた。

Bluetooth機器は「絶対音量」(Bluetooth機器で音量調整するとスマートフォン本体の音量が変わる)と「個別の音量調整」(本体とBluetooth機器で各々独立した音量調整)を選べる(右図、Bluetooth機器毎の設定ではない)。 【設定 > 音とバイブレーション > Bluetooth 音量調整

カメラ

作例準備中

本機のアウトカメラは5000万画素のメインカメラ (Sony IMX766、センサーサイズは1/1.56型) と1300万画素の超広角カメラ (OmniVision OV13B) の2眼。

メインカメラは Zenfone 9 と同じ。

超広角カメラは画素数は僅差だが、画角が120°に拡大し、センサーはOmniVisionに変更になった。

Zenfone 9 からの改良点としては、Adaptive EIS と OZO Audioが訴求されている。

また、本稿では扱わないが、インカメラは1200万→3200万画素(センサーは OmniVision OV32C)に引き上げられている。

背面の上にある大きなカメラがメインで、センサーサイズは1/1.56型。6軸ジンバルモジュールを搭載している。歩きながらの動画撮影でも手ブレに強く、「アクションカメラ」のような動画撮影ができると謳われている。

「OZO Audio」に対応するため、本機にはマイクが2基搭載されている。

トラブルシューティング

ホーム画面左側の Google Discover を無効にしたい

ホーム画面を右にスワイプすると左側に Google Discoverが出てくるが、使わない人にはウザイし無駄にバックグラウンド通信してデータと電池の無駄遣いなので、無効にしておこう。

  1. ホーム画面の何もない所を長押し
  2. 右にスワイプして左ペインを表示
  3. 下の「今すぐGoogleを表示」をOFF
アイコンやウィジェットがびっしり並んでいて隙間が無い場合は、2本指でピンチイン(つまむような動作)をしても良い。

ホーム画面のアプリアイコンをフォルダ分けしたい

既定ではホーム画面を下から上にスワイプするとアプリアイコンがずらっと並んで表示され、規則性もなくアプリを探しにくくて疲れるが、これを整理する方法は2通りある。

まずはランチャーを使わず1レイヤーモードに変更する方法。こうすると全てのアプリアイコンがホーム画面に表示され、フォルダ分けもできる。アプリが多くない人におすすめ。

  1. ホーム画面の何もない所を長押し
  2. 【ユーザー設定 > ホーム画面 > レイアウト > 1レイヤーモード】を選ぶ
  3. ホーム画面に全てのアプリアイコンが並び、フォルダ分けもできるので、任意に整理する

または、2レイヤーモードのまま、アイコンをフォルダ分けすることもできる。 いちいち「アプリの管理」に切り替える面倒はあるが、アプリをたくさん入れている人は、こちらの方が使いやすいかも。

  1. ホーム画面で下から上にスワイプしてランチャーを開く
  2. 右上の「」をタップ→アプリの管理
  3. 「アプリの管理」でアイコンを動かし重ねるとフォルダを作れるし、並べ替えもできる

長期補償

ASUS Premium Care

Zenfoneシリーズ用の「ZenFone 国内延長保証パッケージトータル2年」(6,600円)は販売終了しており、Zenfone 10 には適用できない。

事故時の補償が必要な場合は、クロネコ「スマホもしも保険」(月額470円)などを検討しよう。

MVNOの補償サービス

MVNO各社が販売しているSIMフリー版は、一般に、各販売元が補償サービスを用意している。MVNOでは新規契約時よりも機種変更時の端末販売価格が上がるのが一般的なので、端末価格、月額料金、修理・交換時に支払う自己負担金などを考慮して、保証内容によっては入っておくと良いかもしれない。

例えば IIJmio では「端末補償オプション」が月額550円で提供されており、サービス利用時の交換代金は5,500円(1回目)と、比較的安めに抑えられていて利用しやすい。

IIJmioでの機種のみ購入価格は79,800円(2024年5月時点)で、補償料は最大2ヶ月無料なので、単純計算すると136ヶ月以内に1度でも利用すると元を取れる。実際にはスマートフォンを11年も使い続けられないし(先にメーカーのサポートが打ち切られると思う)、発売から時間が経つと値下がりすることも考慮すべきだが、本機のような比較的高額な機種でも補償料550円は良心的。故障したら電話一本で、翌日に交換機を届けてくれる利便性もある。

でも他社ではもっと高い保証料を取る所も多いので、本機の買い替えにかかる費用と、契約する会社の補償内容をよく見て判断しよう。

また、MVNOの補償サービスは回線を解約しても自動解約にはならず、不要になったら別個に解約手続きが必要なものもあるので、不要になったら解約を忘れずに。

トラブルシューティング(上級者向け)

本機のUSBデバッグを有効にして、ADBドライバ未導入のWindowsパソコンにUSB接続すると、デバイスマネージャの「ユニバーサル シリアル バス デバイス」以下に認識されるので、ここを右クリックして Google USBドライバをインストールする(他機種の例だが本機も同じ)

USBデバッグを使う

開発者向けの Android Debug Bridge (ADB)を使いたい時の操作。

一般的なAndroid機種と同様、「ビルド番号」欄を繰り返しタップすると有効になる。本機の場合は【設定 > システム > デバイス情報 > (一番下の)ソフトウェア情報 > ビルド番号】を繰り返しタップすると、開発者向けオプションが有効になる。

その後、【設定 > システム > 開発者向けオプション > USBデバッグ】をONにし、パソコンとUSB接続すると、本機の画面に「USBデバッグを許可しますか?」と表示されるので、OKする。

Windows 11 にはADBドライバが含まれており、本機のUSBデバッグをONにしてからUSB接続すると自動認識される。

Windows 10 では Google USB ドライバが必要になる。

本機のUSBデバッグをONにした状態でWindowsパソコンにUSB接続し、充電のみ(ファイル転送を選択しない)にしておくと、デバイスマネージャの「ユニバーサル シリアル バス デバイス」以下に認識される(右図)ので、この本機名を右クリックして、予めダウンロード・展開しておいた Google USB ドライバをインストールする。

なお、【設定 > システム > 開発者向けオプション > 開発者向けオプション】をOFFにすれば、開発者向けオプションを無効に戻せる。

ゴミアプリを無効化する

他のAndroid機種と同様、USBデバッグを使うと、消せないゴミアプリ(ブロートウェア (bloat ware))を無効化できる。

ただし、ADBは開発者向けのツールなので、ある程度詳しい人向け。最悪、端末が使えなくなることもあり得るので、一般にはお勧めしない

本機の場合、多くのプリインアプリは消せるし、消せない物は放っておいてもいいと思うが、どうしても気になる場合は、自己責任でどうぞ。

具体的には、例えば、こんな感じ。 (Windows 10 のコマンドプロンプトでの操作例。予め adb.exe があるディレクトリ(規定では C:\Program Files (x86)\Android\android-sdk\platform-tools)にPATHを通しておくか、カレントディレクトリを変更しておく。以下同様。)

> adb shell pm uninstall -k --user 0 com.facebook.services
Success

削除したいアプリをパッケージ名(アプリケーションID)で指定する必要があるが、いちいち調べるのは大変なので、まずはパッケージ一覧を取得しておくと便利。ただし大量に出てくるので、後で処理しやすいよう、ファイルに保存する。

adb shell pm list packages -f > packages.txt

パッケージ一覧が保存された packages.txt を任意のテキストエディタで開いて眺めつつ、無効にしたいアプリを抽出してゆく。

システム領域に入っているアプリは、多くが端末の動作に必須のアプリなので、無効にすると本機が動作しなくなることも考えられる。くれぐれも慎重に、自己責任で実施してもらいたいが、参考までに筆者が無効化したアプリは下記。

adb shell pm uninstall -k --user 0 com.facebook.appmanager
adb shell pm uninstall -k --user 0 com.facebook.services
adb shell pm uninstall -k --user 0 com.facebook.system

adb shell pm uninstall -k --user 0 com.android.hotwordenrollment.okgoogle
adb shell pm uninstall -k --user 0 com.android.hotwordenrollment.xgoogle
adb shell pm uninstall -k --user 0 com.android.providers.partnerbookmarks
adb shell pm uninstall -k --user 0 com.google.android.apps.youtube.music
adb shell pm uninstall -k --user 0 com.google.android.partnersetup
adb shell pm uninstall -k --user 0 com.google.android.projection.gearhead
adb shell pm uninstall -k --user 0 com.google.android.youtube

Facebook本体 (com.facebook.katana)、Facebook Messenger (com.facebook.orca)、Instagram、iフィルター、ebookjapan(ショートカット)は、端末の操作でアンインストールできる。

Google MeetGoogle TVなどのGoogleアプリも、端末の操作でアンインストールできるが、一旦消してもしばらく経つとまた勝手にインストールされる(-_-#。com.google.android.partnersetup を無効化すれば根を断つことができる。

筆者はワイモバイルを使っていて「Y!mobileメール」アプリをメッセージ(SMS)用に使っているため、Androidメッセージを無効化した。

adb shell pm uninstall -k --user 0 com.google.android.apps.messaging

また、筆者は他のIMEを入れているが、本機を再起動した後でGboardに切り替わってしまうことがあった。都度IMEを切り替えれば戻るものの煩わしいので、他のIMEを入れた後Gbordを無効化した。

adb shell pm uninstall -k --user 0 com.google.android.inputmethod.latin

ちなみに有効にしたい(戻したい)ときはこうする。

> adb shell cmd package install-existing com.google.android.inputmethod.latin
Package com.google.android.youtube installed for user: 0

ランチャーアイコンが復元しない場合は、ランチャーのキャッシュ消去などの操作が必要。

Google play ストアで配信されているアプリは、ストアでインストールすると復元する。この場合はランチャーアイコンも復活する。

参考リンク


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